2025年に精神保健・福祉分野の助成を受けた15名の研究者・実務者が一同に会し昨年の研究成果を報告しました。
公益財団法人明治安田こころの健康財団(東京都豊島区・理事長:岸本司郎)では7月18日、第61回研究助成報告会を開催しました。この研究助成については財団が設立された1965年以来、精神保健・福祉分野の基礎的・臨床的研究について、研究者、実務者、大学院生の中でも特に若い人財の萌芽的研究に焦点を当てて助成をしています。今年度までの助成の累計は1237件、6億488万円となりました。
報告会では、昨年度助成を受けたみなさまから研究成果を発表していただき、短い時間ながらも充実した内容の発表が行われました。座長の先生方からは貴重な講評をいただき、参加者同士の活発な質疑応答も繰り広げられました。
来年度の助成は、2027年3月上旬から4月下旬まで応募を受け付ける予定です。具体的な応募方法につきましては当財団ホームページにてお知らせいたします。









開会式の様子
昨年度助成を受け、今回報告を行なった研究のタイトルは下記のとおりです。
- 自閉スペクトラム症における衝突リスク低減のための認知工学的アプローチ
- 乳幼児における「社会的順番」の認識
- 地域的剥奪指標(Area Deprivation Index)と学童期の行動発達
- コンピュータ支援構造化面接KSADS-COMP日本語版の妥当性研究
- COVID-19感染拡大に伴う社会的制限下で乳幼児期を過ごした年長児の発達に関する研究
- 児童虐待重大事件防止のためのソーシャルワーク手法の解明
- 「おかえり」と言える社会を目指して
- 思春期・青年期の精神的不調への早期支援プログラムの実証研究
- 日本社会に適合したアルコール・薬物問題のある若者への支援モデル開発
- 双極症患者の家族経験と支援の可能性に関する社会学的研究
- 現代における乳幼児からの親子と仲間関係間における相互影響的発達と思春期の適応・不適応への影響
- 神経性やせ症に対してFamily Based Treatmentを実施する家族支援AIシステムの開発研究
- 思春期から若年成人期のダウン症に突然発症する退行様症状の医療相談体制の構築
- 乳児の「匂い」が親子関係形成に果たす役割の解明
- 小児抜毛症患者に対する心理治療プログラム開発と有効性の検討