
ウイスキー文化研究所は、12月26日(金)、東京都渋谷区にあるウイスキー文化研究所 セミナールームにて、「シングルモルトマラソン第19回」を開催する。『完全版シングルモルトスコッチ大全』(小学館)をテキストに、ウイスキー評論家・土屋守氏が解説し、その掲載ボトルをアルファベット順に飲んでいくセミナーで、約2年にわたり開催してきた同セミナーの最終回となる。
「シングルモルトマラソン」最終回開催
ウイスキー文化研究所が2001年から実施しているウイスキーに関することを学ぶスクール、ウイスキースクール。ウイスキーの製造、トリビア、ペアリング、テイスティング技術などさまざまな視点から、10~20名の小規模開講をしてきた。
2023年10月には、東京都渋谷区に、過去最大規模の81人が着席できる新セミナールームを開設し、ウイスキースクール事業を展開している。セミナーには、バーテンダー、酒販関係者に加え、一般のウイスキー愛好者も参加可能だ。
今回、セミナールームで開催されるのは、「シングルモルトマラソン第19回」。約2年続いた同セミナーの最終回となる。2021年5月に出版された『完全版シングルモルトスコッチ大全』をテキストに、ウイスキー評論家・土屋守氏が各蒸留所の歴史や最新トレンドを解説し、掲載ボトルをアルファベット順にテイスティングしていく。
『モルトウイスキー大全』や『ブレンデッド大全』の改訂版刊行時に開催されていた、全掲載ボトルを走破する伝説の「モルトマラソン」「ブレンデッドマラソン」が、コロナ禍を経てウイスキースクールに帰ってきた。
7種のテイスティングアイテム

「シングルモルトマラソン第19回」でテイスティングを予定しているのは、「アードナッホー ファーストリリース」「バリンダロッホ ヴィンテージリリース 2016」「ダフトミル 2011 サマーリリース」「マーレイマクダヴィッド ダルメニャック 2016 7年」「グラスゴー 1770 オリジナル」「ホーリルード アンビア」「インチデアニー キングラッシー ダブルマチュアード」の7種。なお、内容は一部変更になる場合がある。
日時は12月26日(金)19:00~20:30、東京都渋谷区のウイスキー文化研究所 セミナールームにて行われる。受講料は5,500円(税込)で、同社オンラインショップから申込可能だ。
ウイスキー文化研究所について

ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守氏が代表を務めるウイスキー文化の普及団体。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキー・酒文化全般を深く学ぶべく研究を重ね、情報の収集および発信を行っている。また、業界関係者と連携しながら、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文化の普及を目的とした取り組みを企画・立案、実施してきた。
主な活動として、国内唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベント企画・運営のほか、ウイスキーに関する知識や鑑定能力を問う「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」を主催。2019年からは、日本で唯一となる世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営している。
ウイスキー評論家・土屋守氏について

ウイスキー文化研究所代表・土屋守氏は、1954年新潟県佐渡に生まれた。学習院大学文学部を卒業後、週刊誌記者を経て1987年に渡英。スコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、1998年にはハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の一人に選ばれる。2014年9月~2015年3月放送されたNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』では、ウイスキー考証として監修を務めた。
『シングルモルトスコッチ大全』『ブレンデッドウィスキー大全』(小学館)、『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)、『ウイスキー完全バイブル』(ナツメ社)など著書多数。隔月刊誌『Whisky Galore』の編集長のほか、TWSC、ジャパニーズウイスキーの日実行委員長も務める。
約2年続いたモルトマラソンが、ついに完走の時を迎える。シングルモルトの奥深さを体感する一夜に参加してみてはいかがだろうか。
■シングルモルトマラソン第19回
開催日時:12月26日(金)19:00~20:30
会場:ウイスキー文化研究所 セミナールーム
住所:東京都渋谷区広尾1-10-5 テック広尾 2F
詳細:https://www.scotchclub-shop.org/items/126688582
ウイスキー文化研究所HP:https://scotchclub.org
(Kanako Aida)