自然界に潜む生命のダイナミズムを壮麗に描き出す日本画家、菅原健彦の展覧会
1962年東京に生まれ、多摩美術大学にて日本画を専攻した菅原は、在学中より既に異彩を放つ新人として画壇から高く評価をされてまいりました。
1996年自然豊かな山梨で桜の古木と出会い、それを機に桜樹への傾倒が始まり現在の菅原芸術の扉が開かれていきます。千年を越えて生きる神代桜や淡墨桜の、殊に大地に根付く大樹そのものの生命力に魅了された菅原は、花びらを丹念に描くのではなく、自然界に潜む壮大な生命のダイナミズムを、極めて独創的な手法を用いて壮麗な表現に結晶させました。驚異的なまでの宇宙エネルギーを大樹が体現する一方で、花びらや雪など移ろう時のモチーフが加えられ、永遠と刹那、そして過去と未来の時間が画中に交錯し、生々流転する生命の姿(かたち)が荘厳かつ流麗に描き上げられています。
2012年には当画廊のパリ店にて個展を開催し大成功をおさめて以来現在は世界を舞台に活躍しております。
東京店においては初個展となる今展では、桜樹の主題を中心に約40点の新作を披露致します。
是非ご高覧ください。
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