国境紛争の影響が残るカンボジアで何が起きているのか。プレアビヒア州で続く避難生活の実態をオンライン報告会でお伝えします。

停戦後も続く避難の理由は何なのでしょうか。国境地帯で起きた衝突は終息した今も、人々の生活を大きく揺さぶり続けています。現場では、日常を取り戻せないまま不安定な生活を強いられる住民が少なくありません。報告会では、現地で支援にあたる駐在員が、その背景といま起きている現実をお伝えします。
2025年にカンボジアとタイの国境地帯で発生した武力衝突は、64万人以上を避難に追い込む深刻な事態となりました。停戦合意が成立した後も、治安の不安定や家屋の損壊など様々な理由で、多くの住民が帰還できない状況が続いています。2026年2月時点では避難者数は10万人以下にまで減少しましたが、国境地帯の不安定な状況は依然として解消されていません。
シェアが活動するプレアビヒア州では、現在も約3,000世帯(約1万人)がパゴダや親族宅に身を寄せ、食料や衛生用品の不足、生活空間の過密など、厳しい環境での避難生活を続けています。特に女性や子ども、高齢者を中心の健康リスクや心理的ストレスが懸念されている中、避難生活の長期化は深刻な課題となっています。
シェアでは2025年12月より、避難世帯を対象にニーズ調査に基づいた生活物資の配布を開始しました。食料、衛生用品、生活必需品など、現地の声を反映した支援を継続していますが、避難生活が長期化する中で、必要とされる支援は多様化し、より複雑になっています。また、停戦後は国際社会の関心が薄れやすく、支援が届きにくい地域が生まれていることも課題です。
今回の報告会では、シェアカンボジア事務所の現地駐在員がオンラインで登壇し、国境衝突の背景、避難が続く理由、支援活動の成果と課題、そして今後求められる支援について、写真や動画を交えて詳しくお伝えします。現場で活動するスタッフだからこそ見える住民の声や、支援の手が届きにくい地域の実情を共有する貴重な機会となります。
国境地帯で続く人道危機の実態を知り、今後の支援のあり方を考える場として、多くの方にご参加いただきたいと考えています。

物資配布を待っている避難民
物資の配布後、保健衛生教育中

コミューンで物資配布中
コミューンで物資配布中
《報告会概要》
■日時:2026年3月21日(土)12:30~13:30
■会場:オンライン開催(ZOOM)※どなたでもご参加可能です。
■申込締切:2026年3月20日(金)12:00
■参加費:無料
■ お問合せ:カンボジア事業 担当(近藤)
電話:03-5807-7581(代表) E-mail:info@share.or.jp