現場産業へのVertical AI実装とオントロジー層の構築、AI主権の在り方をテーマに議論

株式会社ミツモア(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:石川彩子)は、2026年7月25日、静岡県が主催する「TECH BEAT Shizuoka 2026」(会場:グランシップ)のメインステージセッション「世界を変える挑戦者たち~AI時代の新たな産業創造~」に、代表取締役CEO・石川彩子が登壇したことをお知らせします。本セッションには、X&KSK Co-Founder 兼 General Partner・本田圭佑氏、newmo株式会社 代表取締役CEO・青柳直樹氏が登壇し、AI時代における既存産業の変革と新産業の創造をテーマに議論を交わしました。
■ セッション概要
「世界を変える挑戦者たち~AI時代の新たな産業創造~」(2026年7月25日 10:05-11:05/メインステージ)。モデレーター進行のもと、AI時代の最前線で既存産業の変革や社会課題の解決に挑むスタートアップCEOと、投資家として挑戦者を支えるX&KSKの本田圭佑氏が、未来の日本社会に必要な変革やAI時代を生き抜くための視点を語り合いました。

■ 登壇者
- 本田圭佑 氏(X&KSK Co-Founder 兼 General Partner/X&Circle Co-Founder)
- 青柳直樹 氏(newmo株式会社 代表取締役CEO)
- 石川彩子(株式会社ミツモア 創業者 兼 代表取締役CEO)
なお、本田氏が共同創業者を務めるX&KSKは、当社のシリーズBストラテジックラウンドの引受先の一社です。
参考記事:ミツモア、追加30億円を調達 シリーズB総額70億円に
■ セッションでの主な内容
セッションでは「日本のGDPを高める上でのボトルネックはどこにあるか」を起点に、Vertical AI(業界特化型AI)の役割、AI主権の在り方、そして国を挙げてAIに取り組む必要性まで議論が広がりました。
<現場産業こそ最大の伸びしろ>
石川は、AIの恩恵が都市部やホワイトカラーの業務を中心に語られがちである一方、日本のGDPと雇用を支えているのは建設・設備・リフォームといった“現場”の産業であり、この領域こそデジタル化・AI実装がもっとも遅れていると指摘。「遅れているということは、裏を返せば最大の伸びしろがあるということ。現場産業のAI実装こそが、AI時代の新産業創造の起点になる」と述べました。
関連記事:日本におけるブルーカラービリオネアはミツモアがつくる。
<Vertical AIとオントロジー層>
その実装の鍵として石川が挙げたのが、業界特化型のVertical AIです。「業界知見を構造化して蓄積する“オントロジー層”をつくることが出発点になる」とし、設備が故障した際の的確な修理手順の提示、より精度の高い見積もりの作成、そしてベテラン職人の暗黙知の継承まで、AIが担える領域は広いと語りました。
関連記事(オントロジー層の仕組みを例で解説):なぜ、AI導入の95%が”お試し”で終わるのか?プロダクトに還元する【FDE】をミツモアが作る。
<AI主権と国産開発の必要性>
議論はAI主権の在り方にも及びました。国内で競い合っている場合ではなく、日本として団結し世界に通用するものを作るべきではないか--登壇者からそうした論点が提示されるなか、石川は「AIは人の仕事を代替し、いずれ完全に社会インフラになるもの。それを他国に依存することには怖さがある。LLMも可能な限り日本で国産開発できたほうがよく、少なくともオントロジー層は自国で持たなければならない」と述べ、産業側からAI主権を支える意義を強調しました。

■ TECH BEAT Shizuoka 2026について
TECH BEAT Shizuoka 実行委員会(事務局:静岡県、静岡銀行)が主催する、今年で8年目を迎える県内企業とスタートアップの共創イベント。2026年は7月23日(木)~25日(土)の3日間、グランシップで開催され、国内外から約190社のスタートアップが出展しました(昨年は178社、来場者約1万人)。地域企業とスタートアップの事業共創の場として定着しています。
公式サイト:TECH BEAT Shizuoka 2026/TECH BEAT Shizuoka

■ 会社概要

現場産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし、明日がもっといい日になると思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業。全国96,000社(2026年7月時点)の事業者ネットワークを基盤に、現場産業を支え、事業者エコシステムの構造的な変革と持続的な発展を実現します。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaaSサービス「プロワン」、法人の調達・発注業務を支援する「ハッチュー」の開発・提供をしています。2023年には、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。週刊東洋経済「すごいベンチャー100」2023年版に選出。日本経済新聞主催「NIKKEIネクストユニコーン」2025年版に選出。さらに、代表の石川彩子は、Forbes JAPAN主催「日本の起業家ランキング」Top20に2024年度・2026年度と複数回にわたり選出されました。
ミツモア会社概要:https://meetsmore.com/company