日本遠隔医療Spring Conference2016
2016年の春学会シーズンがそろそろ始まります。2015年にリリースされた「ヒフミル」に関する発表も日本遠隔医療Spring Conference 2016から始まります。 2 月 13 日(土) に東京都文京区湯島・全国家電会館に「ヒフミル」関連の2演題が発表されました。
オンライン診療の未来に何が見えますか?
2015年は日本にとってのオンライン診療の芽吹きの年でした。もちろんそれまでも様々な分野で日本におけるオンライン診療はしっかりと根を張り、成長を続けていました。2015年8月に厚生労働省が出した事務連絡に前後して様々な団体や会社がオンライン診療に進出し始めました。その下地としてインフラストラクチャの整備がすみ、オンライン診療の送受信に十分耐えうる汎用機器すなわちスマートフォンが国民に行き渡ることでその芽が開くには十分な環境ができてきたそんな年でした。その2015年にサービスを開始したのが株式会社エクスメディオの「ヒフミル」です。日本の医療の現状には医療コストの増大、受診機会の不平等の問題等様々な障害があります。中でも、皮膚科/眼科疾患はすぐに死亡などの重篤な結果に繋がることは少ないですが、患者様のQOLが低下することが多く問題となっています。このような問題に関して興味を持った医師が開発を行った日本初の医師向け診断補助アプリケーション「ヒフミル」はこの状況を打開し、患者さま、医療者、医療経済の三方良しを実現しています。「ヒフミル」は、皮膚/眼科疾患を診察する際、病変写真と患者情報、必要項目を入力して送信すると、12時間以内に専門医から無料で診断のアドバイスを得られるという医師向けアプリです。これによって、患者さまは症の改善を見込め、医療者は気軽に専門医に相談することが可能であり、入院患者の他院受診による経済的損出の防止を実現しています。
しかし、オンライン診療も医療であり科学的な検証の元に行われるべきだと考えられます。エクスメディオとしても「ヒフミル」の科学的な検証は常に行い、しかるべき学会で発表していきたいと思っております。
2016年の春学会シーズンの始めに、遠隔医療学会Spring Conferenceでのヒフミルに関しての学会発表が行われました。京都府立医科大学眼科学教室の加藤医師による「眼科専門医に簡単に相談できるサービス「メミルちゃん」の運用経験 世界初の眼科診療遠隔支援サービスを行って分かってきたこと」と三島総合病院の竹村医師による「非皮膚科向けアプリ「ヒフミル」を通じて得た知見 オンライン診療に対する現在の認識」です。こういった学会発表を通じて「ヒフミル」を科学的に検証していくことは医師が開始したサービスとして必要なことだと思っています。
「ヒフミル」を通じてオンライン診療の現在を感じて、オンライン診療の未来に何が見えるか
一緒に考えていきませんか?
発表の抄録は以下のリンクから
https://exmed.io/news.html