本でしか癒やせない秘密がある――。坂上秋成が本を愛する人へ贈る、切実な痛みと本が織りなす新感覚読書療法(ビブリオセラピー)小説!!

すべての謎が解けるとき、
あなたの知らないあなたと出会う。
『惜日のアリス』『ファルセットの時間』で話題の著者、坂上秋成氏の新潮文庫nexでは二作目となる小説が発売されました。
洋館めいた書店「夢音堂書店」の店主、紫ノ宮沙霧。彼女は客人たちに「その人だけの本」を差しだしていく。
日常の繰り返しに飽き飽きしていた青年、書けない小説家、大好きな先輩との恋に夢中の、一見幸せそうな少女。
彼らが心の底に抱えた切実な痛みと店主が差し出す本が出会うとき、読む人は圧倒的感動に包まれることでしょう。
目を惹く表紙は『クズの本懐』『推しの子』などで今注目の人気漫画家、横槍メンゴ氏です。
著者コメント
本を愛するすべての人に届けたい。
その思いで書き上げた一冊です。
私たちが生きる世界は時におそろしく、時につらい現実を運んできますが、その先に広がっているやさしさもある。
それをつかまえたいと思いながら、本書を執筆していました。
すべての章におどろきを詰め込んだつもりです。
あなたの心に刺さる本になっていれば、本当にうれしい。
坂上秋成著『紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー 夢音堂書店と秘密の本棚』
【発売日】5月28日
【造本】文庫(新潮文庫nex)
【本体定価】693円
著者プロフィール
坂上秋成(さかがみ・しゅうせい)
1984(昭和59)年生まれ。早稲田大学法学部卒業。著書に『惜日のアリス』『夜を聴く者』『モノクロの君に恋をする』『ファルセットの時間』『ONE PIECE novel LAW』などがある。
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