2026年7月28日開催、参加17名。Salesforceからの乗り換え開発に省力化投資補助金を組み合わせ、初期投資の回収期間をさらに短縮する進め方をご紹介します。
公開日:2026年9月9日
- セミナー開催報告:https://www.irwin-and-co.com/news/ai-subsidy-seminar-report
- 関連リリース:SaaS is dead!5年で6,300万円を費用計上する「Salesforce」を、約2年で投資回収可能な自社資産に変えるAIシステム開発

Irwin&co株式会社(東京都渋谷区/代表取締役 アーウィン海)は、Salesforceをはじめとする業務SaaSからの乗り換えを検討する中小・中堅企業に向けて、中小企業省力化投資補助金の活用を前提としたスクラッチ開発の支援を提供しています。
「乗り換えたほうが安いのは分かるが、最初にまとまった開発費が出せない」--この一点で乗り換えが止まる企業は少なくありません。本記事では、2026年7月28日に開催した補助金活用セミナーでお伝えした内容のうち、Salesforceからの乗り換え開発に補助金を組み合わせるという論点に絞ってご紹介します。
背景 - 「乗り換えたい」と「今は出せない」の間で止まる意思決定
SaaSの費用は、使い続ける限り毎年発生し、利用人数が増えれば増えるほど積み上がります。一方で乗り換えには一時的な開発費がかかる。この「毎年の固定費」と「一度の投資」の比較が、多くの企業で先送りされています。
弊社にご相談いただく現場では、次のような状態がよく共通しています。
- 営業支援として導入したはずが、見積・受注・売上管理まで載っており、経理側と二重入力が残っている
- 項目を1つ増やすたびに外部ベンダーへの改修依頼が発生し、都度見積・都度費用になっている
- 実際には数機能しか使っていないのに、全ユーザー分のEnterpriseライセンスを払い続けている
- ダッシュボードや帳票の体裁を変えるだけで、社内では対応できず数週間待ちになる
- 退職者が出てもライセンスは年間契約のため、すぐには減らせない
「高い」という感覚は共有されているのに、意思決定の場では初期投資の資金繰りが最後の壁になります。ここに補助金を充てられるかどうかで、判断の難易度は大きく変わります。
数字で見る - 継続した場合と、補助金を使って乗り換えた場合
50ユーザーがSalesforce Enterprise(Agentforce Sales)を利用している前提での試算です。

※上表の1,800万円・月額40万円は、費用構造の違いをご理解いただくための一例です。開発費・保守費はご要件の範囲、対象業務数、移行データの量、必要な体制人数によって大きく変動します。金額をお約束するものではなく、実際のお見積りはヒアリングのうえ個別に算出いたします。
※Salesforceの費用は、セールスフォース・ジャパンの公表価格(Enterprise 1ユーザーあたり月21,000円/2026年時点)に基づく当社試算です。実際の請求額はアドオン・割引・契約形態により変動します。
※乗り換え費用は、複数名体制で半年程度をかける構成を仮定した場合の一例(開発費1,800万円、保守運用費 月額40万円、いずれも税抜)に基づく試算です。対象業務を絞れば金額・期間ともに小さくなります。インフラ費用はお客様ご負担です。
※中小企業省力化投資補助金(一般型)の補助上限額は従業員数により異なり、5人以下750万円/6~20人1,500万円/21~50人3,000万円/51~100人5,000万円/101人以上8,000万円です(大幅賃上げ特例の適用時は、それぞれ1,000万円/2,000万円/4,000万円/6,500万円/1億円)。補助率は中小企業1/2(最低賃金引き上げ特例の適用時2/3)、小規模企業者・小規模事業者および再生事業者は2/3です。2026年9月時点で第8回公募が実施されています。最新の条件は必ず公募要領をご確認ください。
読み方はシンプルです。
この前提であれば、年間の差額は780万円となり、初期投資1,800万円は補助金なしでもおよそ2年強で回収できる計算になります。ここに補助率1/2が適用されれば、回収期間はおよそ1年強まで縮まります。
5年で見た累計の差は、補助金なしで2,100万円、補助金ありで3,000万円です。補助金は、この回収期間そのものを短くする打ち手だとお考えください。
そして重要なのは、乗り換え後に残るのが「費用」ではなく「自社の資産」だという点です。 SaaSのライセンス費は5年払い続けても何も残りませんが、自社開発したシステムは貸借対照表上の資産として残り、人数が増えても月額が跳ね上がりません。
例えば、ある不動産会社では
弊社が現在支援している不動産会社では、Salesforce上の物件・取引先・商談データをスクラッチシステムへ移行する取り組みが進行しています。主要オブジェクト81項目のマッピング、10種類の書類のAI読み取り、約2,800フォルダ・1万ファイル超のドライブ資産の移管、400件超の自動テストといった規模です。
この案件で採った進め方は3つです。1.機能を作る前に既存データの移行から着手する 2.業務領域ごとに段階的に切り替える 3.Salesforceの契約終了日から逆算してマイルストーンを固定する。
乗り換えが失敗するのは技術的な理由よりも「切替日が決まらないまま並行稼働が長引く」ケースが大半で、契約終了日を起点に置くことがそのまま計画の背骨になります。
補助金を組み合わせるときの4つのポイント
1. 対象は「省力化」--業務削減の設計が申請の中心になる
中小企業省力化投資補助金は、人手不足に対応するための省力化投資を支援する制度です。したがって申請で問われるのは「どのシステムを作るか」ではなく、どの業務が何時間減るのかです。弊社では現行業務の棚卸しから着手し、対象業務・削減見込み時間・効果測定の方法を整理したうえで開発計画に落とし込みます。乗り換えの検討資料と、申請に必要な整理は大部分が重なります。
2. 交付決定前の発注は対象外--スケジュールは制度に合わせて引く
補助金は原則として交付決定後の発注が条件で、支払いも精算払い(先に支払い、後から入金)です。Salesforceの契約更新月が近い場合、公募スケジュールとの兼ね合いで「間に合わない」ということが起こり得ます。弊社ではSalesforceの契約終了日と公募回の両方から逆算し、要件定義のみを先行させる、一部業務を先に切り出すといった現実的な進め方をご提案します。
3. 開発費は固定報酬--補助対象額がぶれない
弊社の開発費は人月精算ではなく固定報酬です。開発が遅延しても追加請求は発生しません。補助金は交付申請時の金額が基準となるため、途中で総額が動かないことが、そのまま申請上の安全性になります。要件定義完了時点で体制と総額を確定し、以降は固定でお受けします。
4. 申請手続きは代行可能--着手金0円・成功報酬
「補助金が使えるのは分かったが、申請書類を作る人手がない」という点も、乗り換えが止まる理由のひとつです。弊社では、セミナーを共催した提携先である株式会社イチドキリと連携し、着手金0円・成功報酬型で補助金申請手続きの代行をご提供しています。採択されなければ費用は発生しないため、申請にあたって先に持ち出しが生じることはありません。
事業計画の作成にあたっては、開発側である弊社が省力化の対象業務・削減見込み時間・システム要件を整理し、申請実務は提携先が担います。お客様側でご準備いただくのは、決算書などの基礎資料と業務実態のヒアリングへのご協力が中心です。
対応領域
Salesforceリプレイス(フルスクラッチ開発)/SaaSからの部分切り出し・段階移行/データ移行・ドライブ資産の移管/生成AIによる書類読み取り・入力補助・自然文検索/見積・請求まわりの自動化/Microsoft 365 Copilot活用支援/補助金活用を前提とした開発計画の立案
不動産・建設・保険・通信インフラ・製造・医療など、現場のオペレーション量が多い業種を中心にご支援しています。
セミナーについて
2026年7月28日、ピカパカCXO倶楽部・TUNNEL TOKYO・株式会社イチドキリとの共催で「最大1億円の補助金で実現するAI開発セミナー&交流会」を開催し、17名にご参加いただきました。開催報告はこちらをご覧ください。次回開催については、決まり次第お知らせいたします。

ご相談の流れ
1. 無料相談(60分) - 現在のSaaS費用・利用状況をお伺いし、乗り換えの費用比較表をその場で作成します。
2. 業務の棚卸しと削減見込みの整理(1~2週間) - 補助金申請の骨子と、開発対象の優先順位が決まります。
3. デモのご提示(無償) - 完成イメージをご確認いただいたうえで、発注をご判断いただけます。
4. 要件定義 - 体制と総額を確定します。ここまでで補助金申請の判断が可能です。申請手続きは提携先が着手金0円・成功報酬で代行いたします。
5. 開発・段階移行(標準6ヶ月~) - 契約終了日から逆算した計画で切り替えます。
※お問い合わせはこちらから承ります。原則当日中にご返信いたします。
Irwin&co株式会社について
Irwin&co株式会社は、生成AIを活用した受託開発およびコンサルティングを主力事業とする、東京都渋谷区の企業です。IT専任者のいない中小企業を主なお客様とし、業務システムの構築から運用までを一貫してご支援しています。
- 社名:Irwin&co株式会社
- 代表者:代表取締役 アーウィン海
- 所在地:〒150-0044 東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷V 3階
- 設立:2025年6月
- 事業内容:生成AIを活用した受託開発/AI導入コンサルティング/業務システムのスクラッチ開発
お問い合わせ先
- Irwin&co株式会社 取締役COO 田中 康太郎
- Mail:kotaro.tanaka@irwin-and-co.com
- Web:https://www.irwin-and-co.com/company