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大分県が、河川氾濫の危険度を色分け表示する蛍光色の避難目安水位ラインを採用

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玖珠川のメルヘン大橋 量水標

シンロイヒは、大分県が令和6年度より河川の防災対策として導入を進める「河川の氾濫の危険度を色分けして表示する取り組み(量水標)」において、同社の「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」が採用されたことを発表した。

「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」導入

近年、激甚化する水害から住民の命を守るため、迅速かつ的確な避難行動が求められている。大分県ではこの課題に対し、河川の水位状況を視覚的に分かりやすく伝え、住民の避難判断を支援する新たな試みとして、「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」の導入を決定。

例えば、今年5月にNHKニュースWEB(※)でも紹介された日田市の事例「迅速な避難の一助に 日田市などの河川の水位を色分け表示」のように、視覚的情報は避難行動の大きな助けとなるという。

水位状況を視覚的に伝え、迅速な避難行動を促進

令和6年度 大分県 量水標設置工事実績写真一覧

大分県は、ライブカメラを設置している日田市や中津市、宇佐市などの河川の護岸や橋脚など、まず17箇所に「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」を設置。

「氾濫注意水位」は黄色で塗装し「注意」の文字を表示、「避難判断水位」は赤色で塗装し「警戒」の文字を表示、「氾濫危険水位」は紫色で塗装し「危険」の文字を表示、といったように河川の水位状況を視覚的に分かりやすく伝え、迅速な避難行動を促進する。

大分県では、令和9年3月までに、河川カメラを設置している残りの62箇所についても「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」の設置を進める予定だという。

シンロイヒについて

今回、大分県に「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」を提供したシンロイヒは、大日本塗料のグループ会社で、蛍光顔料、蛍光塗料、蛍光テープを製造販売。世界トップレベルの耐候性を有する蛍光顔料「F-10シリーズ」を有している。

「F-10シリーズ」と大日本塗料由来の塗料技術を組み合わせ開発された高視認性蛍光反射塗料「スーパールミノVトップ」、高対候性蛍光塗料「ルミノヘリサイン」は、蛍光塗料の中で世界トップレベルの耐候性を誇っているとのこと。高層ビルの屋上にある緊急離発着場や緊急救助用スペース、公共建築物の屋上に設置され災害時に遠方から飛来するヘリコプターの目印(ランドマーク)になるヘリサイン等にも使用されている。

その他、シンロイヒの過去のリリース例には、駅のプラットホームの転落防止対策に使用される高視認性蛍光塗料「ルミライン#100」や、施設のエントランス・工場等に使用される透明滑り止め塗料「グリップペイントNEO」がある。

今後も地域の安全・安心に貢献

シンロイヒは、今回「蛍光色の避難目安の水位ライン表示」が採用されたことを、同社の蛍光反射塗料が持つ優れた視認性と耐久性が、この用途に最も適していると高く評価された結果であると認識。

大分県によるこの先進的な取り組みは、他の自治体における防災対策のモデルケースとなる可能性を秘めており、同社としても今後も地域の安全・安心に貢献できるよう、技術開発と製品提供に尽力していく考えを持っている。

シンロイヒは、今後も地域の防災力向上に貢献するため、“避難スイッチ”としてこの「蛍光色の避難目安の水位ライン」を全国に普及させる取り組みを推進。さらに、蛍光色の機能を活かし、多くの命を守る製品開発を目指していくとのことだ。

大雨時には、迅速な避難を促進する「避難目安の水位ライン表示」を役立てるとともに、シンロイヒの今後の展開にも注目しよう。

シンロイヒ:https://sinloihi.co.jp
令和6年度 大分県 量水標設置工事実績写真一覧:https://sinloihi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/06/ryosui_ooita202506.pdf

※NHKニュースWEB(日田市の事例):https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20250529/5070021402.html

(佐藤ゆり)

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