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【千葉県東庄町】ドローンを活用した通学路安全見守り事業、学校敷地内限定で実証開始!説明会も開催

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東庄中学校に設置されたドローンとドローンドック

東庄町および東庄町教育委員会では、児童・生徒の安全な登下校を支援し、教職員の働き方改革を推進することを目的として、「東庄町ドローンを活用した通学路安全見守り事業」のフェーズ1となる実証実験を、東庄町立東庄小学校・東庄町立東庄中学校にて12月15日(月)より開始した。

これに伴い、2026年1月19日(月)19時より、東庄町役場 多目的ホールにて説明会を開催する。

フェーズ1では学校敷地内のみで運用

東庄小学校に設置されたドローンとドローンドック

同事業は、町が保有するドローン「DJI Matrice 4」およびドローンドック「DJI Dock3」を活用し、学校敷地内および将来的には通学路における児童・生徒の下校時の様子を見守る取り組みだ。

フェーズ1では、まず学校敷地内での運用に限定し、安全性や運用体制の検証を行う。小学校2日、中学校2日の週4日、有資格者による管理体制のもと、遠隔操作による自動運航で、学校敷地内上空でのドローンによる見守り飛行を実施する。

検証においては、児童・生徒および地域住民のプライバシーに十分配慮。撮影は見守りに必要な場合に限定し、常時録画は行わない。また、民家や住宅内部を撮影することはない。そして、外部へのデータ提供は行わないほか、撮影データは約2週間を目安に管理し、その後削除するとしている。

事業実施の背景と経緯

同事業は、「ドローンと教育分野を組み合わせた新たな取り組み」を検討する中で、教育委員会から提起された教職員の働き方改革の観点から、見守り業務を効率化できないかという課題をきっかけに始まった。

中学校では、前年度に実証実験を行っており、その成果を踏まえ、今年度はドローンドックを各学校に設置し、対象人数や範囲を拡大。

小学校・中学校それぞれにドローンとドローンドックを2機ずつ設置し、計4機のドローンが常設されている。学校敷地内に町がドローンドックを設置する取り組みは、全国的にも先進的な事例だそう。

今後の展開

今後は、フェーズ1での検証結果を踏まえ、フェーズ2として、児童・生徒の通学路上空での見守り運用を検討する方針。その際には、地域住民や保護者を対象とした説明会を開催し、理解を得ながら段階的に進めていく予定だ。

また、職員室等で映像を共有できる体制の構築や、AIによる異常検知機能の活用も検討しているという。

岩田町長・石橋教育長のコメント

岩田町長は、「東庄町では、農薬散布や物流をはじめ、さまざまな分野でドローンの活用を進めています。本事業についても先進的に取り組み、他の自治体にも横展開できるよう、データの蓄積と検証を進めていきたい。」とコメント。

石橋教育長は、「ドローンを活用することで、見守りに係る教職員の時間や人員を削減できると期待しています。今後は本事業をきっかけに、プログラミング教育など、教育分野への幅広い展開も検討していきたいと考えています。」とコメントしている。

ドローンを活用することで、安全な登下校支援と教職員の働き方改革を推進する、東庄町での取り組みに注目だ。

■実証実験の概要
事業名称:東庄町ドローンを活用した通学路安全見守り事業
実施主体:東庄町・東庄町教育委員会
事業委託先:国際ドローン協会
実施期間:12月15日(月)~2026年3月31日(火)
実施場所:東庄町立東庄小学校 ・東庄町立東庄中学校
※フェーズ1では学校敷地内のみで実施
※フェーズ2では通学路を含む運用を予定

(Higuchi)

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