震災15年、“復興のその先”を食と農から考える 福島・郡山の農家と酒蔵が語る「復興のリアル」

東京農業大学のOBOGを中心に活動する「農大コミュニティー」は、2026年9月26日(土)、東京農業大学 世田谷キャンパスで「農大コミュニティーFES 2026」を開催します。全国で農業や食、地域づくりに携わるOBOG・生産者、現役学生、若手、企業などが集まり、世代や立場を越えて、これからの食と農、地域のあり方を考えるイベントです。
東日本大震災から15年となる今年は、福島県郡山市から、鈴木光一氏(鈴木農場/伊東種苗店)と仁井田穏彦氏(仁井田本家)を招いた特別講演を実施します。震災後も地域に根を張り、農業と酒造りを続けてきた二人の15年間を通じて、「復興」を過去の出来事としてではなく、地域産業をどう残し、更新し、次世代へつないでいくのかという現在の課題として考えます。
当日はこのほか、全国で活動する農大OBOG・生産者らによる企画や、現役農大生・若手によるプロジェクトピッチ、大交流会も予定しています。長年地域を支えてきた世代と、これから農業や地域を担う世代が同じキャンパスに集い、食と農の未来を考える一日となります。
農大OBOGのみならず、食や農業に携わる方、地域活性化や震災復興に取り組む方など、どなたでも参加可能なイベントです。
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■東日本大震災から15年。「地域の産業をどう残すか」を改めて考える
災害からの「復興」という言葉は、ともすると失われたものを元に戻す過程として語られます。しかし、その地域で仕事や暮らしを続ける人々にとって、復興は一時的な取り組みではなく、その後何年にもわたり、事業や地域のあり方を考え続ける営みでもあります。
少量多品目(400種類)の野菜栽培や地域ブランド「郡山ブランド野菜」を確立した鈴木氏と、自然米・オーガニックでの酒造りにこだわり次世代へ田んぼを繋ぐ活動を行う仁井田氏によるパネルディスカッション。同じ郡山という地域で震災の困難を乗り越えてきたお二人のストーリーを交えながら、現在の取り組みや独自のブランディング戦略、第一次産業の未来について深くお話を伺います。

鈴木光一氏|鈴木農場/伊東種苗店
東京農業大学農業経済学科卒業。福島県郡山市で年間400品種の野菜を育てる農場と種苗店を経営。「郡山ブランド野菜」立ち上げの立役者として、自身の農場経営にとどまらず地域を巻き込んだ農業振興に尽力。畑で一流シェフが料理を振る舞う「フードキャンプ」など食と農を結ぶ取り組みを展開。料理人からも熱い信頼を得る。全国指導農業士連絡協議会会長(福島県初)等を歴任。
仁井田穏彦氏|仁井田本家 蔵元
東京農業大学醸造学科卒業。「日本の田んぼを守る酒蔵になる」ことを使命とし、すべての酒を自然米・天然水・生もとで醸す仁井田本家の十八代目蔵元兼杜氏。2025年には日本で初めて、水田でのリジェネラティブ・オーガニック認証を取得。自社山の杉での木桶造りを通して、山を守る活動も行っている。
■農大OBOGから現役学生、生産者まで。食と農の未来を考える一日に
「農大コミュニティーFES 2026」では、特別講演のほか、全国で活動する東京農大OBOGや生産者、農業関係者らによる企画を実施します。農業経営、地域、食、一次産業などをテーマに、それぞれの現場での取り組みや課題を共有します。
また、現役農大生や若手によるプロジェクト・事業のピッチも予定しています。長年地域で農業や事業を続けてきた世代と、これから農業や地域に関わっていく世代が同じ場所に集い、それぞれの視点から「食と農のこれから」を考えます。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/190252/table/1_1_faa3cdf3c6e820d82b018d353ca7d420.jpg?v=202609091445 ]
当日は、株式会社農大サポートが主催する「農大グランマルシェ」とも連携。全国の農産物や加工品などが集まり、来場者が生産者や食、農に直接触れられる機会も設けられます。講演やピッチで農業・地域の現在と未来を「知る」だけでなく、実際の農産物やつくり手に「触れる」ことで、東京農業大学 世田谷キャンパスを舞台に、食・農・地域・人が交わる一日をつくります。イベント後半には、農大OBOG、生産者、学生、企業、地域住民らによる大交流会を実施します。単なる名刺交換ではなく、食と農を起点に、新たな活動や仕事、応援する・される関係が生まれる場を目指します。

■農大コミュニティーについて
農大コミュニティーは、東京農業大学のOBOGを中心に立ち上がったコミュニティーです。
「農大魂で日本を元気に」を掲げ、OBOG、生産者、学生、企業、地域住民など、それぞれ異なる立場で食や農に関わる人たちをつなぐ活動を行っています。
2026年で活動4年目を迎え、イベントの開催、生産者やOBOGの情報発信、学生・若手の活動支援、農業関係者同士の交流機会づくりなどに取り組んでいます。
コミュニティーサイト:https://noudaicommunity.studio.site
