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フェラーリ・チャレンジ APAC 日本人ドライバー ヒロユキ・キシモト氏がピレリAM(レース2)を制す Max Go氏、Ken Seto氏も表彰台に

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2016年10月15日・16日、日本・小山発 富士スピードウェイにてフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック2016 第6戦が開催され、コッパ・シェルクラスにおいてリアン・ワン氏が2016年シリーズ・チャンピオンに輝きました。
また、トロフェオ・ピレリクラスではフローリアン・メルクス氏が4連勝を達成し、トロフェオ・ピレリAMクラスではレース2において、日本から参戦のヒロユキ・キシモト氏 がホームレースで初優勝を飾りました。

トロフェオ・ピレリ
今週末最初のレース1では、スタートからいきなりヒートアップしました。ポール・スタートのスティーブ・ワイアット氏が、ポイント・リーダーのフローリアン・メルクス氏と、すぐにレナルディ・ハタソイ氏に抜かれることになるタナカ・トオル氏を抑えて首位を死守し、オープニングラップを終えました。6周目の最終コーナーでワイアット氏との差をさらに詰めたメルクス氏は、ストレートでスリップに入ると、1コーナーの飛び込みで鮮やかなオーバーテイクを成功させました。その後、メルクス氏はファステストを叩き出しながらワイアット氏との距離を広げて行きました。今回のレースで3連勝を飾ったメルクス氏は、視界にしっかりとタイトルを捉えていました。「ミスしないように、かなり慎重に走り、ワイアット氏を抜く好機を冷静に待ちました。そして、自分のペースが上回っていると感じた瞬間にオーバーテイクしました。それ以降、自分の走りに徹した結果、今年のタイトル争いに非常に重要な勝利を手にすることができました。」
レース2では、ジョージ・チョウ氏とタナカ・トオル氏の接触があり、両者とも早々にレースを終えました。序盤、チャンピオン・リーダーのフローリアン・メルクス氏は、果敢に仕掛けてくるアレックス・ウェスト氏、好スタートを切ったスティーブ・ワイアット氏、レナルディ・ハタソイ氏からのプレッシャーをかわし続け、首位を譲りませんでした。その後コース上に散乱した破片の撤収に一時セーフティカーが導入されました。再スタートの際、首位メルクス氏は背後のハタソイ氏から激しいプッシュを受けましたが、4連勝とシリーズ・タイトル奪取に向けて必死にこれをブロック、首位を譲ることなくトップチェッカーを受けました。しかし、メルクス氏のシリーズ・タイトルの獲得は、12月1日から4日に米国・デイトナで開催される「フィナーリ・モンディアーリ」に持ち越され、ここでの勝利が必須条件となりました。「今年のAPACシリーズ参戦は、素晴しい経験となりました。また、終盤で4戦連続優勝を達成できたことは夢のようです。私をサポートしてくれたすべての方々に、そして参戦を実現させてくれたフィリップ・バロン氏とバロン・サービスのみなさんに感謝します。」と、メルクス氏。

ピレリAM
レース1では、キシモト・ヒロユキ氏がフェイリン・ハン氏とMax Go氏のクラッシュをうまく利用し、スリルある戦いが繰り広げる場面もありました。ポールポジションからスタートしたこの日本人ドライバーは、エリック・チェン氏を捉えて素早くリードを奪い返し、残り数周の時点でハン氏が接触した時に素晴らしい勝利を手繰り寄せたかに見えました。レースはファステストをマークした中国人ドライバー、ハン氏が最初にフィニッシュラインを超えました。しかし、ペナルティーが課せられたため、結局エリック・チェン氏と米国のジェームス・ワイランド氏を抑えて走行していた選手権リーダーのシン・ジン氏が優勝杯を手にしました。「ライバルたちが勝手にレースを複雑にしている状況の中で、私はトラブルを避けて注意深く走ることに専念しました。この戦略は成功しましたね。最大ポイントを獲得することができたのですから。」とシン氏。
レース2このクラスは、成功と失敗のスリルに包まれたレースとなりました。チャンピオンシップリーダーのシン・ジン氏が珍しいミスを犯し、米国のジェームス・ワイランド氏と接触しクラッシュ、ワイランド氏の 458 Challenge EVO にもダメージを与えました。シン氏がリタイアに終わる一方で、エリック・チュン氏、フェイリン・ハン氏がチャンスを広げ、2位と4位でゴールしました。首位争いは、Max Go 氏とワンメイク・シリーズ2戦目のルーキー、キシモト・ヒロユキ氏による日本人同士の戦いとなりました。レース1でハン氏に追突されるまではレースをリードする速さを披露したキシモト氏はレース2 でも、Max Go 氏とのバトルでヒヤリとする場面がありましたが、非常にうまく接触を回避し、初優勝を飾りました。チュン氏、Go 氏、ハン氏を従えトップチェッカーを受けたキシモト氏は、歓喜に沸く同志らとともに「君が代」を斉唱しました。シリーズ・チャンピオンの行方は再びふり出しに戻り、米国・デイトナが決戦の場に。キシモト氏は「APACチャレンジは初めてですが、とても楽しめました。この素晴らしい経験を何度も繰り返すことが出来きればと思います。」 とコメントしました。

コッパ・シェル
レース1 は、圧巻でした。現在ランキング1位のリアン・ワン氏は、序盤から慎重なレース運びをしていましたが、スカイ・チェン氏から激しく接触され、チェン氏にリードを許してしまいました。 しかし、数周後からチェン氏の 458 Challenge EVO に接触の影響で左コーナーで右ドアが開いてしまうトラブルが発生。その後ワン氏はすぐにチェン氏を抜き返して最速ラップを記録し、優勝しました。チェン氏もワン氏に続いて2位でゴールしましたが、オレンジボ―ル旗(車輌の機械的欠陥の修理のために要ピットイン)を無視したために失格となりました。これでKen Seto氏が2位に繰り上り、ポール・モンタギュー氏が3位という結果になりました。また、前回のレースに続いて、モンタギュー氏はジェントルマンズ・カップを手にしました。今回の優勝でリアン・ワン氏は、タイトル獲得を確実にし「今シーズン有終の美を飾るためにもレース2で良い結果を残し、タイトルを決めてデイトナでのフィナーリ・モンディアーリに向かいたいです。」とコメントしました。
レース2は、壮観の一言でした。スタート直後、ランキング1位のリアン・ワン氏が Ken Seto 氏とポール・モンタギュー氏を従え、首位に立ちました。しかし、この隊形のままレースが終わらないことはすぐに明らかになりました。今回がフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィックのデビュー戦となったジア・シュイ氏は、アクシデントでリタイアしたレース1から立ち直り、今回はスタートから快調に周回を重ねました。中国人ドライバー、シュイ氏は、日本人ドライバー、キタイ・タケシ氏と渡邉秀晃氏の接触など、多くのアクシデントを回避しながら、最終ラップには先頭集団まで上り詰めました。はじめにジェントルメンズ・カップ獲得には4位で十分なモンタギュー氏を抜いたシュイ氏の 458 Challenge EVO は、続いて日本のヒーロー、Ken Seto 氏のオーバーテイクも成功させました。さらに最後は、ほぼ優勝間違いなしの力強い走りを披露していたリアン・ワン氏も、チームメイトのシュイ氏に1位を譲る結果となりました。レース後のプレスカンファレンスでシュイ氏は「今回、私にとって初めてのフェラーリ・チャレンジ・ウィークエンドでしたが、心の底から楽しむことが出来ました。普段は他のブランドの車輌でのレースが多いのですが、一番好きなブランドはやはりフェラ―リです。本当に素晴らしいブランドだと思います。」とコメントしました。

安全なレースカー
ユワン・ヤン氏は、今回のレースで 458 Challenge EVO の安全性を改めて証明しました。ポジションを賭けてコース上のバトルを繰り広げていたヤン氏は、最終ラップでコントロールを失い、ガードレールに激しく接触、フェンスは大破しましたが幸いにもドライバーは無傷で車輌から脱出しました。

次はフィナーリ・モンディアーリ
フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィックは、今シーズン最終戦が行われる12月に再びサーキットに戻ります。「トロフェオ・ピレリ」および「ピレリAm」のクラスチャンピオン決定戦の後、選手たちは欧州および米国選手権のドライバー達とデイトナを舞台に世界チャンピオンを賭けて戦います。

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■お問い合わせ先
フェラーリ・ジャパン・プレスオフィス コミュニオン株式会社
山内 敦 / 古澤 力
E-mail:ferrari@communion.co.jp
TEL: 03-5468-5278 / FAX:03-5468-5279

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