岡山県瀬戸内市は、3つめのアートスポットとなる『港風のサーカス(Harborwind Circus)』を、牛窓ヨットハーバー横の「ヨットハーバー南側公園」にて11月27日(水)に設置。これに合わせ、カフェでの限定メニューやプレゼントキャンペーンを実施している。
アートスポットを起点とした地域活性化
瀬戸内市は、牛窓地域にパブリックアートを新たに整備することで、観光地の魅力創出を図り、国内外からの観光誘客の促進を図っている。
牛窓に設置された3つのアートスポットを起点として、地域のさらなる魅力をひきだす総称は「牛窓アートハルモニア」。「Harmonia」はギリシャ語由来の「調和」を意味する言葉で、「日本のエーゲ海」と称される牛窓にちなんで命名された。
現在、アートスポットは、牛窓オリーブ園の『ランデヴー』、2023年12月に前島港にて設置した『The Reflective eye』、今回ヨットハーバー南側公園に新設された『港風のサーカス』の3つ。これらが、牛窓の美しい自然景観とあわさることで、新たな魅力を生み出し、地域の活性化に貢献することを目的としている。
豊島を拠点に活躍するusaginingen
『港風のサーカス』を手掛けたのは、豊島を拠点に世界を舞台に活躍するusaginingen(ウサギニンゲン)。自作の映像機器と楽器を使用した家族によるパフォーミングアートグループだ。
2011年にドイツ・ベルリンで活動を開始し、2016年に瀬戸内海の豊島に拠点を移し、劇場をオープン。アナログとデジタルを融合させたパフォーマンスが高く評価され、2014年にアイスランドのReykjavik Visual-Music Festival でグランプリを受賞。国内外の芸術祭や教育機関などで幅広く活動している。
2店舗にてオリジナルメニューを提供
『港風のサーカス』の設置に合わせて、「牛窓アートハルモニア」の特設サイトをオープン。牛窓アートハルモニア×キノシタショウテンの限定メニューやプレゼントキャンペーンも実施する。
作品の完成に合わせて、牛窓のアートスポットをイメージした期間限定メニューをスペシャリティコーヒーで名高い「キノシタショウテン」が開発。11月27日(水)〜2025年2月28日(金)の期間限定で、瀬戸内市牛窓の姉妹店2店舗にてオリジナルメニューを提供する。
「港の中のキッサテン」では『港風のサーカス』をイメージした「梨と甘酒のスカッシュ」880円(税込)、
「山の上のロースタリ」では『ランデヴー』をイメージした「天然酵母のオリーブスコーン」748円(税込)が登場。牛窓のアートとともに味わってみよう。
SNSプレゼントキャンペーンを実施
また、3つのアートスポットを巡って撮影した作品の写真を、「#牛窓アートハルモニア」を付けてSNSに投稿するとプレゼントがもらえるキャンペーンも開催する。投稿画面を「瀬戸内市観光センター瀬戸内きらり館」か、瀬戸内きらり館休館日の火曜日は「牛窓海遊文化館」でスタッフに提示する。12月29日(日)~2025年1月3日(金)は除く。先着200名に「牛窓アートハルモニア」のロゴと3つのアート作品をデザインしたオリジナルマスキングテープがプレゼントされる。
牛窓の美しい海と空、町並みが含まれた作品
11月27日(水)に行われた設置発表会では、瀬戸内市長・武久顕也氏が「牛窓には地域の力と魅力がたくさんあると感じています。この作品設置が、牛窓に目を向けていただき、足を運んでいただくきっかけになればと思います。」と挨拶した。
また、usaginingenの平井絵美氏は「牛窓の美しい海と空、町並みが含まれた作品になればと思い、球体など映り込むような素材を使用しています。この場所や作品を見る人を映しこんで作品は完成します。
『港風』はこの牛窓の町から受けた印象、『サーカス』はこの場所がより楽しくユニークでみんなの得意を披露できる場になればと思い、『港風のサーカス』と名付けました。」とコメントしている。
牛窓のアートスポットを巡って、地域の魅力を体感してみては。
牛窓アートハルモニア特設サイト:https://www.i-setouchi.org/harmonia
■港の中のキッサテン
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓5417-7牛窓ヨットハーバー2階
■山の上のロースタリ
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1 2階
(山本えり)