~ 健康・美容・エチケット系商品の関心が上昇 ~

株式会社Payke(ペイク、本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔、以下「Payke」)は、当社が提供するバーコードスキャンアプリ「Payke」および提携アプリから収集された、2026年2月期の訪日外国人による製品スキャンデータを分析しました。
分析の結果、一部の商品において前月比でスキャン数の増加傾向が確認されました。今回は、健康・美容・エチケットといった実用系カテゴリーの商品に見られたスキャン動向について解説します。
本データからは、インバウンド消費が「土産購入」にとどまらず、健康・美容・エチケットといった日常生活に関わる商品にも関心が向けられている可能性が示唆されます。
具体的には、以下のようなカテゴリーにおいて関心の動きが見られました。
- 健康志向の機能性飲料
- 日常使いしやすいスキンケア商品
- 身だしなみやエチケットに関わるケア商品
■2026年2月 スキャン急上昇ランキング(韓国人観光客)
2026年2月、特に顕著な伸びを示した製品は以下の通りです。食品カテゴリーと美容・エチケットカテゴリーの双方で伸長が見られました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/22289/table/78_1_dc5d8900f200fe8e1ba352c0462860c9.jpg?v=202603271245 ]
※本ランキングはPaykeにおける訪日外国人ユーザーの「商品スキャン数」の前月比増加率に基づくものです。売上順位ではありません。
1.【韓国】健康志向飲料への関心の高まり(からだすこやか茶W 350ml ペットボトル)
韓国籍ユーザーのスキャン数が前月比約1.97倍と伸長しました。
【要因】
本商品は、食事から摂取される糖や脂肪の吸収をおだやかにする働きを持つ難消化性デキストリンを含む、特定保健用食品(トクホ)の緑茶飲料です。日本ではコンビニやスーパーなどで広く販売されており、食事と一緒に飲む健康志向飲料として認知されています。
韓国では、美容や体型管理への関心が比較的高く、糖質や脂質の摂取量を意識する消費者が多いとされています。こうした背景もあり、機能性飲料が、旅行中に手軽に試せる商品として関心を集めた可能性があります。
【分析】
スキャンデータを見ると、全体の6割から7割がコンビニで発生しており、訪日観光客にとってコンビニが機能性飲料との主要な接点となっている可能性が示唆されます。
日本のコンビニは、手軽に多様な商品にアクセスできる環境であり、特に機能性を訴求する飲料は、日常的な食事と組み合わせて試しやすいことから、旅行中の購買検討の一環としてスキャン行動につながったと考えられます。
また、社内ヒアリングにおいても、韓国では健康志向や体型管理への意識が比較的高く、機能性飲料への関心が見られるという声が挙がっており、今回の結果の一因として考えられます。
今回のデータからは、日本の機能性飲料に対して、訪日韓国人の間で一定の関心が見られる可能性が示唆されます。
2.【台湾】日本コスメブランドへの関心の継続(ルルルン ハイドラ EX マスク)
台湾籍ユーザーのスキャン数が前月比約1.82倍と伸長しました。
【要因】
本商品は、日本のフェイスマスクブランド「ルルルン」が展開するスキンケア商品で、日常使いしやすいシートマスクとして国内外で広く認知されています。日本のドラッグストアやバラエティショップなどで手軽に購入できる点も、訪日観光客にとって魅力の一つと考えられます。
台湾では日本のコスメブランドに対する信頼度が比較的高く、特にシートマスクは日常的なスキンケアアイテムとして広く利用されています。そのため、旅行中に商品を見かけた際に関心を持ち、スキャンに至った可能性があります。
また、台湾人ユーザにヒアリングしたところ、台湾市場において本商品の特定バリエーションの認知が相対的に限定的であるという声もあり、商品の詳細を確認するための行動としてスキャンされた可能性も考えられます。
【分析】
シートマスクは軽量で持ち帰りやすく、価格帯も比較的手頃であることから、訪日観光客にとって購入検討しやすい美容カテゴリーの一つとみられます。
加えて、既に一定の認知があるブランドであっても、新しいバリエーションや未認知の商品に対して、商品の詳細や特徴を把握するための情報収集行動(スキャン)が発生している可能性があります。
今回のデータからは、日本のスキンケアブランドに対する関心が、台湾人旅行者の間で引き続き見られます。
3.【韓国】エチケット商品の実用需要(ブレスパルファム 飲むカプセル ローズ)
韓国籍ユーザーのスキャン数が前月比約1.78倍と伸長しました。
【要因】
本商品は、口臭ケアを目的とした飲むタイプのエチケットカプセルで、体の内側から香りをサポートする商品として展開されています。小林製薬はエチケットケア商品を多数展開するメーカーとして日本国内で広く知られており、ドラッグストアなどで比較的手軽に購入できる点も特徴です。
韓国ではニンニクや発酵食品など香りの強い料理が日常的に食べられており、口臭ケアに対する意識も比較的高いとされています。そのため、旅行中にドラッグストアなどで本商品を見かけ、関心を持ったユーザーがスキャンした可能性があります。
また、韓国人ユーザにヒアリングしたところ、このような「体の内側から香りをケアする」タイプの商品は韓国市場において一般的ではないとの声もあり、新規性のある商品として関心を集めた可能性も考えられます。
【分析】
エチケット商品は旅行中の一時的な需要だけでなく、帰国後の日常生活でも使用できる実用性の高いカテゴリーとみられます。
加えて、前月においても同様の口臭ケア商品(ブレスケア)が韓国ユーザーの間でスキャン数の増加が確認されており、エチケットカテゴリー全体への関心が継続的に見られている可能性があります。
今回の結果は、既存のエチケット意識に加え、日本特有の商品形態(飲むタイプ)への新規性が組み合わさったことで、スキャン行動につながった可能性を示唆しています。
4.【韓国】カラーリップ商品の関心拡大(メンソレータム リップフォンデュ ベビーピンク)
韓国籍ユーザーのスキャン数が前月比約1.60倍と伸長しました。
【要因】
本商品はロート製薬が展開する「メンソレータム」ブランドのカラーリップ商品で、保湿ケアと色付きリップメイクの両方を兼ね備えたアイテムです。とろけるような使用感と自然な発色が特徴で、日本のドラッグストアなどで手軽に購入できるコスメとして知られています。
韓国ではリップメイクが日常的に取り入れられており、発色や質感に対するこだわりも強いとされています。そのため、旅行中にドラッグストアやバラエティショップで商品を見かけ、手軽に試せるコスメとして関心を持ち、スキャンに至った可能性があります。
【分析】
リップケア商品はコンパクトで持ち運びやすく、比較的価格も手頃であることから、訪日観光客にとって購入検討しやすい美容カテゴリーの一つとみられます。
また、カラーリップのように「ケア」と「メイク」の両方の要素を兼ね備えた商品は、機能性と手軽さを同時に求めるニーズに対応するアイテムとして、旅行中の短時間の購買判断において関心を集めた可能性も考えられます。
5.【韓国】スキンケア商品の関心拡大(ク・マジック アイクリーム)
韓国籍ユーザーのスキャン数が前月比約1.59倍と伸長しました。
【要因】
本商品は目元の保湿やケアを目的としたスキンケア商品で、乾燥しやすい目元のコンディションを整えるアイクリームとして展開されています。スキンケア商品は日本のドラッグストアやバラエティショップで多く取り扱われており、訪日観光客にとっても比較的手に取りやすいカテゴリーと考えられます。
韓国ではスキンケアが日常的なルーティンとして定着しており、特に目元ケアなどパーツ別のケア意識も高いとされています。そのため、乾燥対策として取り入れやすいアイクリームに対して関心が向き、スキャンに至った可能性があります。
【分析】
スキンケア商品は日常的に使用できる実用性の高いカテゴリーであり、旅行中だけでなく帰国後の使用も想定しやすい商品とみられます。
また、本商品のスキャンは韓国ユーザーに加え、台湾ユーザーからも比較的多く見られており、複数の国籍において関心が広がっている可能性が示唆されます。こうした背景から、店頭での露出や視認性が高まっていた可能性も考えられます。
今回のデータからは、日本のスキンケア商品に対する関心が、訪日韓国人の間で一定程度見られます。
最後に
今回のデータからは、訪日外国人の関心が従来の「土産購入」にとどまらず、健康・美容・エチケットといった日常生活に根ざした実用的な商品へと広がりつつある可能性が示唆されます。
また、日本のドラッグストアやコンビニで取り扱われる商品は、旅行中の利用に加え帰国後の使用も想定しやすいことから、商品理解や購買検討の一環としてスキャン行動が発生している可能性があります。
今後もPaykeでは、スキャンデータを通じてインバウンド消費の変化を継続的に分析してまいります。
Paykeが実現する、訪日外国人向けマーケティングの新たな可能性
Paykeはインバウンド向けにさまざまなソリューションを提供しています。累計550万ダウンロードを超えるユーザ基盤と、そこから得られる豊富なデータから、各企業様のニーズに合わせたご提案が可能です。
旅マエ、旅ナカ、旅アトでのユーザへのリーチ: ユーザの9割は旅マエでPaykeをダウンロード。そのうち7割が3ヶ月以内に来日します。旅マエ段階でアプリ内で購入商品を探しているユーザも多く、効率的なアプローチが可能です。
インバウンドの購買関連データ: いつ、どこで、誰が、どの商品を手に取ったかが把握できます。属性毎のトレンドや、特定チェーンでの傾向などマーケティング戦略立案に活用できるデータを保持しています。
アンケート調査: 直近での訪日可能性が高いユーザーに直接アンケートをとることが可能
お問い合わせ
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【会社概要】
■株式会社Payke
本社:沖縄県那覇市真嘉比2丁目5−16
代表者:代表取締役CEO 古田 奎輔
設立:2014年11月
資本金:100百万円
URL:https://payke.co.jp/
概要:商品パッケージにある「バーコード」をスマホでスキャンするだけで、商品のあらゆる情報を7言語で表示することができる訪日外国人アプリ「Payke」を運営。現在、約75万点の商品データを7言語で保有し、訪日客が手に取る商品の約90%*1をカバーしています。2015年のサービス開始以来、アジア圏を中心に550万人*2以上が利用し、企業向けには広告配信やデータ提供を行うなど、累計1,200社以上の企業や団体に活用されています。さらに、「Paykeタブレット」を国内の主要小売チェーンに導入し、多くの訪日外国人に利便性を提供しています。
*1 当社実績(2024)Paykeアプリにて国内でスキャンされた回数を分母に商品情報を保有していた割合
*2 API提供先なども含む利用者