4月15日~22日まで一般公開
川西市中北部に位置する清和台団地。同住宅地のすぐそばには、兵庫県版レッドデータブック(植物群落)にBランクとして記載されている、川西市指定の天然記念物「清和台東3丁目コナラ群落」が存在する。
この日、同群落は通常は危険防止のため入場を制限されているが、同群落の保全活動などを行う「虫生川周辺の自然を守る会」が、見頃をむかえた同群落内に生育するシロバナウンゼンツツジの大個体群を一般公開している。時間は午前9時30分~午後3時30分、期間は4月22日(土)まで。



2016年4月に初めて一般公開し、今年で7回目。見頃を迎えたこの時期、急斜面に咲くシロバナウンゼンツツジの白や薄いピンクの小さな花が咲きはじめ、訪れた人を楽しませていた。
このコナラ群落の広さは約30,000平方メートル。シロバナウンゼンツツジだけではなく、兵庫県版レッドデータブック(植物)にCランクとして記載されている、キンランやスズムシバナ、エドヒガンの他、ササユリやミヤマヨメナ、タムシバ、シラキなど、冷温帯の構成種が数多く分布。こういった分布は、周辺地域のコナラ群落には見られない、珍しいものとなっている。
同会会長の菅原八重子さん(すがはら やえこ)は「この様な住宅地のすぐそばでもシロバナウンゼンツツジを見ることができます。私たちの活動を通して、訪れた方が環境保全に興味を持ち、身近なことから取り組んでいってもらえれば」などと話した。
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