社会がユメをソダテ、ユメがヒトを育て、ヒトが社会を照らす循環づくりのために
障がいがあってもなくても"ユメのタネ”に気づき、これをソダテ、カナエる過程で、主体性と自由を得ることを目指したイベント
はじめまして。NPO法人ユメソダテ代表の前川哲弥と申します。私たちは「誰もが"ユメ"のタネを見出し、育み、かなえることができる社会」を目指し、1人1人のストーリーに耳を傾け、一緒に"ユメのタネ"を見つけ、育てる活動をしています。
メンバー紹介
前川哲弥:理事長。15歳になる知的障がいのある青年の父。元農林水産省、OECD。現在、経営者。「社会がユメをソダテ、ユメがヒトをソダテ、ヒトが社会を照らす循環創り」に挑む。(メイン画像の親子)
坂本清子:理事。アパレル企業特例子会社事業責任者として障がいのある人の雇用の最前線で奮闘中。「ワクワクの化学反応」を目指して参加。
椎名雄一:理事。日本心理療法協会代表理事、精華学園高等学校長として永年、鬱やひきこもり、発達障がいのある人たちに向き合いってこられ「ユメで人がつながる社会づくりのために」と参加。
鈴木悠平:理事。LITALICO発達ナビ・仕事ナビ編集長として活躍中。「一人ひとりが自分の物語を紡いでいける社会に」「小さな声が未来を変える可能性をユメで終わらせないために」と参加。
谷山啓太:理事。永年、生きづらさを抱えた子供たちに寄り添い続けてこられたキャリアコンサルタント。「誰もが大切にされる社会に」と参加。
西きょうじ:理事。ベストセラー参考書、ポレポレ英文読解~さよなら自己責任まで著書多数。数十万人に及ぶ教え子に、英語を通じて、人生を語ってきた先生。「みんなでやさしい社会をつくっていきたい」と参加。
前川由美:理事。お稽古教室主催。永年、多くの女性たちの心に寄り添い続けてきた。「まずは隣の人を笑顔に幸せに!」と参加。
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障がいのある人の多くは、社会的に分離されていたり、周りが過保護になることが多いため、活動も制限されやすく、"ユメのタネ”をみつけ、育てるために不可欠な”豊かな人間関係”が限られています。そして、支援をする多くの施設や企業は、当事者のやる気や意欲の欠如につまずいています。
しかし、障がいがあっても、夢や目標を持つことはできます。そして、それが社会参加や就労への意欲を育てることにつながります。
夢は、以下の段階をへて育つことが知られています。1.感動体験 2.あこがれ 3.夢 4.人生の目標
子どもも大人も、心を動かされると、感情記憶が生まれます。この感情記憶が、親などの身近な大人に承認されることで、「あこがれ」が誕生します。次に、友人との交流の中で、自身の個性に気づき、多様な憧れを知り、「あこがれ」が重なり合って雪だるまのように大きくなります。「夢」の誕生です。その後、信頼できる多様なの大人との交流の中で、「夢」が「社会」と照合され、何度も夢の再定義がなされ続け、具体性や社会性を増し、人生の目標に育っていきます。(※「ユメ」とは、好きなこと、感動、あこがれ、夢、希望、目標の総称。)
ユメは、個人の中に生まれるものですが、社会が育てるものです。"ユメ"のタネを見つけ、育てるためには、親、友人、信頼できる大人というキーパーソンとの豊かな関係が必要です。”社会”が、"ユメのタネ”の発見と発達(=ユメソダテ)をうながし、社会にかかわる意欲と主体性を育てるのです。そして、この意欲と主体性の先には、自ら正しい判断ができるという意味での”真の自由”を獲得することができます。障がいのある当事者たちが、援助を受けるだけでなく、自ら人の役に立つことに喜びを感じ、応援者との出会いを重ねるなかで、人生を切り開いていける社会を作ろう、そう思ったのです。
逆に、家庭での不和や友人の欠如、信頼できる大人との交流不足といった現状では、「心のひきこもり」が生じ、心のうちに持つ感動体験が"ユメのタネ”であることに気づけなかったり、多様性と個性を発見できなかったり、具体性や社会性を持てなかったりしてしまうのです。
自らが"ユメ"のタネを見いだし、育て、その実現に向けて応援してくれる人々と交流しながら、彼らがいきいきと活躍できる社会にしたいのです。
そこで私たち7人は、2018年9月NPO法人ユメソダテ https://yume-sodate.com を設立しました。私たちの現在の活動は主に以下の2つです。
1. ユメキク活動:ユメのタネをみつけ芽吹かせるための傾聴活動。障がいのある当事者やそのご家族と信頼しあえる関係を築きながら、1人1人のストーリーにじっくりと耳を傾け、"ユメ"のタネを見いだし、芽吹かせるための「傾聴」を行っています。
2. ソダテ・カナエ活動:少人数を対象に事例研究的に、当事者に伴走者をおき、一緒に目標設定をし、環境を整え、挑戦し、傾聴し、観察し、ネットワークをつくって共働するテーラーメイド・サポートを行い、皆様に発信していくとともに、ゆくゆくは、ユメソダテ・ノウハウの確立を目指します。今春スタート。
これまで2回のユメへの作戦会議を開催し、テレビ埼玉と、テレビ神奈川で放映され、一新塾で「主体的市民賞」を受賞しました。(以下、ダイジェスト動画参照)
2018/9 第1回「ユメへの作戦会議」 ダイジェスト版(5分)https://youtu.be/vMiz_6Gp8BI
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=vMiz_6Gp8BI ]
2018/11 「主体的市民賞」受賞 by 一新塾 https://www.isshinjuku.com/
2019/1 第2回「ユメへの作戦会議」 ダイジェスト版(6分)https://youtu.be/14NGlSDyt_w
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=14NGlSDyt_w ]
2019/3 ReadyforにてCloud funding「障がいがあっても、ユメのタネを育み、かなえられる社会へ」を実施。「注目のプロジェクト」のトップ(以下の画像)にもなり、公開9日間で目標達成。最終的に168名の支援を得て達成率153%。
https://readyfor.jp/projects/yumesodate の「新着情報」で、医師、看護師、福祉関係者、農家、学者、当事者等沢山の方々から寄せられた応援メッセージをご覧いただけます。
第3回イベントとなる今回の「ユメへの作戦会議」は、いつものように、傾聴希望者と傾聴者が一対一で行うユメキク活動や、障がいや生きづらさがあってもユメに向かって活動をしている当事者や支援者が出店し、来場者とふれあい、繋がるマルシェを行いますが、これらに加え、以下の3つを行います。
〇 「ユメソダテの木ワークショップ」by 椎名雄一理事&高校生(会場から集めたユメでユメソダテの木を作成し、共感するユメにしるしをつけるワークショップ)
〇 傾聴対談「みんな変わっていいんだよ」西きょうじ理事&教室「よむかくはじく」主催の外山純先生(フォイヤーシュタイン・メソッドを駆使し、ダウン症や知的障がい、発達障がいのある人の認知能力向上に取り組む)
〇 NPO法人チャレンジド・フェスティバルによるパフォーマンスの鑑賞と体験。ゲスト歌唱 美月めぐみさん。(演劇結社 ばっかりばっかり)
今回は、ソダテ・カナエ活動をスタートするに当たっての最初のイベントになりますので、初めてプレスリリースをすることとしました。
関心を持っていただける方に繋がることで、一つでも多くのユメをソダテたいと考えており、メディアの皆様のご協力を頂ければ、この上ない幸せです。
画像1:ユメソダテ君
画像2:前川哲弥理事長
画像3:坂本清子理事
画像4:椎名雄一理事
画像5:鈴木悠平理事
画像6:谷山啓太理事
画像7:西きょうじ理事
画像8:前川由美理事
画像9:国連自閉症啓発デー"Warm blue 2019”イベント準備会合にて、cloud fundingのチラシを持って。左から前川由美理事、前川哲弥理事長、東ちづるさん(女優)、西きょうじ理事、坂本清子理事。
画像10:1月27日(日)に開催した前回のユメへの作戦会議の画像コラージュ。
画像11:ユメソダテimage video「障がいがあっても、ユメを、ソダテ、ツナグ、ユメソダテ」の1シーン。
画像12:活動の出発点になった前川理事長親子。
画像13:イベントチラシ表面