2023年5月20日(土)~6月18日(日) 園内の古寺にて 加茂荘花鳥園に入園していただいた方に無料で公開中

今年も志戸呂焼の細井陶游さんと石彫刻の土屋誠一さんに⼆人展を開催していただきました。会期中は細井さんか土屋さんどちらかが必ず古寺におり、その場で志戸呂焼や石彫地蔵をお買い求めいただくことができます。
今年の花菖蒲は少し早めに満開の時期を迎えています。花菖蒲とアジサイに囲まれた古寺で、祈りと熟練の技をご堪能下さい。


志戸呂焼と細井陶游さんのこと
志戸呂焼は静岡県島田市金谷で焼かれる陶器です。金谷は古くから良質の陶土産地でしたが、安土桃山から江戸時代にかけて活躍した茶人小堀遠州(政一)によって志戸呂焼が見出され、遠州七窯の一つに数えられるようになってからは特にその名が世に轟くようになりました。独特の侘びた味わいがあり、茶器として好まれ、特に湿気に強いことから茶壷に定評があります。
細井陶游さんは25歳の時志戸呂焼の名品茶入「初桜」に魅了されたのをきっかけに丹波焼無形文化財指定森本陶谷氏のもとで内弟子として修業し、陶芸家として埼⽟県飯能市での18年の活動を経て、54歳から金谷に移窯し志戸呂焼の源流に取り組むようになった方です。数々の個展も活発に開催し、今や志戸呂焼の第一人者として現代に志戸呂の名前を再度深く刻んでいます。
誠一庵の石彫地蔵と土屋誠一さんのこと
土屋誠一さんは1950年 静岡県金谷町(現島田市)生まれで、サンドブラスト作家として活動を始めたものの機械的な物づくりに疑問を感じ、立体的で精神的な作品に憧れ、手彫りの石彫刻を始めました。
2002年にふくろう・オブジェなど石彫刻作品を発表。その後、人の暮らしに一番近い存在であり、精神的な世界観を持つ地蔵に惹かれ、 現在の石地蔵を中心とした制作活動に至っています。2003年初の石彫展を開催、国内をはじめイタリア、ボストンなどで作品展を経験した後、2016年より、人の心を癒し寄り添いたいと世界共通語の「祈り」をテーマに石地蔵を製作されています。目指すは「石円空」! ⼆人展開催中の加茂荘花鳥園内の古寺には土屋さん作の複数の石彫地蔵で結界が張られており、知る人ぞ知る、期間限定のパワースポットになっています。運がよければ、結界内で祈りを込めて地蔵を彫る土屋さんに出会うこともあります。






駐車場
料金…無料 ※駐車場は全て屋外となります。
普通車200台 バス6台
所在地 〒436-0105 静岡県掛川市原里110
電話番号 0537-26-1211
グーグルマップ https://goo.gl/maps/mRTDuocwpdmx8zqp7
姉妹園富士花鳥園もよろしくおねがいします!
https://kamoltd.co.jp/fuji/