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高知信用金庫

人と地域のテクノロジー 次世代基幹系システム「CORE01」の研究開発スタート。地域のデジタル基盤構築を目指します。

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高知信用金庫は、半世紀にわたるシステムパートナー富士通株式会社と、新システムの研究開発に挑みます。

 高知信用金庫(理事長・山崎久留美)は、2030年に予定されているホストコンピュータの販売終息に早期に対応し、当金庫の未来に向けた礎となる『次世代基幹系システム(当金庫の 全ての勘定をつかさどり全システムの基盤となる次世代システムの総称)』をオープンシステムにより再構築することで、当金庫の経営基盤であるコアシステムの強化拡充により、地域インフラを担い、事業継続性を確保いたします。
 2030年までにオープンシステムに完全移行することで、システムのレガシーリスクを克服すると共に、デジタル変革に果敢に対応し、最新技術との親和性を強化いたします。 併せて、本開発を通じて、当金庫のシステム人財および開発ベンダー人財の専門性・技術・開発力を底上げすることで、システム開発の組織力を強化し、ベンダーとの緊密な連携・協働体制を構築することを目指して参ります。

1.新システムの目指す未来
CORE01は次の開発目標の達成に向け取り組みして参ります。

2.新システムの概念
(1) 地域クラウド構想
業務変革、環境変化に強く、様々な接続を可能とする地域のためのインナークラウドをオープン環境下で構築します。

(2) セキュア3層構造
 「オープン」「クローズ」「コンフィデンシャル」の3層構造をオープン環境下に構築、安全・安心な地域インフラを創造します。

(3) イノベーションフリー構想
「現用」「待機」「保守」に加え、複数の「開発」環境を構築。地域社会を支えるシステムの迅速なサービスインを強化します。

3.新システムの目指すべき姿
(1) 安全基準ティア4の保持
データセンター最高レベルの安全基準「ティア4」をさらに改善、強化。基幹系2系統システムをオープン環境で再構築します。

(2) サイバーテロ対策の強化
オープン化により増大するサイバー攻撃に備え、基幹系システムをコンフィデンシャルゾーンとし、暗号化技術と電文制御により防御性能を最大化します。

(3) ホストの知見継承
ホストコンピュータの知見を継承したオープンシステムを構築します。

マクロ
ホストコンピュータの知見を最大限活かし、データベースアクセス制御や、電文編集処理及び、帳票出力処理などの共通処理(マクロ)をオープン環境に合わせて刷新。充実した処理を配備することで、開発スピードを向上させます。

データリカバリ(データ復旧)
メインタワー・バックアップタワーそれぞれのシステムで同一データを保管することで、地震・津波・サイバー攻撃などのシビアアクシデントにおいても、大幅なデータ消失を抑える機構(基幹系二系統)を構築します。

二重化(ホットスタンバイ)システム
ホストシステムのホットスタンバイ方式を踏襲し、サーバダウンしてもデータ消失無く、かつ短時間で別サーバに切り替える方式を実現します。

無人運転
オンライン終了後、無人運転に切り替え、職員はオンライン終了15分程度で帰宅することができ、翌日のオンライン起動まで自動運転する現行の仕組みをオープンシステムでも同様に構築します。

監視システム
障害発生時、システム関係者に対し、電話による障害認知とメールによる障害内容通知をすることで、スピーディーに障害対応ができる現行の仕組みをオープンシステムでも同様に構築します。

4. オープン化移行の考え方
(1) モダナイゼーション
モダナイゼーションの「リライト」「リビルド」を駆使して、最適なオープンシステムを構築します。

(2) 改善・コンポーネント化
プログラムを整理統合。コンポーネント化・サブルーチン化を図り、次世代開発の理解度・解像度を 強化します。

高知信金×富士通パートナーシップ

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