ウェディング業界の実務に即した4つの実演で、参加者の93%が「役に立った」と回答

スノーフレイク・コンサルティング合同会社(愛知県名古屋市/代表・中島正博)は、愛知県ウェディング協議会(本部:愛知県名古屋市)が主催する生成AI活用セミナー「明日から試せる生成AI活用」に2026年1月28日に登壇し、参加者から高い評価を獲得しました。本セミナーは、一般的な生成AIツールの機能紹介にとどまらず、ウェディング業界の実務に即した具体的なユースケースを実演する形式で実施。参加者の93%が「業務に役立つ」と回答し、業界特化型アプローチの有効性が実証されました。
■ 生成AI活用が進まない最大のボトルネック「どう使ったらいいかわからない」
ウェディング業界は現在、深刻な人手不足に直面しています。式場運営、ビデオ・写真撮影、メイクアップ、会場装飾など、各職種で人材確保が難しくなっている中、限られた人員でいかに質の高いサービスを提供し続けるかが問われています。
生成AIは業務効率化の有力な手段として認知度は急速に高まっているものの、実際の業務活用は思うように進んでいません。最大の障壁は「どう使ったらいいかわからない」という声です。従来の生成AIセミナーの多くは、ChatGPTやGeminiなど各ツールの機能紹介に終始しており、参加者が自社の業務にどう応用すればよいか具体的にイメージできないという課題がありました。
本セミナーを企画した愛知県ウェディング協議会理事の野口結生氏からは、「今回のセミナーでは、式場、ビデオ・写真、メイクなど各職種のスタッフ、そして経営層から現場まで、多様な参加者全員が『明日から使える』具体的な活用方法を学べる場を提供したい」とのご要望を事前打ち合わせにていただきました。
■ セミナーの特徴:業界の実務課題に直結した実演形式
本セミナーの最大の特徴は、ウェディング業界が抱える「人手不足」という共通課題を背景に、実務の効率化につながる具体的なユースケースを実演する形式にあります。
経営層には業務効率化による生産性向上、管理職には人材育成やチーム運営への応用、現場スタッフには明日から使える実践的なテクニックを、それぞれの立場で価値を感じていただけるよう設計しました。
また、ウェディングプランナーだけでなく、ビデオ・写真撮影、メイクアップ、会場装飾など、各職種が抱える課題にも対応。「式場運営なら打ち合わせの効率化、カメラマンならSNS投稿文の作成、メイクさんなら顧客とのイメージ共有など、職種を問わず応用できる事例を意識しました。
45分間のセミナーでは、「『明日から試せる』をテーマに、参加者が自分の業務で1つ使える場面を見つけることをゴール」として、以下の4つの実務ケースを実演しました。
■ 実演内容の詳細
実演1.:打ち合わせの文字起こし→提案作成

想定課題:60分の顧客との打ち合わせ内容を書類やファイルにまとめるのに、さらに1~2時間もかかってしまう。次回打ち合わせまでのリマインドメールの作成にも時間が取られている。
実演内容: 新郎新婦との初回打ち合わせ(60分)を想定し、文字起こしAI「Notta」で録音データをテキスト化。このデータをChatGPTに読み込ませ、以下の5つを一度に生成しました。
- 打ち合わせ内容の要約(社内共有用)
- 新郎新婦の価値観・重視点の整理
- 次回提案の方向性を3案
- 新郎新婦へのフォローメール(丁寧・簡潔)
- 次回までの確認事項チェックリスト
想定成果:従来1~2時間かかっていた作業が、数分で完了。プランナーはより創造的な業務に時間を割けるようになります。
各職種への応用: ウェディングプランナー以外にも、カメラマンなら撮影の打ち合わせ内容の整理、メイクアップアーティストならヘアメイクリハーサルの記録、会場装飾業者なら装飾イメージの確認事項まとめなど、各職種の打ち合わせ業務に幅広く応用できます。
実演2.:SNS投稿(集客・採用)

想定課題: 週末の挙式・撮影が続き、SNS投稿が追いつかない。魅力的な写真はあるのに、文章を作成するのに時間がかかり、運用が滞りがち。同じ写真で集客用と採用用の2パターンの投稿文を作るのは大変。
実演内容:1枚の結婚式写真をGoogle Geminiにアップロードし、「集客用(新郎新婦向け)」と「採用用(カメラマン・プランナー向け)」の2つの投稿文を同時生成。それぞれ異なるトーン・訴求ポイントで、写真の雰囲気を活かした魅力的な文章を出力しました。
- 集客用: 「幸せが音を立ててあふれ出した瞬間。この日、柔らかな光が降り注ぎ...」といった、新郎新婦の体験を想像させるストーリー重視の文章
- 採用用: 「誰かの人生の最高傑作は、あなたの感性で作れる。それは単なる記録ではなく...」といった、撮影者の感性や人間性を尊重する熱量の高い文章
想定成果: SNS運用の負荷が大幅に軽減され、集客や採用活動がより活発になります。
各職種への応用:式場の集客投稿だけでなく、カメラマンのポートフォリオ紹介、メイクアップアーティストの施術例の投稿、フラワーコーディネーターの装飾事例の紹介など、ビジュアルコンテンツを扱うあらゆる職種で活用できます。
実演3.:クリエイティブ合成(会場×装飾)

想定課題:装飾のイメージ打ち合わせで、新郎新婦が「実際にやるとどんな感じになるのかイメージできない」ため、打ち合わせ時間が伸びてしまう。イメージ共有が不十分なまま式当日を迎え、「思っていたのと違う」と言われ、顧客満足度が下がる恐れがある。
実演内容:実際の会場写真(エントランス/ロビーの壁面)と、新郎新婦が気に入っている装飾アイディアの参考写真をGeminiにアップロード。「この会場でこの装飾をやったらどう見えるか」を可視化しました。
AIは会場の建築構造(壁・床・窓・照明)を保持したまま、参考写真の世界観(素材感・色・ボリューム感)を自然に合成。さらに、色違いバージョンも自動生成し、複数案を短時間で提示できました。
想定成果: 打ち合わせ時間の短縮と顧客満足度の向上を同時に実現します。
各職種への応用: 会場装飾だけでなく、メイクアップアーティストなら「この会場でこのヘアメイクをしたらどう見えるか」、カメラマンなら「この会場でこのアングルから撮影したらどう写るか」など、ビジュアルイメージの共有が必要なあらゆる場面で活用できます。
実演4.:人材育成(ベテラン知見のAI化)

想定課題:新人が初歩的な質問も含めてベテランに質問するため、ベテランの業務負担が増加。新人はベテランの時間を奪うことに申し訳なさを感じ、質問をためらってしまうことも。
実演内容:ベテランウェディングプランナーの価値観・判断基準をまとめたPDFデータをChatGPTの「MyGPTs」機能に読み込ませ、カスタムAIを作成。新人からの「値下げ交渉への対応方法」という質問に対し、ベテランの思考を再現したアドバイスを生成しました。
AIは「正解を断定する」のではなく、「判断しやすくなるための思考整理役」として、以下の順番で回答:
- 状況の整理(何に迷っているか)
- おすすめ判断(結論)
- 理由(価値観・原則との紐づけ)
- 追加で確認したい質問(2~3個)
- そのまま使える言い回し例
想定成果: ベテランの負担が減り、新人も気軽に質問でき、組織全体の生産性向上につながります。
立場別の価値: 経営層にとっては属人化の解消と組織の知識資産化、管理職にとってはOJT負担の軽減と人材育成の効率化、現場スタッフにとっては24時間いつでも相談できる心理的安全性の確保という、それぞれの立場で異なる価値を提供します。
■ 参加者の反応:93%が「業務に役立つ」



参加者からのアンケート結果(有効回答数:45件)は以下の通りです。
- 満足度: 平均8.8点(10点満点)、10点満点評価が過半数
- 業務への有用性: 93%が「役にたつ」と回答(「非常に役立つ」58%、「ある程度役立つ」35%)
- 生成AI導入状況: 「導入しているが活用は不十分」が最多(43%)
参加者の具体的な評価コメント
- 「実演が多く早速使えるイメージが湧きました!」
- 「プランナー目線の活用方法がメインだったが、応用できそうなものがたくさんあり勉強になった。画像と画像を組み合わせた提案はぜひ活用したいと思いました」
- 「普段生成AIを使用させていただく時に、プロンプトの作成の難しさを感じていました。なので、音声入力でもそれなりの精度で欲しいものを作成できるということに驚きました。早速、活用してみようと思います」
- 「説明がわかりやすかった。自らの状況をしっかり丁寧にAIに指示を出すことが大切という部分。今までざっくりとしたプロンプトしか出せてなかったなぁと思うので、今後に生かしていきたいです」
- 「お客様へご提案するイメージ、提案、サービスの向上にAIを活用していくことの可能性を全体的に感じることができました。内装写真×やりたいことの合成、若手の相談役への活用、事前アンケートで事前にお客様のニーズを活用する可能性を感じました」
- 「ガベージイン、ガベージアウトの概念は勉強になりました。AIへのプロンプトは『あなた』と呼び掛ければ良いのですね!本当にこんなレベルだったので、とても学びになりました」
■ 愛知県ウェディング協議会について
愛知県ウェディング協議会は、日本ならではの文化とならわし、東海地区特有の風習を織り交ぜた「結婚式」文化の継承と魅力の発信を通じて、以下の4つの目的を達成すべく活動しています。
- 結婚や結婚式の意義や魅力を伝える
- 地域経済の活性化へ貢献
- 発展・継続していく婚礼業界へ
- 子供たちに受け継がれる結婚式へ
同協議会では、結婚式の相談や結婚式場の紹介のほか、この地域のウェディング情報発信や勉強会などを定期的に開催し、業界全体の発展に寄与しています。
URL:https://www.aichi-wedding.com/
■ 主催者コメント(愛知県ウェディング協議会理事 野口結生氏)
「ウェディング業界では、まだ生成AIに触れていない方が多い中、このセミナーが興味を持つ良いきっかけになったと感じています。参加者アンケートでも満足度が非常に高く、主催者側としてもありがたく感じております。愛知県ウェディング協議会は、今後も協議会の会員の皆様に、このような有益な機会を定期的に提供していきたいと考えています。」
■ 講師コメント(中島正博)
「今回のセミナーでは、『生成AIで何ができるか』ではなく、『ウェディング業界の皆さんの業務課題を、生成AIでどう解決できるか』に焦点を当てました。
特に重要なのは『独自の情報を入れる』こと。ガベージイン、ガベージアウト(ゴミを入れたらゴミしか出ない)という言葉がありますが、独自のアウトプットが欲しいなら独自のインプットが必要です。音声入力を活用して、具体的な状況や目的を丁寧にAIに伝えることで、格段に使える回答が得られます。
今後も様々な業界の実務課題に寄り添って、業界特化型のセミナーを提供していきます。」
■ 会社概要会社名: スノーフレイク・コンサルティング合同会社
代表者: 中島正博
所在地: 愛知県名古屋市
事業内容: 生成AI研修・コンサルティング、マーケティング支援、新規事業支援
ビジョン: 挑戦が賞賛される社会をつくる
セミナー実績:名古屋商工会議所/姫路商工会議所/中部マーケティング協会/各種業界団体/名古屋大学TOIC NAGOYAなど
URL: https://snowflake-consulting.net