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国立大学法人千葉大学

「安房を彫る-木を生かす人びとの営み-」千葉大学公開市民講座、12月6日(日)に開催

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3D画像を用いながら、南房総に栄えた豊かな木の文化の歴史を紹介

国立大学法人千葉大学は、南房総を中心とする木彫文化の第一線の研究者が、歴史的そして社会的な背景を話す、公開市民講座「安房を彫る-木を生かす人びとの営み-」を開催する。当日は、千葉大学大学院工学研究科が手がけた3D画像などの研究成果を併せて紹介し、豊かな木の文化の歴史を学ぶ。また、会場では3D形状測定を実施する予定。

南房総に息づく豊かな木の文化の歴史を、3D画像など工学的な分析を用いながら紹介


 仏像をはじめとする素材を生かした木の造形は、作り手の見事な技術を今に伝え私たちを魅了してやみません。

 「波の伊八」と呼び慣わされている武志伊八郎信由(1752~1825)、今年、生誕二百年が祝われた後藤義光(1815~1902)が生まれた安房の地には、多くの素晴らしい木の造形がうまれています。

 千葉大学大学院工学研究科は、これら木彫作品を対象に3D画像など工学的な分析を駆使しながら、かたちと技法の実際を解明しようと試みています。これら「科学の目」によって神秘的とも思える木彫作品の豊かな造形世界の魅力を、あらためて学ぶことができるのではないでしょうか。

本講座では、安房を中心とする木彫文化研究の第一人者をお招きし、歴史的そして社会的な背景を中心にお話をしていただきます。さらに、本学工学研究科教員による3D画像など科学的な分析の報告とあわせて、伝統に支えられた木の営みの秘密を「発見」する貴重な機会としたいと思います。

公開市民講座の概要

【テーマ】「安房を彫る-木を生かす人びとの営み-」
【日 時】12月6日(日) 13:00~16:40(12:30開場)
【場 所】千葉大学 工学系総合研究棟2コンファレンスルーム(西千葉キャンパス)
【参加費】無料(定員150名)
【申 込】専用申し込みフォーム又ははがき、Eメール、FAXにてお申込み下さい。
詳しくはこちら。
http://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/article2015/20151206koukaikouza.html
受付は11月27日(金)まで。
【企 画】千葉大学 高等教育研究機構 高大連携・地域貢献部門 地域貢献部会
【主 催】千葉大学
【後 援】鴨川市、鴨川市教育委員会、館山市、館山市教育委員会、千葉県教育委員会、千葉市教育委員会、千葉日報社(50音順)
【参考資料】「安房を彫る-木を生かす人びとの営み-」チラシ
http://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/article2015/pdf/20151007chirashi151206.pdf

プログラム

講 演 1 「南総で活躍した二人の彫工・伊八と義光」
石川 丈夫(鴨川市郷土資料館 文化振興室長)

講 演 2 「安房の木彫仏とその造形」
池田 英真(館山市商工観光課 主任学芸員)

講 演 3 「安房の木彫の造形を3D形状測定によって分析する」
久保 光徳(千葉大学大学院工学研究科 教授)

パネルディスカッション
パネラー 稲垣 祥三(寺社彫刻研究家・彫刻家)、石川 丈夫、池田 英真、久保 光徳
司会 植田 憲(千葉大学大学院工学研究科 教授)

■本件に関するお問い合わせ
千葉大学学務部教育企画課
 FAX:043-290-3606
 E-mail:koukai-kouza*chiba-u.jp(*は@に変更してください)

■関連リンク
千葉大学
http://www.chiba-u.ac.jp/

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