
フランス世界遺産で、日本人アーティストが箏コンサートを開催!その資金を補填すべく、2月現在、クラウドファンディングサイト・Kickstarterにて支援者を募集中だ。
2人の箏曲演奏家によるプロジェクト
菊凪ゆうこ氏と鈴木泉芳氏は、東京を中心に活動をしている箏曲演奏家。彼女たちは伝統芸能を継承し、日本文化と現代の創造性を世界に伝えるためにプロジェクト『日本伝統楽器「箏」が紡ぐ文化交流のハーモニー』を立ち上げた。
その第一回として、3月29日(日)~4月4日(土)にかけて、フランスのトゥールーズ市を中心に、美術館、図書館、古城、世界遺産などでコンサートが開催される。

菊凪ゆうこ氏は、1998年生まれで福岡県出身。 5歳より箏、15歳より三絃を始める。筑紫女学園高校を卒業し、東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻を卒業した。
2022年には、大手町縁日、エコプロなどに多数出演し、第29回賢順記念全国箏曲コンクール奨励賞、第21回くまもと全国コンクール優秀賞といった受賞歴をもつ。2025年には、大阪万博Expo、サウジアラビア国交70年樹立記念祭にて演奏した。

鈴木泉芳氏は、1998年生まれで岡山県倉敷市出身。3歳より箏を、8歳より三味線を、10歳より胡弓、鼓、17絃及び華道をはじめる。ノートルダム清心学園を経て、東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻を卒業した。
台湾グランドコンサートや、ヨルダン大使公邸、第50回日本ニュージーランド経済人会議、フィンランド拠点で活動する「Boston Promenade」来日公演、大阪万博EXPOでの演奏経験をもつ。
また、2人の協奏『さらし風手事』は、1952年に箏曲家である宮城道雄が作曲。日本の伝統的な箏の音階に西洋的な構成を融合させた曲で、自然と人の営み、伝統と近代を結びつけた力強く躍動感ある箏二重奏曲だ。
構成の上では、はじめに提示された主題が、中間部で転調しながら発展し、再び戻ってくるというソナタ形式が用いられている。箏曲はその歴史の中で、西洋音楽の影響も受けているそう。そんな箏曲を聴くことで、伝統は孤立するものではなく、国や時代を超えて互いに影響を与え合い、深め合ってきたと実感できるだろう。
コンサート会場となるフランス世界遺産

コンサート会場となるのは、フランス世界遺産。
「トゥールーズ ロートレック美術館」は、13世紀に建てられた要塞宮殿を1922年に美術館として開館。1905年までアルビ司教の居住地だった。

「ポール デュピュイ貴重美術館」は、トゥールーズの歴史に情熱を注ぐ収集家であり、美術愛好家だったポール・デュピュイ氏が購入した建物を美術館にした建物だ。

「ジョゼ カバニス メディア図書館」は、トゥールーズ市内に所在する近代的な中央図書館。
アーチ構造を持つこの施設は、トゥールーズの都市計画と街の機能を調和させている。

「ビロン城」は、1928年以降、フランス文化省によって歴史的記念物に指定されている建物。
何世紀にもわたって天守、居住区、礼拝堂、厨房が増築され、今では観光地として修復されている。

オーリニャック文化の洞窟壁画で有名な「ラスコー洞窟」は、1979年にユネスコの世界遺産に登録。
内部には馬や山羊や人間の壁画が描かれており、これらは20,000年前のクロマニョン人の手によるものだそう。
クラファンでは様々なリターンを用意
3月23日(月)7:15UTC+09:00まで実施中のクラウドファンディングでは、コンサートのより詳細な情報や、様々なリターンを展開している。
伝統を単に守るだけではなく、現代の社会に根ざした形で伝え、日本の文化を世界にひろげるために、人々の応援が、1000年以上続く伝統と、100年後の誰かの心を動かす未来をつなぐきっかけに。クラウドファンディングを通して、菊凪ゆうこ氏・鈴木泉芳氏と共に、未来を創造する仲間になってみては。
Kickstarter:https://www.kickstarter.com/
プロジェクト名:日本伝統楽器「箏」が紡ぐ文化交流のハーモニー
日本伝統楽器「箏」が紡ぐ文化交流のハーモニー公式note「◇◇日本伝統楽器「箏」が紡ぐ文化交流のハーモニー◇◇」:https://note.com/kixton/n/n5b61bfb6cb2b
2人の協奏『さらし風手事』:https://youtu.be/STuNlJZsM9c
(佐藤ゆり)