舞台芸術創造事業、人財開発研修事業を行うヒューマンデザインが2025年に上演する、「音楽座ミュージカル」による『リトルプリンス』(原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』)の上半期の上演日程が決定した。
一貫したテーマのオリジナル作品を上演
「音楽座ミュージカル」は、1987年の旗揚げから現在に至るまで、一貫したテーマのオリジナルミュージカルを創り続けている。
それぞれの作品は、「生きる」ことの根源を問いかける精神性とオリジナリティを高く評価され、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など多くの演劇賞を受賞している。
『星の王子さま』原作の「リトルプリンス」
1993年に初演後、『星の王子さま』の世界で唯一のミュージカル化権を取得して上演を続けてきた、音楽座ミュージカルの『リトルプリンス』。
平成五年度文化庁芸術祭賞・第三回読売演劇大賞優秀女優賞・第三回読売演劇大賞優秀スタッフ賞・第六回読売演劇大賞優秀スタッフ賞・第26回 平成18年度 日本照明家協会賞 優秀賞・東京芸術劇場 ミュージカル月間優秀賞など、数多くの演劇賞を受賞し、2022年、ライセンス貸与により東宝製作で上演されるなど、長く愛されてきた作品だ。
ストーリー概要は以下。
「ある霧の深い夜、夜間飛行に飛び立った飛行士は、エンジンの故障で砂漠の真ん中に不時着した。その砂漠で、飛行士は星から来たという不思議な少年(星の王子)と出会う。
『羊の絵を描いてほしい』としつこく迫る王子に辟易する飛行士だったが、スケッチブックに描いた『象を呑み込んだウワバミ』の絵を言い当てられたことをきっかけに、次第に心を開いていく。
飛行士に、自分が住んでいた小さな星や、そこを飛び出すきっかけになった花のことなどを話す王子。飛行士は王子の体験を自分に重ね、深く受け止めていくのだったー。」
新演出での上演
今回は振付にKAORIalive氏を迎え、相川タロー・ワームホールプロジェクトによる新演出で上演する。
メインビジュアルは、フランスの漫画『バンド・デシネ』作家、ニコラ・ド・クレシー氏の手によるもの。
『天空のビバンドム』『レオン・ラ・カム』などの作品で知られる同氏に、今回の演出イメージをもとに描き下ろしてもらった。
2025年上半期は、音楽座ミュージカルのホームタウンにある町田市民ホールで行われる、2025年5月24日(土)の上演を皮切りに、草月ホール、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでの上演が予定されている。
チケット価格は会場や席の種類などによって異なるので、詳しくは公式サイト等を参照してほしい。イベントは随時追加される場合があるので、最新情報は公式サイト・SNSの情報をチェックしてみて。
■音楽座ミュージカル『リトルプリンス』
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』
脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト
音楽:高田浩・金子浩介・山口琇也
振付:KAORIalive
音楽座ミュージカルWebサイト:https://www.ongakuza-musical.com
(鈴木 京)