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Tools for Humanity

次世代World IDを発表、パートナー連携を拡大「人間証明」をインターネット全体へ

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個人・企業が日常的に利用するデジタルプラットフォーム全体へ展開

2026年4月20日 東京 - Worldは、インターネット上の信頼性向上を目的とした「Proof of Human(人間証明)」プロトコルであるWorld IDの次世代版を発表しました。

本発表は、先週サンフランシスコで開催された「Lift Off」イベントおよび本日の日本での発表を通じて行われました。AIの進化により、コンテンツや身元確認、さらには人間同士のコミュニケーションまでもが容易に生成・偽装可能となる中、オンライン上の信頼は低下しています。World IDはこの課題に対し、個人情報を開示することなく、「AIではなく一人の人間であること」をアプリやサービスを横断して証明できる仕組みを提供します。

■ 新しいWorld ID:フルスタックで進化した人間証明(PoH)

今回の発表の中心となるのは、これまでで最大規模となるWorld IDプロトコルのアップグレードです。

新しいWorld IDは、アカウントベースのアーキテクチャを採用し、人間証明をより安全かつポータブルなものへと進化させました。キーローテーション、リカバリー機能、マルチキー対応、セッション管理により、一般ユーザーおよび企業の双方にとって運用可能なレベルへと引き上げられています。さらに、ワンタイム利用のnullifierによる匿名性が強化され、新たに提供されるオープンソースSDKにより、あらゆるアプリがWorld IDの認証基盤を組み込むことができるようになりました。

また、プロトコルのアップグレードとあわせて、インターネット上での人間性証明の管理・利用に特化した専用アプリ「World ID App」も発表され、ベータ版にてリリースされました。
■ 個人向けWorld ID:Tinderやゲーム、日常プラットフォームへ展開

「人間であることの証明」は、信頼が重要となる消費者向けプラットフォームへと広がっています。

Worldは昨年、Match Groupとともに日本においてTinderでのWorld ID実証実験を開始し、プロフィールの背後にAIやボットではなく人間がいることを、プライバシーを守りながら確認できる仕組みを提供しました。この取り組みは現在アメリカにも拡大され、Tinder上での本格導入が進んでいます。さらに、Razerは「World IDによる認証済みのRazer ID」をヒューマンファーストなゲーム体験の新たな標準として導入し、Mythical Gamesはプレイヤー主体のゲームエコノミーに人間証明(PoH)を拡張しています。

また、Worldが提供する新ツール「Concert Kit」により、アーティストが「認証済みの人間」に対してチケットを優先的に確保することが可能になります。
■ ビジネス向けWorld ID:ZoomおよびDocusignとの連携

新しいWorld IDは、企業導入における中核概念として「Human Continuity(人間の一貫性)」を提示しています。これはデバイスや資格情報ではなく、「人間そのもの」を認証する考え方です。
Zoom
Zoomは、Deep Face(ディープフェイス)の連携をWeb会議プロダクトに直接提供する初のコミュニケーションプラットフォームです。この連携は、ハードウェアに裏付けられた信頼のルートを、3点の照合によって実現します。参加者がOrb時に取得された暗号署名付き画像、参加者のデバイス上で取得されるリアルタイムのFace Auth(顔認証)ライブネスセルフィー、そして画面上のライブ映像:これら3つが一致した場合、会議中の人物がAIではなく、「認証済みの人間で、想定された本人」であることが高い確度で確認されます。本連携は、音声ではなく映像のみを解析対象とします。
Docusign
DocusignとWorldは、文書署名における信頼モデルに人間証明(PoH)の導入に向けて連携しています。World IDを通じて、署名者は自身の属性を証明し、自らがボットではなく一人の人間であることを確認できます。これにより、契約ワークフローにおける「Human Continuity(人間の一貫性)」が担保され、直接実行された場合でも委任された場合でも、あらゆる行為が認証済みの人間に紐づく基盤が構築されます。
■ エージェント時代に向けた人間証明(PoH)

AIエージェントが人間の代理として行動する機会が増えるにつれ、各エージェントの背後に人間が存在することを証明するインフラが不可欠になっています。Worldは、AgentKitを活用したエージェントワークフローに人間証明を拡張する新たな機能を発表しました。
Vercel
Vercelと連携の連携により、開発者はWorkflow SDK上で「Human in the Loop(人間の関与)」を組み込むことが可能になります。開発者は任意のワークフローやエージェントに人間による認証を要求するステップを追加でき、すべての認証は各ワークフローの実行内で確認可能となり、完全な監査性が確保されます。その結果、最も重要な場面において人間が関与していたことを証明可能な記録が生成されます。本機能は現在提供されており、npmからインストール可能です。
Okta
Oktaは新たなプロダクト「Human Principal」の構築を計画しています。Human Principalは、API開発者がエージェントおよびそのアクションの背後に人間が存在するかを認証し、それに応じたポリシーを適用できるようにするものです。人間は複数の認証手段を用いて自身を証明でき、煩雑な再認証を必要とすることなく、製品間で利用可能なデバイス紐づけの暗号学的証明を取得できます。World IDは、Human Principalの初期連携パートナーの一つとなる予定であり、プライバシーを保護しつつ、ユーザーフレンドリーで広く利用可能な人間証明の認証手段を提供することが見込まれています。

※本プレスリリースに記載されている将来の製品、機能、仕様、または認証に関する言及は、情報提供のみを目的としたものであり、提供を約束するものではありません。これらに基づいて購入判断を行うべきではありません。
■ 実在する人間のネットワークの実用化へ
現在、Worldのネットワークは、160カ国以上で約1,800万人の認証済みユーザーに拡大しています。新しいWorld ID、企業・消費者・エージェント領域にわたるパートナーの拡充により、「人間証明(PoH)」はインターネットの基盤インフラへと進化しつつあります。

本日の発表はすべて共通の方向性を示しています。すなわち、「AIではなく実在する人間の関与が確認できることで、あらゆる体験とシステムはより良くなる」ということです。World IDはそれを、プライバシーを守りながら大規模に実現します。

World IDの取得は world.org/find-orb から可能です。開発者向けドキュメントは docs.world.org、企業向け情報は world.org/world-id をご覧ください。
■ World とはWorldは、世界最大で、あらゆる人に開かれた“実在する人間のネットワーク”を構築することを目指しています。本プロジェクトは、Sam Altman、Max Novendstern、Alex Blaniaによって構想され、AI時代における「人間であることの証明」「金融インフラ」「人と人とのつながり」をすべての人に提供することを目的としています。
詳細は world.org および X の公式アカウントをご覧ください。
公式サイト: https://world.org/ja-jp

■ Tools for Humanityについて
 Tools for Humanity(TFH)は、より公正で人間中心のデジタル経済への移行を加速させることを目的として2019年に設立されたグローバル・テクノロジー企業です。TFHは「World Network」の初期開発を主導し、「World App」の運営も行っています。本社は米国・サンフランシスコおよびドイツ・ミュンヘン。

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