農業体験を、食・家族・地域・住まいへ。マッケンジーハウスが取り組む「暮らしにつなげる」全4回の体験型教育プログラム
株式会社マッケンジーハウスは、NPO法人ふるさとファーマーズと連携し、神奈川県茅ヶ崎市芹沢で実施している親子向け農業・食育プログラム「こどもファーマーズスクール」の第1回から第3回までを記録した成長ドキュメンタリー動画を、「つながる」YouTubeチャンネルで公開しました。
本プログラムは、茅ヶ崎市教育委員会の後援のもと、子どもたちが土や生き物を知り、野菜の苗を植え、育て、収穫する全4回の体験型教育プログラムです。

知る → 植える → 育てる → 収穫する → 暮らしにつなげる
単発の農業体験で終わるのではなく、農業や食育、自然体験を通じて、食べること、家族との時間、地域とのつながり、そして「どこに住み、そこでどんな暮らしをしたいか」まで考えることを大切にしています。最初は、虫を怖がっていた。土に触れることにも、少し戸惑っていた。それが数か月後には、自分から畑に入り、土をのぞき込み、育っている野菜を確かめる姿がありました。家族と一緒に苗を植え、暑い畑で草を刈り、自分たちが植えた野菜を気にかける。
育っていたのは、野菜だけではありませんでした。
今回公開した動画は、イベント内容を並べたダイジェストではなく、子どもたちと家族の小さな変化を追った成長ドキュメンタリーです。
第1回|土と生き物を知る農業の前に、まず「その場所を知る」
第1回では、野菜を植える前に、畑の土や、そこに暮らす虫・生き物を観察しました。
普段は何気なく見ている土の中にも、多くの命があります。
「虫は怖い」「土は汚れる」
そんな印象を持っていた子どもたちも、実際に土に触れ、生き物を見つけることで、少しずつ自然との距離を縮めていきました。農業は、野菜だけを見れば始められるものではありません。
土があり、生き物がいて、自然の循環があります。こどもファーマーズスクールでは、まず「知る」ことから学びを始めました。
第2回|苗を植える「食べる人」から「育てる人」へ
第2回では、ミニトマト、ナス、ピーマンなどの苗を、子どもたち自身の手で植えました。
土を掘り、苗を置き、やさしく土をかぶせる。
家族と声を掛け合いながら、一つひとつの苗を植えていきました。
普段、スーパーなどで目にする野菜は、「誰かが育てた食べ物」です。
しかし、自分で苗を植えることで、野菜は、「食べるもの」から「自分が育てるもの」へと変わっていきます。見る側から、育てる側へ。小さな苗とともに、子どもたちの関わり方も少しずつ変化していきました。
第3回|草刈り・草マルチ「いらないもの」と決めつけない
第3回では、畑に生えた草を刈り、その草を野菜の根元へ敷く「草マルチ」を行いました。
一見すると、野菜の成長を邪魔しているように見える草。
しかし、刈った草を土の上に敷くことで、強い日差しから土を守り、乾燥を防ぎ、やがて土へ還っていきます。子どもたちが学んだのは、「雑草だから、いらない」ではなく、「どうすれば、畑の力に変えられるのか」という考え方です。自然の中には、一見すると無駄に見えるものにも役割があります。
教室だけでは得られない問いを、畑の中で体験しました。農業体験を「食」と「毎日の暮らし」につなげる私たちは、こどもファーマーズスクールを単なる子ども向け農業体験イベントとは考えていません。農業は、畑にいるときだけ関わるものではありません。
毎日の朝ごはん。スーパーで野菜を選ぶこと。家族で料理をすること。食卓を囲むこと。季節の食材を味わうこと。地域でつくられたものを選ぶこと。私たちの暮らしは、すでに農業とつながっています。
自分で苗を植え、育てる経験があるからこそ、「この野菜は、どうやって育ったんだろう」
「ここまで大きくなるのに、どれくらい時間がかかったんだろう」「つくってくれた人にありがとう」
と、普段の食事を違う視点から見るきっかけが生まれます。だからこそ、こどもファーマーズスクールが目指しているのは、農業を学ぶことではなく、農業から暮らしを考えること。畑で得た気づきを、毎日の食事や家族との時間へつなげていくことです。
「どこに住むか」と「そこで、どんな暮らしをするか」
「どこに住むか」だけではなく、
「そこで、どんな暮らしをしたいか」を考えること。
自然の近くで子どもを育てたい。家族で食卓を囲む時間を大切にしたい。庭やベランダで野菜を育てたい。休日は家族で外へ出かけたい。地域の人と顔の見える関係で暮らしたい。どんな暮らしをしたいかによって、選ぶ家も、選ぶまちも、住む場所も変わります。
だから、こどもファーマーズスクールでも、ゴールを「野菜を収穫すること」だけには置いていません。最終回となる第4回では、育った野菜を収穫・試食したあと、家族でこれまでの体験を振り返り、
「どんなまちで暮らしたい?」「そこで、誰と何をしたい?」「どんな毎日を大切にしたい?」
を考える「わがやのみらい」ワークを実施します。農業から、食へ。食から、家族へ。家族から、暮らしへ。暮らしから、住む場所や地域へ。体験を暮らしにつなげるところまでが、このプログラムです。
なぜ住宅会社が、農業・食育に取り組むのか一見すると、住宅会社と農業は離れているように見えるかもしれません。しかし、私たちが考える「暮らし」は、家の中だけではありません。
その家で、誰と過ごすのか。何を食べるのか。休日をどう楽しむのか。自然とどう関わるのか。
地域の人とどうつながるのか。そうした毎日の積み重ねが、一つの家族の暮らしになります。
そして、さまざまな家族の暮らしが集まり、一つの地域や街がつくられていきます。
だからこそ私たちは、住宅という建物だけではなく、食・自然・家族・地域とのつながりまで含めて「暮らし」を考えることを大切にしています。
「人生を360°楽しむ街へ」
マッケンジーハウスが掲げるビジョンは、「人生を360°楽しむ街へ」です。家の中だけではなく、
食べること。遊ぶこと。学ぶこと。自然に触れること。家族と過ごすこと。地域とつながること。
人生をさまざまな方向から楽しめる街をつくっていきたい。こどもファーマーズスクールも、その考えから生まれた取り組みの一つです。住宅会社だから家だけを考えるのではなく、その家の外側に広がる暮らしまで考える。それが、マッケンジーハウスが地域で取り組む活動の根底にあります。
育ったのは、野菜だけじゃない。
今回公開した成長ドキュメンタリーに映っているのは、特別な出来事ばかりではありません。
土を見る。虫を見つける。苗を植える。草を刈る。家族と話す。そんな小さな場面の積み重ねです。
しかし、その中で、知らなかったことを知り、怖かったものに触れ、自分で育てる責任を感じ、
食べ物や自然を見る目が少しずつ変わっていきます。育ったのは、野菜だけじゃない。
子どもたちの気づきも。家族の会話も。これからの暮らしを考える小さな種も。この畑で、一緒に育ちはじめています。成長ドキュメンタリー動画
動画名
こどもファーマーズスクール 成長ドキュメンタリー
内容
第1回から第3回までの、子どもたちと家族の変化を記録
公開先
「つながる」YouTubeチャンネル
動画URL
https://youtu.be/0EYmGPl21Xg
名称
こどもファーマーズスクール
主催
株式会社マッケンジーハウス
企画・運営
NPO法人ふるさとファーマーズ
後援
茅ヶ崎市教育委員会
開催地
神奈川県茅ヶ崎市芹沢
対象
子どもとその家族
プログラムテーマ
知る → 植える → 育てる → 収穫する → 暮らしにつなげる
第1回
土や生き物を知る
第2回
野菜の苗を植える
第3回
草刈り・草マルチ・野菜のお世話
第4回
野菜の収穫・試食・振り返り・「わがやのみらい」ワーク