事故物件に「住んだことがある」と答えた人は、わずか6.9% 18.7%が「事故物件に住んでもいい」と回答!
部屋を探しているときに事故物件という言葉を耳にしたことはないだろうか?事故物件という言葉に明確な定義はないが、一般的に自殺や他殺、火災による焼死やその他不審死など、建物内で人が亡くなった“ワケあり”な物件のことを指す。通常よりも安く取り引きされることが多いため、とにかく賃料を安くすることを重視する人には需要があるだろう。
今回、オウチーノ編集部(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、20~39歳の男女500名を対象に、事故物件に関するアンケート調査を行った。まず、「事故物件に住んだことはありますか?」という質問をした。結果、「住んだことがある」と答えた人は6.9%、「住んだことがない」と答えた人が63.7%、「確認したことがない」と答えた人が19.3%だった。次に、「事故物件に住んでもいいと思いますか?」という質問をした。結果、「住んでもいい」と答えた人が18.7%、「住みたくない」と答えた人が47.5%だった。最後に、「家賃がいくら安くなったら、事故物件に住んでもいいと思いますか?」という質問をした。結果、40.8%の人は家賃が安くなったら住んでもいいと思っていることが分かった。
事故物件に「住んだことがある」と答えた人は、わずか6.9%。
まず、「事故物件に住んだことはありますか?」という質問をした。結果、「住ん だことがある」と答えた人は6.9%、「住んだことがない」と答えた人が63.7%だった。また、「確認したことがない」と答えた人が19.3%だった。事故物件には告知義務があり、不動産業者は契約者に事実を伝える責任がある。しかし、規定の年数が経過していたり、一度でも誰かが物件を契約していれば、告知義務が発生しないケースもある。そのため何事もなく住んでいる物件が、実は事故物件である可能性もないとは限らない。
18.7%が「事故物件に住んでもいい」と回答!
次に、「事故物件に住んでもいいと思いますか?」という質問をした。結果、「住んでもいい」と答えた人が18.7%、「住みたくない」と答えた人が47.5%だった。男女別で見ると、男性は「住んでもいい」と答えた人が25.0%、対して女性は12.3%と差が生じた。またそれぞれの理由を聞いたところ、「住んでもいい」と答えた人の理由は、「内容にもよるかもしれないが、相場より安く物件自体の条件も良ければ住まない手はないと思う」(23歳/女性)や「何があったか詳細は知りたいと思うが、家賃が安ければいいと思う」(27歳/男性)など、家賃が安ければ特に気にしないという声が多かった。なかには、「人が死んだなどの出来事に興味がない」(22歳/男性)という声も挙がった。一方、「住みたくない」と答えた人の理由は、「例え何もなくても、気分的に滅入ってしまいそうだから」(33歳/男性)や「縁起が悪そうだし、何か見えてしまいそうで怖いから」(25歳/女性)という理由が大多数だった。
40.8%の人が、家賃が安くなったら事故物件に住んでもいいと思っている。
最後に、「家賃がいくら安くなったら、事故物件に住んでもいいと思いますか?」という質問をした。結果、「1万円」が6.3%、「2万円」が6.0%、「3万円」が10.0%、「4万円」が4.0%、「5万円以上」が14.5%、「いくら安くなっても住みたくない」が48.4%だった。合計すると40.8%の人が、家賃が安くなるなら事故物件に住んでもいいと思っていることが分かった。
もし部屋を探しているときに事故物件に出会ったら、家賃が安くなることで得られるメリットと、精神的なデメリットを考えたうえで、一度検討してみてはいかがだろうか?
■調査概要
有効回答 首都圏在住の20~39歳男女500名(男性250名、女性250名)
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年10月9日(金)~10月12日(月)
オウチーノdeヨムーノ:http://www.o-uccino.jp/article/archive/kurashi/20151022-accident/