~"介護をもっと人間らしく" - 記録業務の負荷軽減で、お客様と向き合う時間を創出~
東京海上日動ベターライフサービス株式会社(本社: 東京都世田谷区、代表取締役社長: 小林信昭、以下「東京海上日動ベターライフサービス」)と株式会社scoville(本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 出谷昌裕、以下「scoville」)は、scovilleが開発・提供する介護特化型AI「noman(ノーマン)」を、東京海上日動ベターライフサービスの居宅介護支援全43事業所・ケアマネジャー約160名、および施設(有料老人ホーム等)全11事業所に導入いたしました。さらに今年度中に訪問介護全47事業所のサービス提供責任者にも展開を予定しており、居宅介護・施設・訪問介護の全サービスでnomanを活用する体制を構築します。

導入の背景
介護業界では、2040年に約57万人の人材不足が見込まれる中、限られた人員で質の高いサービスを提供し続けるための業務効率化が喫緊の課題となっています。記録業務の負担はケアマネジャーに限らず、施設のカンファレンスや各種委員会の議事録、訪問介護のサービス提供責任者が作成するサービス手順書など、介護現場のあらゆる職種に共通する課題です。「お客様と向き合う本来の業務に充てたい時間が、記録業務に圧迫されている」という声は、同社の現場からも広く上がっていました。
東京海上日動ベターライフサービスは、「テクノロジーの力で、介護をもっと人間らしく」を掲げ、けあピアノート(介護記録の電子化)、インカム(現場コミュニケーション)、LOVOT(介護レクリエーション)など、テクノロジーの活用を通じたケアの品質向上と業務負荷軽減の両立に取り組んできました。こうした取り組みの延長として、居宅介護・施設・訪問介護の全サービスを対象にnomanの導入に踏み切りました。
導入の概要
- 導入サービス種別:- 居宅介護支援(みずたま介護ステーション): 全43事業所・ケアマネジャー約160名 - 導入済み- 施設(ヒルデモア・ヒュッテ等 有料老人ホーム): 全11事業所 - 導入済み- 訪問介護(みずたま介護ステーション): 全47事業所・サービス提供責任者 - 今年度中に導入予定
- 導入時期:2025年8月より居宅介護支援で先行導入を開始。施設への展開を経て、今年度中に訪問介護への導入を完了予定
- 活用場面(主な対象業務):サービス担当者会議、モニタリング面談、退院・退所カンファレンス、特定事業所加算の週次会議、各種委員会(虐待防止・身体拘束廃止等)、月次報告書 等
定着に向けた取り組み
居宅介護支援・施設への導入を完了し、訪問介護への展開も控える中、「導入して終わり」にしないために、両社は以下の定着に向けた取り組みを推進しています。
1. 業務フローへの組み込み支援
居宅介護支援・施設・訪問介護それぞれの日常業務のどの場面で、どのタイミングでnomanを使うかを整理した活用マニュアルを整備しました。従来の業務フローを変えるのではなく、既存の流れの中にnomanを自然に組み込む形で設計することで、現場が迷わず使い始められ、活用できるシーンを最大化しています。
2. 現場サポート体制
専用のサポート窓口を設置し、現場からの問い合わせにリアルタイムで対応しています。加えて、scovilleのスタッフが各事業所に直接架電し、日々の業務に沿った活用方法のご説明や困りごとの解消を実施。東京海上日動ベターライフサービスの在宅介護事業部と連携し、「まだうまく使えていない」事業所にも「もっと活用したい」事業所にも、状況に応じたきめ細かいサポートを提供しています。
3. 利用状況と成果指標のモニタリング
事業所別の利用状況に加え、ケアマネジャーの担当件数や残業時間といった成果指標もあわせてモニタリングしています。「ツールの利用が進んでいるか」だけでなく、「現場の働き方がどう変わっているか」までを両社で追いかけ、データに基づいた改善サイクルを回しています。
東京海上日動ベターライフサービスが大切にしてきた「小さな成功体験を積み重ね、現場が納得した上で進める」というテクノロジー導入のアプローチを踏襲し、ツール導入だけでなく、現場が安心して使える体制も整えた上での全社展開です。
nomanが支える新人ケアマネジャーの早期育成
東京海上日動ベターライフサービスでは、nomanの活用を通じた新人ケアマネジャーの早期育成・スキル向上にも取り組んでいます。
未経験からケアマネジャーとして一歩を踏み出す際、「サービス担当者会議で何をどう聞けばいいのか」「記録はどう書けばいいのか」という不安は大きなハードルです。nomanがあることで、まず目の前の会話に集中し、会議後に録音から記録の下書きを確認することができます。
テンプレートに沿って構造化された記録を日々扱う中で、ベテランケアマネジャーに同行しnomanを活用することで、どのような情報をどの順序で整理しているかの会話をライブで(リアルタイムで)聞きながら学ぶことができます。さらに、帰社後の録音音声の文字起こし・記録編集を通じて振り返り(整理)ができて、記録業務そのものが自然に学びの機会になります。
記録にかかる時間が短くなった分、ご利用者さまとの対話の時間も増やせたり、ご利用者さまのお宅にもう一件伺ったり、先輩に相談する時間に充てたりすることもできます。新人ケアマネジャーが早い段階から「自分がお客様の役に立てている」という実感を持ちながら成長できる環境づくりが、nomanの導入を通じて進んでいます。
両社コメント
東京海上日動ベターライフサービス株式会社 執行役員 在宅介護事業部長(一般社団法人日本在宅介護協会 常任理事) 室井勝一郎 氏
ケアマネジャーは、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、医療・介護・福祉をつないでいく仕事です。やりがいは大きい。一方で、記録業務に追われ、本来やりたいケアマネジメントの時間が削られてきたことも事実です。nomanの導入後、現場から『担当者会議の後にすぐ次のお宅に伺えるようになった』という声が届くようになりました。経験の浅いケアマネジャーも、日々の記録を通じて先輩の仕事の型を自然に吸収しながら、早い段階から"自分がお客様の役に立てている"という手応えを感じられるようになっています。私たちは、ケアマネジャーという仕事の魅力を、テクノロジーの力でもっと引き出したい。"本来やりたかった仕事"に集中できる環境こそが、これからこの業界を志す方にとっても、いま現場で頑張っている方にとっても、一番大切なことだと考えています。
株式会社scoville 事業部長 小島秀彦
東京海上日動ベターライフサービス様との取り組みでは、居宅介護支援・施設、そしてこれから訪問介護と、サービス種別を越えて全事業所にnomanを展開しています。従来の業務フローにnomanを自然に組み込む形を一緒に設計し、一つひとつの事業所に架電しながら定着を進めてきました。先日お電話した事業所では、『今までは記録を書くために残業していたけれど、今は定時で帰れる日が増えた』と話してくださったケアマネジャーの方がいました。介護に関わるすべての職種の記録業務を軽減し、お客様と向き合う時間を一緒につくっていくことが、私たちの役割だと考えています。
nomanについて
nomanは、会議や面談の音声をAIが自動で文字起こし・要約し、業務に合わせたテンプレートで記録・議事録を生成するツールです。介護・医療・福祉の現場に特化したテンプレートを備え、録音するだけで法定帳票や業務記録の下書きが完成します。
≫ 公式サイト:https://lp.noman-ai.jp/
東京海上日動ベターライフサービス株式会社について
東京海上日動ベターライフサービスは、東京海上グループの介護事業会社として、居宅介護支援(みずたま介護ステーション)、有料老人ホーム(ヒルデモア・ヒュッテ)、訪問介護など幅広い介護サービスを全国で展開しています。「品質の高い介護サービスの提供」を企業理念に掲げ、テクノロジーの活用を通じてお客様に寄り添ったサービスの提供と、働く人の業務負荷軽減の両立を目指しています。
≫ 公式サイト:https://www.tnbls.co.jp/
株式会社scovilleについて
「世界を目指す事業・企業・人を創り、日本経済を牽引する」をミッションに世界中から優秀な人材を集め、知の集約を行い、最先端技術を用いてグローバルで戦うことを目指す新規事業創出といった活動も始めています。「自分たちが育った日本に価値を還元したい。社会に価値を返す、日本の力を増強していきたい。」この想いを胸に、日本からグローバルで戦える事業・企業を創造していきます。
≫ 公式サイト:https://scoville.jp/
本件に関するお問い合わせ
東京海上日動ベターライフサービス株式会社 広報担当 E-mail: company@tnbls.co.jp
株式会社scoville 広報担当 E-mail: info@noman-ai.jp TEL: 050-6882-5665