磐梯町は10月7日、磐梯町のICT教育推進のため、一般財団法人コミュニティフューチャーデザイン(東京都渋谷区)代表理事を務める澤 尚幸 氏を学校教育情報責任者(教育CIO)に任命しました。

当町は、国のGIGAスクール構想に基づき、今年度中に小中学校の校内LANを高速大容量の通信ネットワークに構築し、ICT教育に必要な環境を整備します。多様な子どもたちを誰ひとり取り残すことのない、公正に個別最適化された学びの実現に向け、町ではすでに端末を購入し、町内の小学校1年生から中学校3年生すべての児童生徒へ貸し出すこととしており、10月中に各学校へ学習用タブレット端末(iPad)を導入します。
辞令交付式は10月7日(水)13時30分から磐梯町役場で行われ、田中 靖則 教育長より辞令交付を受けた澤 氏は、「これから求められるのは【個別最適化された学び】だと思う。新学習指導要領においても【主体的・対話的で深い学び】の実現が求められて折り、ICT教育推進はこうした学びに大きく寄与するものである。コロナの禍に象徴されるように、いつ何が起こるか分からない、不確実性の高い時代の中にあって、算数・数学であれば、答えを教えるのではなく、解き方を身につかせ、自分で問題を解決していく力を伸ばしていくことが重要である。」と発言されました。
今後、澤 氏には、磐梯町ICT教育の推進に取り組んでいただくことになります。
<澤 尚幸 氏 経歴>
一般社団法人Community Future Design代表。東京大学理学部数学科卒。地域の個性・エビデンス・人材をキーワードに長期的で持続性のある自治体・地域づくり目指しサポート。1991年 郵政省(当時)に入省。総務省、日本郵政グループなど、25年間の郵政事業の多様な経験と、退職後、自治体・民間企業の副業・兼業などを
通じ、新しい社会の在り方をデザインしている。
現在、磐梯町町政アドバイザー、西会津町エグゼクティブアドバイザー、福山市政策アドバイザー、総務省地域力創造アドバイザー、ゼビオコーポレート(株)シニアディレクターなど多方面で活躍中。