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公益財団法人日本ユニセフ協会

【プレスリリース】インド、ポリオ根絶へ 3年間感染例ゼロ

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健康で明るい未来が、数百万人の子どもたちに

※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_71907.html でご覧いただけます

【2014年2月11日  ニューヨーク/ニューデリー発】

かつてのポリオ常在国インドが、ポリオ根絶を達成。数百万人の子どもたちに明るい未来を
もたらしています。

かつては複数の専門家が、「ポリオの根絶が最も難しい国であり、ポリオ根絶を達成する
世界で最後の国」と述べていたインド。2009年までは、世界のポリオ感染数の少なくとも
半数を占めていました。しかし、2011年1月13日以来、3年間以上、国内で野生型ポリオ
ウィルスへの感染報告はありません。

ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「ポリオの根絶を遂げたインドの成功は、すべて
の子どもたちにとっての成功です。これからはポリオのない世界で育つことができるからです。
それはまた、世界全体にとっての成功でもあります。なぜなら、たとえ根絶は不可能だと考え
られていた場所であっても、ポリオの脅威を打ち負かすことが可能であるという確証でもある
のですから」と話します。

「インド政府がポリオ根絶という勝利を収めたのは、支援が届きにくい僻地で暮らす子どもも
含めた、すべての子どもたちが予防接種を受けるまで、決して気を緩めなかったからです」
(レーク事務局長)

ポリオ根絶プログラムのパートナーとして、ユニセフは、子どもたちへのポリオ予防接種の
必要性を地域の人々に認識してもらえるよう、普及活動に努めてきました。また、地域の保健
スタッフ9,000人のネットワークを構築し、保健スタッフは、各地域の家々を一軒一軒繰り返し
回って、ポリオ予防接種の重要性を伝えてきました。

ポリオが根絶された今でも、地域の保健スタッフで構成されるこのネットワークは、特にはしか
など、予防可能な病気に対する予防接種の普及に利用されています。

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室  TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036
Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
Caroline den Dulk ユニセフ・インド事務所 Tel : +91 98181 06093; cdendulk@unicef.org
Nicholas Reader ユニセフ・ポリオチーム (在ニューヨーク)Tel : +1 212 326 7053;
nreader@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の
広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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