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【長野県】野沢温泉村7スキー場に寄付してすぐ滑れるリフト券「さとリフト」登場。スマホで3分!

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長野県・野沢温泉村が、ふるさと納税返礼品として、スマホで約3分の寄付で即日滑ることができ、寄付後すぐに使えるリフト券「さとリフト」を導入した。今季は7エリアのスキー場にて利用可能となっている。

雪山離れを止める新ふるさと納税

2022年以降の物価高騰の影響で、スキー場のリフト券は全国的に値上げ傾向が続いている。燃料費・人件費・設備費の高騰により、特に若者・子育て世代の利用が減り、「スキー、スノーボードに行きたいけれど、家計的に行けない」という層が急増している。


野沢温泉村が導入した「さとリフト」は、ふるさと納税の受付機能と、スキー場のリフト搭乗ゲートのシステムを連動させることで、返礼品を利用者が保有するリフト券ICカードにチャージすることができる機能。ふるさと納税を通じて、リフト券を定価で即時チャージすることができる。

スマホで約3分の寄付で即日滑れる仕組み


従来のふるさと納税は、返礼品到着まで約1週間かかっていたが、リフト券返礼品の“待ち時間”を、ふるさと納税史上初(※)のリアルタイムリフト券発行によって解消した。スマートフォンで3分、ふるさと納税してそのままゲレンデで楽しむことができるので、年末の“控除枠が余った人”に最適だ。


「さとリフト」では、使用済みのリフト券ICカードや、村内の観光案内所や一部の宿泊施設にて購入できる「野沢温泉ホワイトカード」に「チャージ」で寄付すると、リフト券情報が即時チャージされ、「寄付後すぐ滑れる」が可能になる。

役場などが休暇に入っている“大晦日に寄付した元旦に野沢温泉で初滑り”も実現できる(寄付証明書、ワンストップ特例申請に関する書類は後日郵送)。

家計にやさしくスキー場に貢献できる

「さとリフト」は、利用者は家計負担を減らして滑ることができ、自治体は独自財源が生まれ、スキー場は定価売上で経営が安定という三方よしのモデルで、安心して利用できるのが特徴。年末の駆け込み寄付にも間に合い、新しいスキー場支援モデルとして注目されている。

「さとリフト」を利用した40代ファミリーは、「家族でスキーに行く時間が一番の幸せなのですが、近年のリフト券の値上げには正直悩んでいました。今回初めて“さとリフト”を利用したところ、ふるさと納税したその日にすぐ使えて驚きました。家計にもやさしく、そして大好きな野沢温泉に少しでも貢献できるのがとても嬉しいです。この仕組みがあれば、これからも子どもたちをたくさん野沢温泉に連れて来られます。」とコメントしている。

今季は7エリアのスキー場で対応

今季「さとリフト」に対応予定のスキー場は、野沢温泉スキー場、エイブル白馬五竜&Hakuba47、白馬八方尾根、白馬岩岳、白馬さのさか、白馬乗鞍・白馬コルチナ、栂池高原の7エリア。2026年末までに野沢温泉村・白馬村・小谷村、3村合計で前年比10倍となる3,000件の寄付を目指しており、地域財源は約4,500万円増を見込んでいる。


野沢温泉・上野雄大村長は「観光地としての魅力を守りながら、住民や来訪者の双方に還元できる仕組みを導入できたことを嬉しく思います。本取組が、地域を守り、未来のスキー文化を支え、次世代へとつなぐ村づくりに寄与することを期待しています。」とコメント。


野沢温泉スキー場・片桐幹雄社長は「近年は物価上昇が続いており、私たちもスノーリゾートの快適・安全な運営のための値上げが避けられない状況となっています。その中においても、私たちは野沢温泉を長く応援してくださってきた国内のお客様に来ていただけるような工夫を続けています。 “さとリフト”は経済的な負担をおさえて野沢温泉を楽しめる仕組みですので、ぜひ使ってみてください。」とコメント。


野沢温泉スキークラブの森晃会長は、「さとリフトの仕組みは、これからの中長期的な村のスポーツの発展に寄与する新しい取り組みです!野沢温泉スキークラブも応援しています!」とコメントしている。

野沢温泉に出かけて「さとリフト」を利用して、スキーシーズンを楽しんでみては。

さとリフト公式サイト:https://satolift.jp

※2025年11月、運営会社調べ:地域通貨や引換バウチャーの発行、リフト券販売窓口でのリフト券との交換を伴わない方式において国内初。特許取得済み(特許第7430439号)の仕組みで、自動発券機でリフト券を発行する機能の技術が特許対象となっている

(山本えり)

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