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善光総研

善光総合研究所、CAICA DIGITALグループへの参画のお知らせ

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高度なデジタル技術やAI開発ノウハウを実装した「次世代スマート介護プラットフォーム」の構築へ

 株式会社善光総合研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮本 隆史、以下「善光総研」)は、金融ITサービスおよびIoT・通信インフラ事業を展開し、AI技術開発等に強みを有する株式会社CAICA DIGITAL(本社:東京都港区、CEO 代表取締役社長:鈴木 伸、以下「CAICA DIGITAL」)から2025年12月23日付で開示されたとおり、同社の株主総会で承認されることを条件として、株式交付の手法により、同社グループへ参画する予定となりましたことをお知らせいたします。

 今回のCAICA DIGITALグループへの参画は、超高齢社会における介護業界の課題(介護人材不足、介護サービスの持続可能性、地域医療介護データ連携)の解決の加速化を目的としています。具体的には、善光総研が介護現場視点を軸に構築してきた「スマート介護プラットフォーム(SCOP)」や「スマート介護士」などの各種システム・サービスおよび「政策実装ノウハウ」と、CAICA DIGITALグループが有する「システム開発力」「金融サービスノウハウ」「AI、セキュリティ技術力」などの基盤を統合し、現場力と先端テクノロジーが融合した次世代の社会インフラ構築を目指します。

1. グループ参画の背景
 善光総研は、社会福祉法人善光会(東京都大田区)の研究部門からスピンアウトし、「オペレーションの模範となる」というビジョンのもと設立された介護デジタルトランスフォーメーション(DX)カンパニーです。主力プロダクトである介護記録アプリ「SCOP」シリーズは、現場の間接業務時間を約75%削減する実績を持ち、厚生労働省や国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の研究事業等を通じて、科学的介護の推進や生産性向上ガイドラインの策定、デジタル中核人材の養成に寄与してまいりました。

 一方、介護業界では「2040年問題」に向け、単なる業務効率化を超えた「経営の持続可能性の実現」と「AI技術活用を中心とした現場改革」が急務となっています。
この度、金融DXおよび通信インフラ、AI技術領域で先端技術を持つCAICA DIGITALグループに参画することで、SCOPを基盤としたデータの価値化や、IoTとAI技術を活用した新たな技術革新を推進し、介護事業者の経営とケアの質を同時に向上させる次世代インフラの構築を目指します。

本件は、両社が中長期的な企業価値向上に向けて、CAICA DIGITALの先端技術・資本力と、善光総研の現場力・ブランド力を融合させることを主眼とした戦略的パートナーシップです。

2. 本提携による5つの戦略的シナジー
 本グループ参画により、両社のリソースを掛け合わせ、以下の5つの領域で事業を展開・強化いたします。

(1)スマート介護プラットフォーム「SCOP」の次世代化
 善光総研が開発提供する介護現場の業務効率化及び記録業務のデジタル化を実現する総合介護ソフトウェアである「SCOP」プラットフォームをベースに、CAICA DIGITALグループのブロックチェーン、IoT通信技術を組み込みます。これにより「介護機器データ+利用者記録+施設運営データ」を統合管理し、新たなサービス価値可視化モデルを構築します

(2)施設向けIoT/通信ソリューション提供
 CAICA DIGITALグループが手掛けるIoT、M2M及び5G通信モジュール等を、善光総研が運営する、利用者の行動分析を行うセンサー機器や利用者の移乗を助ける介護ロボット機器などの実証環境「Care Tech Zenkoukai Lab」に導入・実証を進めます。見守りセンサー等で取得したデータをセキュアな通信環境によりクラウドに集約し、データ分析可能とするソリューションを介護現場へ展開します。

(3)金融サービス+介護サービスパッケージ
 高齢化社会において、サービス利用者が安心かつ快適に使える施設が持続的に運営できるような仕組みの構築に向けて、CAICA DIGITALグループのデジタル金融のノウハウを活かした支払い・報酬・人事評価連動のインセンティブ体系などを善光総研と共同で研究します。

(4)データ分析・AI活用による価値提供
 CAICA DIGITALグループのDX・ビッグデータ技術と善光総研の介護現場知見により、介護施設でIoTにより取得されるリアルタイムデータ(介護機器からの計測データ/介護記録データなど)を用い、AIモデルによる業務改善・予測(人材配置、転倒予防、入浴支援最適化など)を共同開発し、善光総研のサービス提供先に拡げていきます。

(5)介護向けコンサルティング事業の体制強化
 CAICA DIGITALグループのIT実装から運用まで一気通貫で対応可能なコンサルタント部隊と、善光総研が持つ介護事業所経営改善・DXコンサルティングのノウハウ(スマート介護士育成カリキュラム等)を連携します。これにより、システム導入にとどまらない組織変革(BPR)支援の体制を強化し、コンサルティングサービスの対象とラインナップを拡大していきます。

3. 今後のサービスについて
 現在提供中の「SCOP」シリーズ等の各プロダクト、および「スマート介護士」資格試験、介護事業所や行政機関への支援サービス等の善光総研実施事業につきましては、全ての事業につき、これまで通り提供を継続いたします。既存の契約内容や料金体系の変更はございません。
今後は、CAICA DIGITALとの連携による新機能(AI分析オプション、IoT/通信ソリューション機能等)を順次開発し、ユーザーの皆様へさらなる価値を提供してまいります。

【株式会社CAICA DIGITALについて】
 金融業界向けを主とした銀行の決済システムや勘定システム開発、損保の顧客情報管理システム開発、暗号資産交換所に関するシステム開発などを行う「ITサービス事業」のほか、Web3ビジネスの拡大などに取り組む「金融サービス事業」を展開しています。高い信頼性や処理能力などが求められる金融業界向けのシステム開発や暗号資産交換所の運営経験などを通して蓄積してきた技術やノウハウなどに強みがあり、ブロックチェーン技術を活用した分野を戦略的注力分野に位置付けています。また、これらの事業領域に加え、2025年10月16日付で株式会社ネクス(以下「ネクス」といいます。)を子会社化いたしました。ネクスのIoT機器、通信インフラ、エッジコンピューティングに関する高度な技術とCAICA DIGITALグループが保有するブロックチェーン、AI、セキュリティ等の先端技術を掛け合わせ、第4次産業革命の重要技術をフルラインナップで備えることとなりました。これにより、分散型技術とリアルデバイスを融合した新たなサービスの創出が可能となり、社会全体のDXを加速する包括的なソリューションの提供を推進しています。

【株式会社善光総合研究所について】
 介護事業の生産性向上やケアの質の向上を目指すためには、介護事業のDXが重要な要素となります。善光総研は、業界最高水準の業務効率を実現する社会福祉法人善光会での知見を集約し、介護サービスの持続性を守ることを目的に、国内外に広く介護現場のDX化を普及させるためのDXプラットフォーム事業(SCOP)を展開しています。プラットフォーム上では、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長賞を受賞したSaaSの提供や介護事業所の経営・DXの伴走支援事業を展開するとともに、介護事業所のDXをリードする現場視点とデジタル視点、そして業務変革のマネジメント視点を有する人材の育成のため、受験者数11,000名を突破したスマート介護士試験事業を進めています。また、プラットフォームを行政機関や地方自治体、海外向けに拡げ、生産性向上パッケージの提供を推進しています。

【会社概要】
企業名:株式会社善光総合研究所
代表者:代表取締役社長 宮本隆史
本社所在地:東京都港区南青山6-6-22
事業内容:
・介護業務支援システムSCOP開発・販売
・介護事業所経営支援事業
・デジタル人材育成事業 等
ホームページ:https://zenkou-lab.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社善光総合研究所 広報担当
E-mail:contact@zenkou-lab.co.jp

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