株式会社FUTUREWOODS(本社:東京都文京区、代表取締役:小浜勇人)は、「FutureSearch」の150万件以上の配信データから商材×業種の組み合わせが訪問率に与える影響を調査しました。
概要
昨今、生成AIの登場により、企業のお問い合わせフォームを通じて営業メッセージを大量配信するツールが急速に増加し、フォーム営業は広く知られた営業手法となりました。
弊社でも、2018年よりフォーム営業ツールを提供しておりますが、配信先のターゲティングによって効果が大きく変わることを日々実感しております。
そこで、2025年に実際に配信された商材カテゴリと配信先企業の業種を掛け合わせて分析し、最も効果が期待できる組み合わせを調査しました。

調査方法
営業支援ツール「FutureSearch」を通じて2025年に配信されたフォーム営業の配信結果より、150万件以上のデータを抽出して分析を行いました。
配信結果の分析にはユニーク訪問率を使用しています。
ユニーク訪問率とは、配信成功数に対してトラッキングURLをクリックした企業数の割合です。なお、ボットと考えられるアクセスは除外しています。
【分析対象】
商材カテゴリ(18種類)と配信先業種の組み合わせごとにユニーク訪問率を集計しました。配信先業種は経済産業省の日本標準産業分類(大分類)に基づく19業種を対象としています。なお、配信数が5,000件に満たない組み合わせは分析対象外としています。
【商材カテゴリ(18種類)】
IT・テクノロジーサポート/イベント・プロモーション/エネルギー関連/クリエイティブサービス/ビジネスコンサルティング/ヘルスケア・ウェルネス/メンテナンスサービス/営業・マーケティング支援サービス/環境・サステナビリティサービス/教育・研修サービス/金融・保険サービス/建設・不動産関連サービス/人材・採用支援/製造・加工サービス/物流・配送サービス/法的・コンプライアンス関連/旅行・観光サービス/その他のサービス
【配信先業種(19業種・日本標準産業分類 大分類)】
情報通信業/製造業/建設業/卸売業,小売業/学術研究,専門・技術サービス業/運輸業,郵便業/教育,学習支援業/金融業,保険業/医療,福祉/宿泊業,飲食サービス業/生活関連サービス業,娯楽業/不動産業,物品賃貸業/サービス業(他に分類されないもの)/農業,林業/漁業/鉱業,採石業,砂利採取業/電気・ガス・熱供給・水道業/複合サービス事業/分類不能の産業
【調査結果: 同じフォーム営業でも、「組み合わせ」次第で訪問率は5倍変わる】
フォーム営業は「数を打てば当たる」と思われがちです。
しかし今回のデータは、送る相手と届ける内容の組み合わせによって、同じ1通の価値がまったく異なることを示しています。
フォーム営業の全体平均のユニーク訪問率は5.4%ですが、商材と業種の組み合わせ単位で見ると、最高8.5%から最低1.8%まで、約5倍の開きがあることがわかりました。これは、同じ1,000件を配信しても、組み合わせ次第で訪問企業数に67社もの差が生まれることを意味しています。
■ 訪問率が高い「ベストマッチ」TOP10
以下は、十分な配信規模がある組み合わせの中で、特に高い訪問率を記録した上位10の組み合わせです。

1位:建設・不動産関連サービス × 情報通信業(8.5%)
IT企業は事業拡大や組織変更に伴うオフィスの移転・拡張ニーズが恒常的に発生する業種です。高い訪問率を記録した配信の大半は賃貸オフィスの物件紹介であり、内装付きやセットアップオフィスなど、すぐに入居できる物件の提案が特に高い反応を得ていました。
2位:教育・研修サービス × 学術研究・専門サービス業(8.4%)
コンサルティングファームや広告代理店、技術サービス業など、「人の専門性」が競争力の源泉となる業種です。高い訪問率を記録した配信の多くは無料セミナーや情報提供型の提案であり、直接的な売り込みではなく「学びの場の提供」というアプローチが、この業種と高い親和性を示しています。
3位:イベント・プロモーション × 生活関連サービス・娯楽業(8.3%)
娯楽・エンターテインメント業界は、日常的にイベントを企画・運営する業種です。高い訪問率を記録した配信内容も、グッズの製造委託や舞台照明機材、現場スタッフの手配といったイベント運営に直結するものが中心であり、提案する商材と相手の本業で必要なものが一致しやすい組み合わせです。
4位:製造・加工サービス × 製造業(8.2%)
製造業は工程ごとに分業する業界構造のため、自社にない加工技術や素材の調達先を常に探しています。高い訪問率を記録した配信も、金属加工や素材供給、OEM製造といった具体的な工程・技術の提案が中心であり、提案がそのまま生産上の課題解決につながる組み合わせです。
5位:物流・配送サービス × 運輸業・郵便業(7.8%)
運輸・物流業界は、配送コストの削減や対応領域の拡大が常に求められる業種です。高い訪問率を記録した配信の多くは、既存車両を低コストで冷蔵対応に変える製品や通関コストの削減サービスなど、大きな設備投資をせずに業務の幅を広げる提案でした。
6~7位:製造・加工サービス × 卸売業・小売業(7.7%)/学術研究・専門サービス業(7.5%)
製造・加工サービスはTOP10の中に3枠を占めており、幅広い業種に対して高い訪問率を発揮しています。いずれの業種でも配信内容は共通しており、素材の供給やOEM製造、部材の提案が中心でした。卸売・小売業にとっては販売商品の調達先、学術研究・専門サービス業(広告代理店や設計事務所等を含む)にとってはクライアント案件に使う素材・部材の調達先として、それぞれ事業に直結する提案になっています。
8位:クリエイティブサービス × 教育・学習支援業(7.5%)
高い訪問率を記録した配信の多くは、電子書籍の出版提案や教育冊子・絵本の制作、看板製作といった内容でした。教育業界にとって書籍の出版は専門性を示す手段として重要であり、教材やコンテンツの制作も事業に直結するテーマです。「伝える」「教える」という本業に近い提案が高い反応につながっていると考えられます。
9位:イベント・プロモーション × 情報通信業(7.5%)
IT企業は展示会やカンファレンス、社内イベントなど、社外・社内を問わずイベントを頻繁に開催する業種です。高い訪問率を記録した配信も、展示会の出展支援やイベントの映像演出、社内運動会の企画など多岐にわたっており、イベントの企画・制作・運営全般にわたって外部パートナーを必要としていることが窺えます。
10位:クリエイティブサービス × 情報通信業(7.4%)
IT企業にとって、イラスト・映像・印刷・写真などクリエイティブ領域の制作業務を外部に委託することは一般的です。高い訪問率を記録した配信も、アニメ・ゲーム向けのイラスト制作パートナーや映像制作、広告制作など、制作リソースの提供を軸とした提案が中心でした。
■ TOP10から見えた「業種を超えて刺さる商材」
TOP10を俯瞰すると、特定の商材カテゴリが複数の業種で高い訪問率を記録している傾向が見えてきます。製造・加工サービスは3枠(4位・6位・7位)、クリエイティブサービスは2枠(8位・10位)、イベント・プロモーションも2枠(3位・9位)を獲得しました。
これらに共通するのは、相手の業種が何であれ「外部の制作・製造リソースを必要とする場面」に対応している点です。モノを作る、コンテンツを作る、イベントを運営する──いずれも社内だけでは完結しにくい業務であり、外部パートナーへのニーズが業種を問わず発生します。フォーム営業においては、こうした「業種横断的な外注ニーズ」に応える商材が、幅広いターゲットに対して安定した成果を出しやすいと言えそうです。
■ 訪問率が低い「ミスマッチ」ワースト5
一方、訪問率が低い組み合わせにも明確なパターンがありました。

特に目を引くのは、建設業が3つの商材カテゴリでワーストに名を連ねている点です。人材・採用支援(1.8%)、ビジネスコンサルティング(2.3%)、IT・テクノロジーサポート(2.4%)と、いずれも全体平均の半分以下です。
IT・テクノロジーサポートについては、建設業専用に開発されたクラウド管理ツールなど、業種に特化した提案であっても訪問率は低い水準にとどまっていました。このことから、建設業はデジタル接点よりも対面や紹介を重視する商慣習が根強く、フォーム経由の提案自体に対する受容性が低い可能性があります。
ただし、同じ建設業でも「建設・不動産関連サービス」からの配信に対しては6.0%と全体平均を上回っていました。オフィス物件や施設設備など、建設業の本業に直結する提案であれば反応が得られることから、「建設業にはフォーム営業が効かない」のではなく、「何を提案するかの選定がより重要な業種」と言えそうです。
また、教育・研修サービス × 製造業(2.6%)、環境・サステナビリティサービス × 不動産業(2.7%)も低訪問率を記録しました。いずれも業種の実務に関連する提案が含まれていましたが、不動産業はフォーム営業全体での訪問率が3.8%と低い業種であること、製造業は研修よりも加工技術や素材といった生産に直結する提案への反応が高い傾向にあり(4位・6位参照)、研修テーマとの相性が相対的に低い可能性があります。
■ 「数を打つ」から「組み合わせを選ぶ」へ

今回の調査は、フォーム営業の成否が「配信数」ではなく「配信の精度」──すなわち商材と業種の組み合わせの最適化──で決まることを、大規模データによって実証しました。
この結果より、フォーム営業では「数を打って当てる」のではなく、「自社の商材にあった適切なターゲットを抽出し、適切な内容で届けること」が重要であることがわかります。
営業支援ツール「FutureSearch」では、こうしたデータに基づくターゲティングの最適化を通じて、BtoB企業のフォーム営業の成果向上を支援しております。
もしも、
「自社の商材なら、どんなターゲットに送るのが最適か?」
「配信先ターゲットに響く内容を知りたい」
などの疑問がございましたら、ぜひお気軽に以下の無料オンライン相談よりお問い合わせください。
貴社の状況に応じた最適な活用方法をご提案いたします。
■ 無料オンライン相談(予約ページ)
https://timerex.net/s/futurewoods-online-web-meeting/e6451292
◆ 営業支援ツール「FutureSearch」

「FutureSearch」は、営業リスト作成からお問い合わせフォーム営業まで一貫して行うことができる、新規アポイント獲得支援ツールです。
サービス詳細: https://www.future-search.jp
◆ 会社情報

会社名:株式会社FUTUREWOODS
所在地:東京都文京区向丘1-8-13 PLANEX813ビル3F
代表者:小浜勇人
設立:2015年9月25日
URL:https://www.futurewoods.co.jp
事業内容:営業・マーケティング領域のDX支援ツール『FutureSearch』の運営
ABMを最大限に効率化できるマーケティング(営業企画・営業推進)部門向け営業DXサービス『SalesRadar』の運営
SalesRadar: https://radar.futurewoods.co.jp/
データ解析に伴うコンサルティングや各種の研究支援
その他マーケティング・ソリューションの企画・開発・支援
◆ お客様からのお問い合わせ先
《お問い合わせ先名称》株式会社FUTUREWOODS
TEL:03-3868-0517(平日10:00 - 18:00)
e-mail: future-search.info@futurewoods.co.jp