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フィギュア紀平梨花の演技のキモはトリプルアクセルの「準備時間」

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 12月19日(水)よる11:56放送のMBSテレビ『戦え!スポーツ内閣』では、今年のフィギュアGPファイナルで優勝した紀平梨花選手に注目し、今週21日(金)から始まる全日本フィギュアスケート選手権女子シングルに向けての観戦ポイントを徹底解説する。

 番組収録では、紀平選手がシニア初年度でグランプリファイナル初出場初優勝を成し遂げたのは2005年の浅田真央以来の快挙。平昌五輪金メダリストのザギトワ(ロシア)を超える高得点を叩き出した理由を、フィギュアスケート振付師の宮本賢二氏が解説した。
日本人女子選手が公式戦でトリプルアクセルを成功させたのは伊藤みどり、中野友加里、浅田真央につづいて、紀平選手が4人目。しかし宮本氏は、紀平選手のトリプルアクセルのジャンプそのものよりも、トリプルアクセルを跳ぶまでの「準備」に注目した。宮本氏は「トリプルアクセルは、跳ぶ前に『跳ぶぞ、跳ぶぞ』という準備や構えが必要になる難しいジャンプ。紀平選手も以前は6秒から7秒かかっていたが、現在は4秒ほどの準備で跳べている」。この“進化”によって、紀平選手は、プログラムのなかにトリプルアクセルという大技を溶け込ませることができているという。
 さらに、MCの武井壮が「演技が美しくなりましたよね」と話すと、宮本氏は「もともとはジャンプが得意な選手だったが、現在はジャンプ以外の演技に磨きがかかっている」と指摘。いわく、「手の動きを背骨から動かす」ことによって表現力がダイナミックに進化しているという。
 

MBSテレビ『戦え!スポーツ内閣』は、今年のスポーツ界で活躍したアスリートを玄人目線で語るという内容で、今週19日(水)よる11時56分から放送。

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