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オーストラリア ビクトリア州政府観光局

オーストラリア・ビクトリア州の「Budj Bim(バジ・ビム)文化的景観」がユネスコ世界文化遺産に登録決定!

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2019年6月30日~7月10日にアゼルバイジャン共和国の首都バクーで開催された国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、オーストラリア・ビクトリア州の「Budj Bim(バジ・ビム)文化的景観」を世界文化遺産に登録することを発表しました。オーストラリアとしては20件目、ビクトリア州では2004年に選ばれた「ロイヤル・エキシビジョン・ビルとカールトン庭園」に次ぎ2か所目の登録となります。

ビクトリア南西部「世界で最も美しい海岸線」といわれるグレート・オーシャン・ロード近郊に位置するバジ・ビムは、オーストラリアの先住民Gunditjmara(グンディッジマラ族)の人々によって6,600年前に開発された世界最古の水産養殖地として、ほぼ100平方キロメートルにわたりウナギ漁の仕掛けや堰など複雑なシステムを用いていた歴史があり、そして、遺跡からは一般的に考えられているアボリジニの遊牧生活とは異なり、Mt. Eccles(マウント エクルズ・現在は死火山)の玄武石を利用し、石造りの円形住居を築き定住していたことや養鰻のために川の流れを変えるなどの工事も行っていたことが分かっています。今回、グンディッジマラ族の子孫によって10年以上にわたり伝えられ、文化的景観の価値が認められることとなりました。

過去5年間、グンディッジマラ族の人々はバジ・ビムの世界遺産リストに登録された候補の開発においてビクトリア州政府およびオーストラリア政府と密接に協力してきました。
ビクトリア州政府は、観光インフラプロジェクトを支援し、バジ・ビムマスタープランを実施するためにGunditj Mirring Traditional Owners Aboriginal Corporationに総額1300万ドルの公約について支持を示しており、バジ・ビムを世界的に有名な観光地として発展させ文化的景観を共有することにおいて、グンディッジマラ族の人々へ敬意を払うこととなるでしょう。

マスタープランでは、今後10年から25年の間に年間15万人以上の来場者を集めるという最終目標を掲げて、3段階にわたる来場者の目標を概説しています。また、マスタープランのなかで観光客の増加が地域に悪影響を及ぼさないように持続可能な形で迎え入れの必要性を認識しています。このプランは今後数年間継続する予定です。

ビクトリア州政府観光局(Visit Victoria)の最高経営責任者(CEO)Peter Bingemanは、「ビクトリア州のアボリジニ観光事業の推進を支援することが組織にとって最優先事項です。また、ビクトリア州の先住民ツーリズムを支援することは、ビクトリア州の多様な歴史の物語を語り、州の観光資産を成長させ、雇用の創出と訓練の機会を通じて地域社会を支援することの核となります。」と述べています。

【バジ・ビムへの行き方】
-メルボルン市内から車で約4時間30分
‐近郊の空港(ワーナンブール、ポートランド)まで小型機を利用しチャーターフライト

~メルボルン基本情報~
メルボルンはオーストラリアの南東に位置し、19世紀の面影を残したビクトリア調の建物と現代アートの建物が融合した街並みが魅力なオーストラリア第2の都市です。別名「ガーデンシティ」とも呼ばれるほど緑豊かな公園が点在し、イギリスの雑誌「エコノミスト」の調査部門がまとめている「世界で最も住みやすい街」ランキングでは2011年から2017年まで7年連続で1位に選ばれました。
また、1年を通し国際的なイベントが多いのも特徴。スポーツやファッション、アート、フードなど多岐にわたります。
多民族国家として知られるメルボルンは食文化が発達し、近年では「モダン・オーストラリア料理」と呼ばれる多国籍文化が融合した独特かつ繊細な料理は、世界の美食家からも高い評価を得ています。また、イタリア系移民によりコーヒー文化が発達した街でもあり、街のいたる所にカフェが点在します。
一方、郊外にはオーストラリアワインの名産地ヤラバレーやモーニントン半島、「世界で一番美しい海岸線」と呼ばれるグレートオーシャンロード、そして世界最小のリトルペンギンのパレードで有名な野生動物の宝庫フィリップ島など数多くの観光スポットがあります。

ビクトリア州政府観光局 Aboriginal Victoria:http://bit.ly/Budj-Bim-Aboriginal-Victoria
ビクトリア州政府観光局 公式日本語ウェブサイト:http://jp.visitmelbourne.com/

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