昨年4位から、わずか1年で頂点に

- 独自開発のビジョン基盤モデル「ZERO」により、世界最大級のコンピュータビジョン学会CVPR 2026のFew-Shot object detectionチャレンジで総合1位を獲得
- 昨年の同チャレンジ4位から、わずか1年で首位へ躍進し、世界の有力チームを抑えて優勝
- 全7カテゴリーのうち、IndustryやMedicalを含む5カテゴリーで1位を獲得し、少量データで多様な産業現場に迅速に対応できることを実証
ビジョンAIのオールインワンプラットフォームを提供するSuperb AI(代表:Hyun Kim、https://superb-ai.com/ja)は、世界最大級のコンピュータビジョン学会「CVPR(Computer Vision and Pattern Recognition)2026」で開催された「Foundational Few-Shot Object Detection Challenge」において、総合1位を獲得したと6月18日に発表しました。韓国企業が同チャレンジで優勝するのは今回が初めてです。
同チャレンジは、CVPRの「Open-World Vision Workshop」の一環として開催され、物体クラスごとにわずか10枚の例示画像を用いて、AIが未知の物体を検出するフューショット物体検出能力を評価するものです。大量のデータ収集やアノテーションを行うことなく、AIを産業現場へ迅速に導入できるかを検証する、難易度の高いベンチマークとして位置づけられています。今年は、X線画像、熱画像、航空画像など、一般的なインターネット上のデータにはほとんど含まれない20の専門ドメインで構成されたデータセット「Roboflow20-VL FSOD」が使用されました。
Superb AIは、独自開発した産業特化型ビジョン基盤モデル「ZERO」を活用し、20の専門ドメインにおいて、物体検出精度を示すmAP(mean Average Precision)53.9を記録しました。これは、2位となった中国の復旦大学とLenovoによる産学連携チームの51.6を上回るスコアです。昨年の同チャレンジにおける4位から、わずか1年で首位へと躍進しました。また、主催者が提示したベースラインモデルのスコア33.3も大きく上回りました。
Superb AIは、全7カテゴリーのうち5カテゴリーで1位を獲得しました。特に「Industry」カテゴリーでは64.4を記録し、他チームを大きく引き離して1位となりました。「Medical」カテゴリーでも51.4を記録し、2位に9ポイント以上の差をつけました。特定の分野に偏ることなく、異なる特性を持つ幅広い環境で一貫して最高水準の性能を維持したことで、1つのモデルを少量のデータで多様な産業現場へ迅速に適応させられる、実践的な産業適用力を実証しました。

(左から)Superb AIのチェ・ウソン研究員、チン・ヒョンドン研究員、コ・ギョンリョル研究員、チャン・テウン研究員
今回のチャレンジで使用された「ZERO」は、Superb AIが独自開発した産業特化型ビジョン基盤モデルです。大規模な画像データで事前学習されたZEROは、ゼロショット技術を活用し、追加のデータアノテーションを行うことなく、未知の物体を即座に認識できます。AI導入に必要な時間とコストを削減できるため、製造、物流、医療をはじめとする幅広い産業現場へ迅速に導入できる点が特長です。
昨年、Superb AIはZEROの基礎性能を検証することに注力しました。今年は、各産業ドメインへ迅速かつ効率的に適応させる仕組みの構築に重点を置きました。政府主導の大規模なデータとインフラを活用する中国の研究機関との競争においても、Superb AIは産業特化戦略と効率的な手法により、総合1位を獲得しました。
Superb AI代表のHyun Kim氏は、「今回の優勝は単なる受賞ではなく、高コストの大規模インフラがなくとも、産業特化戦略と効率的な方法論のみでグローバルの頂点に立てることを証明した成果です」と述べ、「今後もベンチマークの性能にとどまらず、実際の産業現場で機能するAIの開発に取り組んでまいります」と語りました。
研究チームを率いたチャ・ムンス CTOは、「研究の成果と産業における活用を同時に追求できる点が、今回の成果の核心です」と述べ、「ZEROはスコアが高いだけのモデルではなく、お客様の現場に迅速かつ軽量に導入できる実用的なモデルを目指しています」と述べました。
(以上)
-- ビジョンAI導入の全工程を支援するオールインワンソリューション提供企業、Superb AI
Superb AIは2018年に設立された、AI開発の全プロセスを支援するMLOps(機械学習運用)専門スタートアップです。企業のAI構築とその成功裏の導入を支援する多様な製品・サービスを提供しており、データ構築・選別・前処理・管理・分析から、モデル学習・デプロイまでを反復的に実行できる完全なMLOpsパイプラインの構築を可能にします。
設立当初から、画像・動画・3D LiDARなどを活用したビジョンAIの導入を目指す企業の支援に注力してきました。コーディングや機械学習の専門知識がなくても、Superb AIの直感的なツール群を活用することでAIを開発・管理できるようになっており、数回のクリックだけでディープラーニングモデルを生成できるほどわかりやすいシステムを備えています。
2025年には、映像ベースのAI技術を活用した「Superb AI Video Analytics」をリリースし、多数のCCTV映像から火災・転倒・侵入などの異常事象をリアルタイムに検知するとともに、テキストベースのインテリジェント検索機能を提供しています。VLM(Visual Language Model)ベースのマルチモーダルAI技術を搭載し、従来型の監視システムと比べて高い精度と利便性を実現することで、スマートシティ、産業現場、物流拠点、公共機関などにおける監視業務の高度な自動化を可能にします。
同年に発表したビジョン基盤モデル「ZERO」は、産業現場にすぐ適用できる実用的なAIモデルとして、韓国国内で大きな注目を集めています。複雑なコーディングや機械学習の専門知識がなくても、テキストやサンプル画像のプロンプトだけで目的のタスクを実行でき、事前学習なしでも新しい環境に柔軟に対応できるゼロショット技術を採用しています。
Superb AIは、Toyota、KT、Samsung、LG Electronics、Qualcomm、Hyundai Motor、SK Telecomをはじめとする国内外の有力テック企業を含む100社以上の企業顧客にAIソリューションを提供しています。現在、韓国・米国・日本に拠点を置き、グローバルな事業展開を進めています。韓国および米国の投資家から累計約490億ウォン(約52億円)の資金調達を行っており、2026年の上場を目標にIPOを推進しています。
また、グローバル水準の厳格なセキュリティ運用を証明する米国SOC 2 Type II認証を取得し、14件を超える韓国・米国特許を保有しています。設立からわずか1カ月で国内特許を出願したほか、Superb Platformのオートラベリングおよびカスタムオートラベリング機能に関連して、米国と韓国で合計17件の特許を登録しました。こうした実績が評価され、2022年12月にはソウル市のR&D事業において、研究開発実績(特許登録数)に基づく最優秀企業にも選出されています。
1つのプラットフォーム上でAI開発の全ライフサイクルを網羅する高性能AI構築プラットフォーム「Superb Platform」に加え、多様な産業分野でのプロジェクト経験と商用レベルの高性能AI構築ノウハウをもとに、コンサルティングからデータ設計、AIアルゴリズム開発・運用までを一気通貫で支援する「Superb Service」を提供しています。さらに、産業現場に特化したバーティカルAIソリューションとして、「Superb AI Video Analytics」「Superb AI Defect Detection」「Superb AI Edge」も、顧客ニーズに応じて組み合わせて提供しています。
製品に関するお問合せ:
Superb AI Japan合同会社
藤井 威
takeshi@superb-ai.com