教員の意識に関する調査2026
ジブラルタ生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:蕪木 広義)は、20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)2,000名(男性1,000名 女性1,000名)を対象に、「教員の意識に関する調査2026」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
◆教員としてのやりがいを感じるときTOP3
「児童・生徒の成長が感じられたとき」「児童・生徒の笑顔を見たとき」「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」
教員としてどのようなときにやりがいを感じるか聞くと、「児童・生徒の成長が感じられたとき」が最も高くなり、次いで、「児童・生徒の笑顔を見たとき」、「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」となりました。児童・生徒の成長の実感や喜びなど、子どもたちとの関わりがモチベーションにつながっている人が多いのではないでしょうか。

◆「児童・生徒に対して、自分のことを反面教師にしてもらいたいと思ったことがある」39%
反面教師にしてもらいたいと思ったところ 「学生時代に勉強をおろそかにしたこと」
「自分のものさしで他者をはかってしまうこと」「保守的で挑戦する気持ちがあまりなかったところ」など
児童・生徒に対して、自分のことを反面教師にしてもらいたいと思ったことがあるか聞くと、「ある」は38.9%となりました。反面教師にしてほしいと思うことをみると、「学生時代に勉強をおろそかにしたこと」や「自分のものさしで他者をはかってしまうこと」、「家庭と健康を犠牲にして働くこと」、「保守的で挑戦する気持ちがあまりなかったところ」といった回答がありました。

◆「児童・生徒が望ましい使い方で生成AIを使っていると感じることがある」51%、
「児童・生徒が望ましくない使い方で生成AIを使っていると感じることがある」58%、
「自分よりも児童・生徒のほうが生成AIを使いこなしていると感じることがある」74%、
「自分の作業効率化のために生成AIを活用したいと思うことがある」82%
教育現場における生成AIの利用について、児童・生徒が望ましい使い方で生成AIを使っていると感じることはあるか聞くと、「ある」は51.4%となり、児童・生徒が望ましくない使い方で生成AIを使っていると感じることでは「ある」は57.7%となりました。
自分よりも児童・生徒のほうが生成AIを使いこなしていると感じることでは「ある」は74.3%、自分の作業効率化のために生成AIを活用したいと思うことでは「ある」は81.6%となりました。

◆授業の教材として最も活用したいマンガ 1位「ドラえもん」2位「SLAM DUNK」3位「ONE PIECE」
授業の教材として最も活用したいマンガのタイトルを聞くと、1位「ドラえもん」、2位「SLAM DUNK」、3位「ONE PIECE」、4位「はたらく細胞」、5位「はだしのゲン」となりました。
TOP3となった回答について、活用したいと思う理由をみると、1位の「ドラえもん」では「のび太との会話に教材となるものが多いから」や「秘密道具に創造性を感じられる」、2位の「SLAM DUNK」では「困難に打ち勝つための要素がたくさんあるから」、3位の「ONE PIECE」では「さまざまな歴史的、地理的要素がつまっているから」といった回答がありました。

◆教職について
- 教員になりたいと思った理由TOP2 「教えることが好きだから」「子どもが好きだから」
全国の20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)2,000名(全回答者)に対し、教職について質問しました。
まず、全回答者(2,000名)に、教員になりたいと思った理由を聞いたところ、1位「教えることが好きだから」(38.0%)、2位「子どもが好きだから」(30.6%)、3位「収入が安定しているから」(29.4%)、4位「尊敬する教員・憧れる教員に出会ったから」(28.2%)、5位「専門分野の研究をしたいから」(11.9%)となりました。
男女別にみると、「クラブ・部活の指導をしたいから」(男性18.1%、女性5.3%)は男性が女性と比べて10ポイント以上高くなりました。女性では「子どもが好きだから」(34.2%)が1位となりました。

◆教育現場における生成AIの利用について
- 「児童・生徒が望ましい使い方で生成AIを使っていると感じることがある」51%、
「児童・生徒が望ましくない使い方で生成AIを使っていると感じることがある」58%、
中学校の教員ではいずれも60%台
次に、教育現場における生成AIの利用実態について聞きました。
教育現場における生成AIの利用について、児童・生徒が「望ましい使い方で」生成AIを使っていると感じることは、どのくらいあるか聞いたところ、「よくある」は3.9%、「ときどきある」は24.3%、「まれにある」は23.3%で、『ある(計)』は51.4%となり、児童・生徒の生成AI利用に関して、望ましい利用法だと感じたことがある人は半数となりました。
勤務先の学校種別にみると、中学校の教員では、『ある(計)』は60.9%となりました。
反対に、児童・生徒が「望ましくない使い方で」生成AIを使っていると感じることでは、『ある(計)』は57.7%となりました。教育現場における、児童・生徒の生成AIの利用については、望ましい使い方で使っていると感じる場面より、望ましくない使い方で使っていると感じる場面のほうが多い傾向にあるようです。
勤務先の学校種別にみると、感じることがある割合は、“望ましい使い方と感じる”割合と同様に、中学校の教員で最も高く、68.5%となりました。

児童・生徒が「望ましい使い方で」生成AIを使っていると感じることがある人(1,028名)に、児童・生徒が望ましい使い方で生成AIを使っていると感じる使い方を聞いたところ、「比較などのグラフを作っているとき」などの作業効率を高めるための使い方や、「AIに練習問題を作らせて、自習に使っていた」や「英語でのいろいろな表現を、生成AIを用いて調べている姿を見たとき」といった学習を深めるための使い方などが挙がりました。また、「子どもたちがわかりやすく説明する資料を作っているとき」などの成果物の正確性や完成度のための使い方、「面接練習の相手にAIを使いこなしていた」といったアドバイスやアイディアをもらっている使い方、「進路についての調査」といった使い方が挙がりました。
児童・生徒が「望ましくない使い方で」生成AIを使っていると感じることがある人(1,155名)に、児童・生徒が望ましくない使い方で生成AIを使っていると感じる使い方を聞いたところ、「読書感想文をタイトルだけAIに入力して作成している」、「作文を代筆させる。授業で扱っていない範囲を述べているからすぐにわかる」といった成果物の代行としての使い方、「教師の問いをそのまま生成AIに質問している」、「AIに頼ってしまい、図書室の本や辞書などを使わない」などの学習面での依存した使い方が挙がったほか、「他人が傷つくような画像を作っていたとき」や「著作権をはじめとした権利の存在に気づかないまま楽しんでいるとき」といったモラルやリテラシーに欠ける使い方、「悩み相談をAIだけに頼っているとき」といった使い方が挙がりました。

◆子どもに薦めたいエンタメについて
- 授業の教材として最も活用したいマンガ 1位「ドラえもん」2位「SLAM DUNK」3位「ONE PIECE」
授業の教材として最も活用したいマンガのタイトルを聞いたところ、1位「ドラえもん」(109名)、2位「SLAM DUNK」(82名)、3位「ONE PIECE」(63名)、4位「はたらく細胞」(45名)、5位「はだしのゲン」(41名)となりました。
TOP3となった回答について、活用したいと思う理由をみると、1位の「ドラえもん」では「のび太との会話に教材となるものが多いから」や「秘密道具に創造性を感じられる」、2位の「SLAM DUNK」では「困難に打ち勝つための要素がたくさんあるから」、3位の「ONE PIECE」では「さまざまな歴史的、地理的要素がつまっているから」といった回答がありました。そのほか、「鬼滅の刃」では「子どもたちの中で圧倒的な知名度があるため、とっつきやすい。大正時代の様子がわかるから」、「サザエさん」では「家庭科の教員として、家の間取りや家族構成など、よく活用していたから」といった回答もみられました。
男女別にみると、TOP3は男性・女性ともに「ドラえもん」、「SLAM DUNK」、「ONE PIECE」となりました。また、女性では古典作品の源氏物語を漫画化した「あさきゆめみし」が5位にランクインしました。

- 児童・生徒に最も薦めたいYouTubeチャンネル
「QuizKnock」「小島よしおのおっぱっぴー小学校」
「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」が同数で1位!
次に、児童・生徒に最も薦めたいYouTubeチャンネルを聞いたところ、1位は「QuizKnock」、「小島よしおのおっぱっぴー小学校」、「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」(いずれも10名)となりました。以降、4位「HikakinTV」(9名)、5位「予備校のノリで学ぶ『大学の数学・物理』」(7名)の順となりました。
1位となった3つのチャンネルについて、薦めたいと思う理由をみると、「QuizKnock」では「面白くて勉強になる。子どもに真似してほしくないと思うような乱暴な言葉や企画がない」や「知識のある人たちが、それを使って楽しく遊んでいる様子を見てほしい」、「小島よしおのおっぱっぴー小学校」では「面白くわかりやすく教えてくれているから」や「悩みごとを解決していて話が優しい」、「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」では「知識と教養、コミュニケーションスキルが身につく」、「わかりやすく説明していると思うし、中学生に知っておいてほしいことが多くある」といった回答がありました。

◆教科に対する意識・実感について
- 子どもの頃に好きだった教科 男性・女性ともに1位は「算数・数学」
担当教科別では、現在担当している教科が“子どもの頃に好きだった教科”で1位
好きだった理由 算数・数学「居残りでていねいに指導してくれたから」、社会「歴史は、説が年々増えるから」、
音楽「先生に歌唱力を褒められたから」など
教員の教科に対する意識・実感を聞きました。
全回答者(2,000名)に、子どもの頃に好きだった教科を聞いたところ、男性・女性ともに、「算数・数学」(男性253名、女性183名)が1位となりました。以降、男性では2位「社会」(234名)、3位「保健・体育」(157名)、4位「理科」(114名)、5位「外国語(英語含む)」(68名)、女性では2位「音楽」(151名)、3位「保健・体育」(148名)、4位「国語」(125名)、5位「外国語(英語含む)」(90名)が続きました。
担当教科別にみると、国語を担当している人では「国語」、算数・数学を担当している人では「算数・数学」、外国語(英語含む)を担当している人では「外国語(英語含む)」、社会を担当している人では「社会」、理科を担当している人では「理科」と、それぞれの担当教科が1位となりました。子どもの頃に好きだった教科が自身の担当教科になっている教員が多いようです。また、担当教科がない人では「保健・体育」が1位でした。

好きだった理由をみると、国語では「漢字の歴史が好き」や「字の綺麗な国語の先生がいたから」、算数・数学では「苦手な計算を居残りでていねいに指導してくれたから」や「さまざまな方法で答えが導き出すことができ、明確な答えがあるから」、外国語では「異文化への興味」や「文法に興味があった」といった理由が挙げられました。
そのほか、社会では「歴史や社会の仕組みに興味があったから」や「歴史は、説が年々増えるから」、理科では「理論と実際の出来事がリンクしたから」や「観察が好きだから」などの回答がみられました。
また、保健・体育では「遊び感覚」や「勉強が嫌いで運動が得意だった」、音楽では「リコーダーで演奏するのが好きだったから」や「先生に歌唱力を褒められたから」といった回答がありました。

- 子どもの頃に嫌いだった教科 男性では1位「国語」、女性では1位「算数・数学」
文系教科の担当教員では「算数・数学」、理系教科の担当教員では「国語」が1位!
嫌いだった理由 国語「作者の気持ちは作者にしかわからない」、算数・数学「公式を汎化できなかったから」、
保健・体育「水やボールなど、恐怖を感じる場面が多かった」など
反対に、子どもの頃に嫌いだった教科を聞いたところ、男性では1位「国語」(153名)、2位「算数・数学」(128名)、3位「美術・図工」(116名)、4位「保健・体育」(103名)、5位「外国語(英語含む)」(98名)となりました。女性では1位「算数・数学」(217名)、2位「保健・体育」(209名)、3位「社会」(101名)、4位「理科」(88名)、5位「美術・図工」(80名)となりました。
担当教科別にみると、国語や外国語(英語含む)、社会をそれぞれ担当している人と、担当教科がない人では、「算数・数学」が1位となりました。また、算数・数学や理科をそれぞれ担当している人では「国語」が1位となりました。担当教科が文系の人では「算数・数学」、担当教科が理系の人では「国語」が、“子どもの頃に嫌いだった教科”になっているようです。

嫌いだった理由をみると、国語では「作者の気持ちは作者にしかわからない」や「どう勉強してよいかわからないから」、算数・数学では「公式を覚えたりしても汎化できなかったから」や「計算ドリルが嫌いだった」、外国語では「直感的に理解できないので」や「人前で話すのが嫌だった」といった回答がありました。
また、社会では「地方の野菜など特産物がややこしくて、覚えるのが苦手」や「名字が同じ人が大勢いて、誰のことか混乱したから」、理科では「何を勉強しているのかわからないから」や「すでにわかっていることを実験することにわざとらしさを感じた」などの理由が挙げられました。
保健・体育では「思った通りに体を操れない」や「苦手だった。水やボールなど、恐怖を感じる場面が多かった」、美術・図工では「作品作りに時間がかかる」や「努力しても上達しないから」などの回答がみられました。

- 大人になって実は役立つということがわかった教科 男性・女性ともに1位「算数・数学」
役立つシーン・役立つことがわかった場面 算数・数学「シミュレーションや予測」、
社会「制度や世の中の仕組みの理解が必要だと思った」、技術・家庭「お金の使い方や生活全般」など
また、子どもの頃はわからなかったが大人になって実は役立つということがわかった教科を聞いたところ、男性・女性ともに「算数・数学」(男性159名、女性146名)が1位となり、男性では2位「社会」(122名)、3位「国語」(107名)、4位「外国語(英語含む)」(106名)、5位「技術・家庭」(71名)、女性では2位「技術・家庭」(140名)、3位「社会」(131名)、4位「理科」(87名)、5位「国語」(83名)となりました。
担当教科別にみると、国語や外国語(英語含む)、社会をそれぞれ担当している人と、担当教科がない人では、子どもの頃に嫌いだった教科と同様に「算数・数学」が1位となりました。また、理科を担当している人でも1位は「算数・数学」でした。算数・数学を担当している人では「社会」が1位となりました。

役立つシーン・役立つことがわかった場面をみると、国語では「仕事でいろいろな書類を読んで理解しなければいけないシーン」や「AIへのプロンプトなどは、適切な文章でなければうまくいかないから」、算数・数学では「シミュレーションや予測」や「算数の論理的な考え方が作文や資料作りに役立つ」、英語では「少しは海外のニュースを知りたいと思ったとき」や「外国からの転校生がじわじわと増えてきた」などが挙げられました。
また、社会では「自立して、制度や世の中の仕組みの理解が必要だと思った」や「旅行に行ったときに歴史がわかるとより深く楽しめる」、理科では「地震とか天気とか、生活と密接している」や「生活の中で化学の知識が意外と活用されるから」、技術・家庭では「お金の使い方や生活全般」や「防災対策など日常生活に欠かせない知恵がつまっている」といった回答がありました。

◆教員・学校×有名人
- 理想の校長先生のイメージに合うと思う有名人 男性回答1位「武田鉄矢さん」、女性回答1位「天海祐希さん」
最後に、全回答者(2,000名)に、理想の校長先生のイメージに合うと思う有名人を聞いたところ、男性回答では「武田鉄矢さん」、女性回答では「天海祐希さん」が1位となりました。理由をみると、「武田鉄矢さん」では「子どもも大人も指導してくれそう」や「職員も子どもも大切にしてくれそうだから」、「贔屓をしなさそう」、「天海祐希さん」では「生徒からも先生からも慕われる人格者のように思うから」や「バシッと意見などを言ってくれそうだし、凛としていてカッコいいから」、「何かあった時に助けてくれる。ちゃんと評価してくれる」といった回答が挙げられました。子どもと同様に教職員も大事にしてくれるような校長先生を理想としている人が多いようです。
以降、男性回答では2位「タモリさん」、3位「明石家さんまさん」、4位「所ジョージさん」、5位「高市早苗さん」、女性回答では2位「武田鉄矢さん」、3位「明石家さんまさん」、4位「所ジョージさん」、5位「タモリさん」となりました。理由についてみると、男性回答2位と女性回答5位の「タモリさん」では「知識が豊富でユーモアがあるから」や「慕われている感じがするから」、男性回答・女性回答ともに3位の「明石家さんまさん」では「常に明るくて、どんな子どもも受け入れてくれるイメージがあるから」や「誰のどんな発言も笑いに変えて、周りを明るくしてくれるから」といった回答が挙げられました。

※調査結果全文は添付のPDFよりご覧いただけます。
■調査概要■
調査タイトル:教員の意識に関する調査2026
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)
調査期間:2026年5月13日~5月25日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:2,000名
調査協力会社:ネットエイジア株式会社