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SCSK株式会社

SCSKとVector、エッジECU向けソフトウェアについての共創を開始

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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、Vector Informatik GmbH(本社:ドイツ、社長:Dr.Thomas Beck、以下Vector)と、SDV(Software Defined Vehicle)の普及に伴い需要拡大が見込まれる車両のドアやセンサー、空調などを制御する小型ECU※1向けの共通ソフトウェア基盤(エッジECU※2向けソフトウェアプラットフォーム)の共創を2026年9月30日より開始します。
両社は、Vectorの小規模ECU向け軽量ソフトウェアプラットフォーム「MICROSAR IO(マイクロサー アイオー)」とSCSKの車載ソフトウェアプラットフォーム「QINeS-Lite(クインズ ライト)※3」を連携させた統合ソリューションを提供し、車載ソフトウェア開発の効率化と市場投入期間の短縮を通じて、自動車メーカーおよびサプライヤーの開発負荷低減を支援します。
※1)Electronic Control Unit:自動車などのシステムを電子的に制御する小型のコンピュータ装置
※2)エッジ ECU:センサー/アクチュエータ製品など
※3)QINeS-Lite:小規模ECU向け軽量車載ソフトウェアプラットフォーム

1.背景
自動車業界では、電動化やコネクテッド化、SDV化の進展に伴い、車両機能をソフトウェアで継続的に進化させるニーズが高まっています。そのような状況の中、小規模のECU領域でも、セキュリティや診断、機能安全等の要求が求められるようになり、ソフトウェアが複雑化してきているため、ECU毎の個別開発では開発工数の増大が課題となっています。その結果、ソフトウェア資産の再利用性や開発効率向上が重要なテーマとなっています。実際に欧州の自動車メーカーやサプライヤーより車載ソフトウェア業界で大きなシェアを持つVector環境で、小規模ECU開発を行いたいというリクエストを頂くことが増えています。
このような課題やリクエストに対し、SCSKとVectorは、それぞれが持つ車載ソフトウェア技術を組み合わせ、軽量かつ効率的な小規模ECU向けソフトウェアプラットフォームの提供に向けた共創を開始します。これにより、車載ソフトウェア開発の生産性向上と市場投入期間の短縮化を目指します。

2.ソリューション概要
本共創の最初の取り組みとして、Vectorの「MICROSAR IO」と、SCSKの「QINeS-Lite」を統合した、ルネサスエレクトロニクス製RL78/F2x向けMCUエッジECUソフトウェアプラットフォームのトライアル提供を開始します。
本ソリューションのトライアル提供では、OEMやサプライヤーによるソフトウェア開発工数やエッジECU開発期間を50~80%まで削減・短縮することを目標とします。

画像説明: SCSKとVectorが、リソース制約のある車載ECU向けソフトウェアプラットフォームの提供に向けて協業
画像提供: Vector Informatik

3.今後の予定
・【Phase1】:トライアル提供開始(2026年10月予定)
・【Phase2】:開発向け提供開始(2027年第二四半期予定)
・【Phase3】:製品リリース(2027年末予定)

4.SCSKのモビリティ事業概要
ヒトと地球に優しいモビリティ社会に貢献することをミッションとして、すべての人に「移動の自由」と「体験価値」を提供し、AI・デジタル技術で世界を変える共創型モビリティサービサーを目指しています。
以下の4事業領域の総合力で、モビリティの企画から設計、開発、提供、利用後のデータ活用までを循環的につなぎ、製品価値とサービス価値を一体で高めます。
1. システムズエンジニアリング事業:車・モビリティ開発全体に向けたフルラインサービスの提供
2. モビリティプロダクト事業: SDV/SDM(Software Defined Mobility)製品の開発・提供
3. デジタルエンジニアリング事業:デジタル技術を駆使した爆速開発の実現
4. モビリティサービス事業:モビリティの特定業界向け標準基盤をベースとしたサービスの創出

5.QINeS-Lite製品概要
QINeS-Liteは、エッジECUに搭載される16bitマイクロコントローラ向けに開発した軽量・高機能なソフトウェアプラットフォーム製品です。
自動車のE/Eアーキテクチャ進化に伴い、Zone ECU等で制御統合が進む中で、リアルタイム処理等が必要となるエッジECUでは、高速通信やソフトウェアアップデートの実現、CyberSecurity、故障診断の対応が求められています。これらの要求を実現するための製品として、SCSKは、ルネサスエレクトロニクス社と協業し、QINeS-Liteを開発しました。

6.SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。
https://www.scsk.jp/

7.MICROSAR-IO製品概要
MICROSAR IOは、ソフトウェア定義車両(SDV)アーキテクチャにおけるインテリジェントなセンサーおよびアクチュエータアプリケーション向けの、Vector社の軽量ソフトウェアプラットフォームです。リソースに制約のあるマイクロコントローラ向けに設計されており、スリムなアプリケーションフレームワークとサービスベースの通信スタックを組み合わせることで、メモリリソースが非常に限られているECUへの導入を可能にします。
このプラットフォームは、CAN、LIN、10BASE-T1Sイーサネットなど幅広い通信技術をサポートしており、OEMやサプライヤーは各アプリケーションに最適なバスシステムを選択できます。バスに依存しないアーキテクチャにより、バリエーションの複雑さを軽減し、車両プラットフォーム間のソフトウェアの再利用性を向上させます。
MICROSAR IOは、OEMに依存しないエッジ機能と車両ネットワーク固有の統合を分離することで、開発を簡素化し、スケーラブルなエッジECUアーキテクチャをサポートするとともに、コスト効率に優れたセンサーおよびアクチュエータソリューションのための安定した基盤を提供します。

8.Vector Informatik GmbHについて
Vectorは、ソフトウェア定義システムの開発・運用における主要なエコシステムパートナーです。オープンプラットフォーム、AIを活用したエンジニアリングワークフロー、ツール、リファレンスソリューション、およびサービスを統合し、ライフサイクル全体を網羅するモジュール式の基盤を提供しています。自動車、医療技術(MedTech)、航空宇宙、産業用IoT、農業、鉄道分野のメーカーやサプライヤーは、Vectorを活用することで、インテリジェントなソフトウェア定義システムをより迅速かつ安全に開発、運用、継続的に進化させることができ、市場において自社製品を差別化する機能に注力できるようになります。顧客は、このエコシステムをそのまま採用することも、そのモジュール式コンポーネントを用いて独自のエコシステムを構築することも可能です。さらに、Vectorは、主要なパートナーエコシステムや業界標準化の取り組みに対し、自社の技術と専門知識を提供しています。ドイツのシュトゥットガルトに本社を置く、独立した財団所有の企業であるベクターは、世界中で4,500人以上の従業員を擁し、2025年には9億3,000万ユーロの売上高を記録しました。

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
モビリティ事業グループ
SDM事業開発センター プロダクトサービス部 QINeS課
https://www.qines.jp/inquiries/

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部  栗岡
TEL:03-5166-1150

※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

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