VC伴走や地域企業マッチング等の強力支援を獲得し、浜松実証工場の建設を加速
独自の超臨界・亜臨界流体技術を用いて炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の高品質リサイクルを手掛ける株式会社エンカーマスは、浜松市が主催するスタートアップ成長支援プログラム「Hamamatsu Startup Incubator(以下、HSI)」に採択されたことをお知らせいたします。
■ HSI採択により獲得する主な成長支援
HSIは、浜松市が次世代のロールモデルとなるスタートアップ創出を目指す選抜型プログラムです。採択に伴い、エンカーマスは以下の手厚いインキュベーション支援を受けて事業展開を推進します。
現役VC陣による伴走支援: 資金調達アドバイス・事業計画の精緻化
浜松市の地域企業とのマッチング: モビリティ・製造業大手との事業検証(PoC)推進
海外展開支援: 審査選抜による海外専門家メンタリングおよび海外派遣
■ エンカーマスが解決する社会課題
現在、CFRP廃棄物の9割以上が埋立処分されており、従来のリサイクル手法では強度の低下や短繊維化が課題となっています。当社は独自の樹脂選択分解技術により、強度強度の低下を極限まで抑え、長繊維として回収・リサイクルする技術を有しています。2030年以降に想定される航空機等の大量廃棄問題や環境規制を見据え、構造材への水平リサイクルモデルを展開しています。
■ HSI参加を通じて目指す展開
ものづくり都市・浜松市のエコシステムとHSIの強力な支援を活用し、以下の実現を目指します。
2029年 浜松市内での実証工場建設(資金調達・用地獲得の具体化)
地元製造業との連携によるリサイクル炭素繊維の販路拡大
浜松から世界へ挑むグローバルな素材インフラの構築
株式会社エンカーマス
静岡大学発の革新的な「超臨界・亜臨界流体技術」をコアに、従来埋立処分が大半であったCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の構造材への水平リサイクルを目指します。本技術は、独自のプロセスで難分解性樹脂のみを選択的に溶解・分離可能であり、極めて環境負荷の低いクリーンな技術です。既存の熱分解法では、廃品を細かく裁断し高温で樹脂を取り除くため、大幅な強度劣化を伴い、用途が意匠材等の非構造材に限られていました。これに対し、私たちは繊維の劣化を抑え、長繊維や連続繊維として回収できるため、新品のバージン材と同等の設計自由度で製品製造が可能になるという決定的な優位性を持ちます。この技術的ブレークスルーにより、再利用が困難とされていたモビリティの構造材や圧力容器など、高度な強度が要求される領域への水平リサイクルを可能にします。事業面では、CFRP廃棄品を適切に回収し、圧倒的なコスト優位性を持つ高品質リサイクル炭素繊維として供給する収益モデルの構築を目指し、迅速な社会実装と炭素繊維のエコサイクル構築を推進します。
URL:https://encarmas.co.jp/