算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:高田 忍、以下「当協会」)は、『「算額1・2・3」コンクール2026 in 奈良』(後援:奈良市教育委員会)を開催し、2026年3月20日(金)、東大寺(奈良市)大仏殿において、ユニークな算数の問題を作成した児童生徒を優秀賞として表彰し、その創作問題を算額として東大寺に奉納しました。

奉納した算額【令和8年 問題2】
これまで当協会は、当協会の理念である「算数・数学への興味喚起」と「算数・数学嫌いをなくし、算数・数学好きを増やす」取り組みの一環として、2015年から2024年までは、東大寺にまつわる数学の問題を当協会が作成し、算額(*)として継続的に奉納してまいりました。
11回めの算額奉納(※2021年は新型コロナウイルス感染症拡大防止等の観点から休止)となる2026年は、こうした活動を多くの方々により広く、より深く知っていただくため、『「算額1・2・3」コンクール2026 in 奈良』(後援:奈良市教育委員会)を2025年に続き、開催し、奈良市内の小中学校(中等教育学校前期課程、国立・私立小中学校を含む)の児童生徒を対象に、東大寺や奈良市に関連する算数・数学の問題を募集しました。
厳正なる審査の結果、奈良市立一条高等学校附属中学校の生徒および奈良市立佐保台小学校の児童が作成した問題が優秀賞として選出されました。
2026年の算額として奉納した優秀賞の作品は、「大仏様がピアノを弾く場合、最大で何オクターブまで届く?」「阿形像と吽形像がまとう『天衣』の長さは二体合わせて何m?」の2題です。
3月20日には、東大寺大仏殿において算額披露(奉納)および表彰式を行い、優秀賞として選出されたそれぞれの児童生徒に賞状を贈呈いたしました。審査員からは、「1オクターブの定義や鍵盤が無限に続くという条件設定など、数学的な配慮がていねいになされた点が評価できます。また、大仏や建物の高さではなく「天衣の長さ」に着目した視点が独創的で、ひじょうに魅力的な作品にしあがっています」とそれぞれの作品について講評がありました。
算額(*)=神社や寺院に奉納された和算の絵馬のことで、江戸時代に日本独自に広まった文化だと言われています。難問が多いですが、問題が解けた喜びを神仏に感謝したり、学業成就を祈願したりする風習として親しまれてきました。

奉納した算額【令和8年 問題1】

奉納した算額【令和8年 問題2】

東大寺大仏殿での表彰のようす

表彰後の記念撮影。右は東大寺別当 橋村公英師、左は当協会理事長・高田 忍
【「算額1・2・3」コンクール2026 in 奈良 算額奉納式・表彰式概要】
■算額奉納式、表彰式開催日時:2026年3月20日(金)10時00分~10時30分
■開催場所:東大寺大仏殿
<当日の流れ>
・盧舎那仏(大仏様)礼拝
・主催者挨拶、算額披露(奉納)
・奉納する算額の問題に関する審査員講評
・表彰
・記念撮影
当協会は、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させてまいります。
【「数検」について】
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、累計志願者数が700万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は50,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるIBT(Internet Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【データサイエンス数学ストラテジストについて】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「データサイエンス数学ストラテジスト」は、データサイエンスの基盤となる数学力とコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する資格制度で、2021年9月に新設しました。資格試験は、中級と上級の2つの階級があり、5肢択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微分積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の理解度・習熟度を測定します。
【法人概要】
法人名: 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地: 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長: 高田 忍
会長: 若山正人(九州大学 名誉教授、ZEN大学 学長)
設立: 1999年7月15日
事業内容:
(1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
公式サイト :https://www.su-gaku.net/
公式Instagram :https://www.instagram.com/sugaku_kentei/
公式X :https://x.com/sugaku_net
公式YouTube :https://www.youtube.com/c/sugakunetch
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会の登録商標です。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。