
スタービレッジアストロノミーキャンプ(SVAC)実行委員会が、今年も天文学と宇宙科学をテーマにした学習イベント「スター ビレッジ アストロノミー キャンプ 2026」(以下、SVAC)を開催する。開催日は、8月1日(土)、2日(日)。場所は、奈良県吉野郡上北山村の「とちの木センター」だ。
奈良県を「アストロツーリズムの聖地」へ
かつて日本の中心であった奈良県は、豊かな歴史と文化を誇り、多くの観光客が訪れている。一方、奈良県内には公開天文台がなく、プラネタリウムや科学館など子どもたちが星空や宇宙の壮大さについて学ぶ場所や機会が不足しており、宇宙との繋がりが乏しいエリアでもある。
こうした奈良県の状況を打破し、次世代を担う子どもたちに夢と科学への興味を育む場を提供したい。そして、上北山村の満天の星空というすばらしい自然環境を生かし、地域活性化に繋げたい。その思いから、SVACはスタートした。学びと感動を通じて、奈良県を「アストロツーリズムの聖地」へと押し上げる挑戦の第一歩となる。
「SVAC」が掲げる5つの目的
「SVAC」は、以下の5つの目的を掲げている。
1つ目は、地方創生への貢献。イベントを通じて上北山村への誘客を促進し、地域の魅力を全国に発信する。
2つ目は、教育機会の創出として、奈良県の特に山間部に住む子どもたちに、最先端の科学に触れる機会を提供し、知的好奇心を育むことだ。
3つ目は、学習環境の改善。奈良県における天文・宇宙分野の学習環境を豊かにし、地域全体の科学リテラシー向上を目指す。
4つ目は、宇宙人材の育成。第一線で活躍する研究者との交流を通じて、未来の宇宙開発を担う人材を育成する土壌を育む。
5つ目は、アストロツーリズムの推進。奈良の美しい星空を核とした新しい教育観光コンテンツを確立し、持続可能な地域振興モデル構築を目指す。
2日間で合計22講座が開催予定

会場の「とちの木センター」
「SVAC」では、大学教授から若手研究者、さらにさまざまな分野で活躍する専門家が上北山村に集結する。2日間で合計22講座が開催予定。小学生から大人まで、レベルに合わせて楽しめる多彩な講座とワークショップを用意する。また、空き時間には、対応可能な講師との交流コーナーも設けられる予定だ。

昨年のワークショップの様子

主な登壇講師には、現在22名が発表されている。
大学関係者では、近畿大学大学院 理工学研究科 博士後期課程3年 高エネルギー天体物理学研究室の青木悠馬氏、大阪工業大学 情報科学部情報システム学科教授の真貝寿明氏、宮崎大学 工学教育研究部助教授の鈴木寛大氏、立命館大学 天体物理学研究室准教授の鳥羽儀樹氏、大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科教授の鳥居隆氏、奈良教育大学 理科教育講座教授の信川正順氏、大阪工業大学 工学部総合人間学系教室 教授の松浦清氏、大阪工業大学 工学部 人文学系教室准教授の横山恵理氏が登壇する。
さらに、研究機関からは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)新事業促進部部長の岩本裕之氏や、理化学研究所 玉川高エネルギー宇宙物理研究室 基礎科学特別研究員の盛顯捷氏、宇宙科学教育研究所代表の田間豊常氏、国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 特任専門員の米谷夏樹氏に加え、同野辺山宇宙電波観測所 特別客員研究員も務める宇宙系Vチューバーの星見まどか氏らが名を連ねる。
また、アストロコネクト代表取締役の荒井大作氏、星のソムリエ機構理事で、ちはや星と自然のミュージアム解説員を務める井阪あゆみ氏、ムーン・アンド・プラネッツ代表の寺薗淳也氏、星と宙のキヲク代表で星空空間デザイナー・星空案内人のスガワリョウ氏、ダジック・アース・プロジェクト 理事 事務局長の土井正治氏、移動科学館Science a Go Go代表の松元理沙氏、宇宙カルチャー推進協会の理事・テクニカルディレクターの和田直樹氏も登壇する。
参加は、公式サイト「参加者申し込み」ページのフォームより申込が可能だ。
この夏は、宇宙教育イベント「スタービレッジアストロノミーキャンプ 2026」をチェックしてみては。
■スタービレッジアストロノミーキャンプ 2026
開催日時: 8月1日(土)〜2日(日)10:00〜18:15
会場:上北山村 とちの木センター(旧上北山小学校)
住所:奈良県吉野郡上北山村河合107
受講料:1コマ1000円(その他、材料費のかかる講座もある)
公式HP:https://svac2024.studio.site
講師一覧:https://svac2024.studio.site/instructor2026
(熊田明日良)