トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

前川製作所

技能継承と品質向上を目指し、前川製作所が「社内溶接技術競技会」を開催

このエントリーをはてなブックマークに追加

社内独自開発の画像認識AIによる技能判定システムも審査に活用

 世界シェア40%以上(※1)を誇る産業用冷凍機をはじめ、各種産業機械の製造・販売およびプラントの設計・施工を手がける株式会社前川製作所(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:前川 真、以下「当社」)は、熟練技能の承継と出荷製品の品質向上を目的とし、5月18日-19日の二日間にわたって当社・守谷工場にて「第36回溶接技術競技大会」を社内開催いたしました。
 本大会は、史上初となるレベル混合の「チーム対抗戦」とし、社内審査員5名による外観審査、非破壊検査に加え、独自開発の画像認識AIによる技能判定システムを導入。伝統的な匠の技と最新テクノロジーを融合させた、新しい技術承継の形を提示しました。
※1)当社調べ(2024年12月時点)

T-1F

SC-2P

T-2P/6G固定

■ 競技種目の概要
個人の技量とチームの連携を多角的に評価するため、以下の3つの競技種目を実施しました。
T-1F:薄板の手動溶接。厚さ3mmの鉄板を平らな状態で直線に溶接。
SC-2P:初層TIG溶接+半自動溶接 板厚8.6mm。100Aパイプを、回転する台(ポジショナー)に載せて溶接。
T-2P/6G固定(※2):TIG溶接 板厚6.0mm。斜め45度に固定(6Gポジション)された100Aパイプの周りを自分自身が動きながら固定管の溶接。

※2)本種目の1位獲得者は、来年開催予定の「MAYEKAWA世界溶接競技大会」の出場選考対象となる。

■ 本大会の主な特徴と実施概要
 本大会では、生産活動と技能研鑽を両立させるため、競技者がスケジュールに合わせ通常業務と並行して競技に臨む実務的な運営を徹底いたしました。

・最新の生成AI技術を応用した審査システム「ALICE」

画像認識により溶接外観を即座に判定し、具体的な改善アドバイスをフィードバック。AIを「技術向上を助けるパートナー」として活用し、若手への技能承継を加速させることが期待されています。

・自発性を促す「くじ引きによる部署横断チーム戦」

 自らの意志で参加する意識付けを重視。熟練工、若手、設計担当者などが混成チームを組み、教え合いとコミュニケーションが生まれる場を創出しました。

・現場の知恵を「指南書」として資産化

 競技を通じて現場のノウハウを「手書きの手順書」として集約。これらを一元化し、将来の教育資産として活用するプロジェクトを始動しました。

・選手間相互評価の実施

 競技者自身が他者の作品や手順書を「見極める目」を持って観察し、投票を行うプロセスを導入。互いの技術をリスペクトし、学び合う文化を醸成しました。

■当社の溶接技術について
 産業用冷凍機の製造に不可欠な溶接技術は、圧力容器や熱交換器、配管キットの製作において、マイナス数十度の極低温環境や高圧ガスの負荷といった過酷な条件に耐えうる極めて高い品質が求められます。
 このような高い要求に応え続けるため、当社では長年にわたり溶接技能の研鑽に励んでまいりました。

・グローバルな技術交流

 2024年、世界各地の拠点における技術の標準化と、グループ全体の一体感醸成を目的に、自社海外工場から選抜された技術者を守谷工場に招集し、社内「世界溶接競技会」を開催しています。
 参加者は互いの技術を間近で確認し合うことで、仲間への敬意を深めるとともに、グローバルマエカワの一員として、製品のさらなる品質向上に向けた意識を高める機会となりました。

・外部競技会での実績

 東京都溶接技術競技会やボイラー溶接士溶接技能競技全国大会において、継続的に上位入賞者を輩出。国内屈指の技術力を維持し続けています。直近の第66回東京都溶接技術競技会においても、優秀賞(第5位)を受賞するなど、その卓越した技能は次世代へと確実に受け継がれています。
【実績】
東京都溶接協会 アーク溶接の部 溶接技術競技会 優勝8回
東京都溶接協会 半自動溶接の部 溶接技術競技会 優勝2回
その他入賞回数多数

・次世代育成への貢献

 高専(高等専門学校)や工業高校への教育協力、学生向けワークショップの実施、JIS溶接検定の準備講習における講師派遣など、日本のものづくりの基盤を支える次世代育成に長年携わっています。
■ 今後の展望
 当社では、本大会の成果を基に国内外の拠点での技術標準化をさらに進め、世界基準の「マエカワ・クオリティ」を次世代へと繋いでまいります。
 最終結果は、厳正なる社内審査を経て7月10日(金)に発表予定です。
株式会社前川製作所
当社は、東京江東区に本社を置く、産業機械メーカーです。産業用冷凍機やヒートポンプ、食品加工機械の製造と販売、プラントの設計・施工からアフターサービスまで一貫した事業を展開しています。1924年(大正13年)に前川喜作が創業してから100年超。冷却技術に秀でた、世界各地に拠点を構えるグローバル企業です。

・所在地:〒135-8482 東京都江東区牡丹3丁目14番15号
・創業:1924年5月15日
・資本金:10億円
・代表者:代表取締役 社長執行役員 前川 真
・URL:https://www.mayekawa.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

最新情報をXで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事