幼児・小学生・中学生対象の理科実験教室のサイエンス倶楽部では、日本人科学者のノーベル賞受賞を記念して、特別企画「センサでGo!」を開催します。
先日、梶田隆章東京大学宇宙線研究所教授は「ニュートリノ」に質量があることを証明し、ノーベル物理学賞を受賞しました。
理科教育を通して未来を担う子どもたちを育てている「サイエンス倶楽部」では、この偉業を機に、世界に誇れる研究成果を子どもたちに知ってもらうことを使命と考え、記念企画を開催することにいたしました。
ニュートリノとはその名前が表す通り、中性の(電気を持たない)小さい粒子(素粒子)です。
宇宙で最も豊富な素粒子の1つで、身の回りを光速で飛び交っており、私達の体を1秒間に約1兆個も突き抜けていきます。しかし、ニュートリノは他の物質とほとんど反応しないので、私達がそれを感じることはありません。
小さくて、見えなくて、捕まえたくてもすり抜ける"幽霊"のような素粒子。
そんな"幽霊"たちを観測する施設が、話題となったスーパーカミオカンデ」です。
スーパーカミオカンデは、「光センサ」で埋め尽くされた円柱形の"プール"。
"幽霊"を捕まえるための、巨大な地下施設です。
私たちの体や地球も突き抜けてしまう、観測するのがとても難しいニュートリノを観測するための装置には、「光電子増倍管」という光センサがたくさん使われています。
ニュートリノ自体の研究をするには小学生には難しいので、今回の実験においては光センサについて学び、間接的ではありますがノーベル賞受賞の一端に触れていきます。
実験では自分で電子回路を組み動かしながら光センサを学ぶことで、見えないものをキャッチする術を体験してほしいと考えています。
通常、サイエンス倶楽部の実習は、会員限定となっておりますが、一般の方もご参加いただくことが出来ます。
実験に関する詳しい内容は、サイエンス倶楽部ホームページ(http://www.science-club.co.jp/)をご覧ください。
最後に最近では科学の世界での日本人の偉業がたびたび話題となっています。
ノーベル賞のみならず、新元素113番の命名権を日本人がアジアで初めて取得できたこともその1つとして記憶にあたらしいところです。
これに関する実験として、「周期表から見る元素の性質」についての実習も現在開催中です。
また、新元素作製の際に元となった「ビスマス」を自分で作るイベント等も行なっています。
子どもたちの興味関心に沿ったプログラムを展開していき、先の科学者が育つよう貢献したいと考えています。
今後のプログラムにもご期待ください。
■「センサでGo!」実施概要
対象:小学生(1~3年生 / 4~6年生の2コースにて実施)
開催場所:サイエンス倶楽部各教室
東京都:豊洲、自由が丘、中野、板橋、練馬、西葛西、八王子、つつじヶ丘、町田、国立
神奈川県:横浜、センター北、川崎、武蔵小杉、藤沢
千葉県:稲毛海岸、本八幡、津田沼、松戸
埼玉県:浦和、新越谷
兵庫県:逆瀬川
開催日時:2015年2月11日~3月31日 ※教室により異なる
所要時間: 90分
参加費用:6,500円(サイエンス倶楽部会員は5,000円)
申込方法:https://www.science-club.co.jp/wordpress/event/からお申込みください。
■会社概要
社名:株式会社サイエンス倶楽部
本社:〒164-0001東京都中野区中野4-4-11 第12南日本ビル7階
TEL:03-5942-7920
URL:http://www.science-club.co.jp/
代表取締役:浮舟 邦彦
設立:2001年11月14日(※創業:1992年)
資本金:9,000万円
事業内容:幼児・小学生・中学生のための理科実験教室
会員数:10,000名(幼稚園年中~高校生)
教室数:首都圏21教室、関西圏1教室
■問合せ先
株式会社サイエンス倶楽部 本部事業部
TEL:03-5942-7920
メールアドレス:info-press@science-club.co.jp