トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会

発熱者対策における正しいサーモグラフィの利用促進と啓蒙を目指して!「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド」作成の取り組みについて

このエントリーをはてなブックマークに追加

―学・協会団体の学識者と企業で委員会を設立―

一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会(代表理事:神戸大学教授 阪上隆英)は、「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド作成委員会」を設置し、コロナ禍において需要が急拡大しているサーモグラフィについて、発熱者のスクリーニングを有効に、正しく活用して頂くために必要な基礎知識や運用方法などに関するガイドを作成する取り組みを始めました。

本ガイドは、皆様方への正しい利用の促進と啓蒙の一助になることを目指しており、完成後は広く皆様方に活用して頂けるよう、ホームページ等で一般公開していく予定です。

【委員会設立と運用ガイド作成の趣旨】

赤外線サーモグラフィは、遠隔かつ非接触・非侵襲に人体表面温度の測定が可能なことから、集団の中から疾病により発熱している人をスクリーニングする目的で、これまで空港検疫における水際対策に効果的に使用されてきました。

昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、空港検疫にとどまらず、医療機関、学校、公共施設、商業施設など、様々なシーンでの発熱者スクリーニングが必要となったことから、赤外線サーモグラフィの需要が急拡大しています。これに伴い、発熱者スクリーニングのための赤外線サーモグラフィ装置に新規参入する企業が増え、製品の性能・品質はまさに「玉石混淆」の状況を呈しているのが現状です。
それに加えて、赤外線スクリーニングを必要とする使用者側も、赤外線サーモグラフィ装置(それを模した赤外線カメラを含む)の原理、正しい使用法、誤差要因、適用限界等に関する基礎知識を持たないまま、誤った使い方をしているケースも散見されています。

このような状況を看過できないと思っているのは、赤外線計測とアプリケーションを専門とする研究者やサーモグラフィメーカーおよび感染症医療に携わる医師、臨床検査研究者の方にもいらっしゃることがわかりました。

そこで、このたび日本赤外線サーモグラフィ協会において、「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド作成委員会」を立ち上げ、感染症スクリーニングサーモグラフィの運用に必要な基礎知識を、ハード・ソフトの両面から検討し、まずは、第一ステップとして6月下旬の完成をめどに同ガイド(入門編)の作成に取り組むことになりました。

【委員の構成(所属先)】※敬称略、順不同

一般社団法人日本臨床検査医学会
日本サーモロジー学会
一般社団法人日本赤外線学会
一般社団法人日本非破壊検査協会
一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会
国立研究開発法人産業技術総合研究所
日本アビオニクス株式会社
フリアーシステムズジャパン株式会社
株式会社ビジョンセンシング
三菱電機株式会社
(事務局)一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会 事務局

以上

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事