
グローバルクラウドERP「multibook(マルチブック)」を提供する株式会社マルチブック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡部 学、以下「当社」)は、海外取引を多く抱える産業機械の専門商社 日本ECOTS株式会社(以下「日本ECOTS」)が、販売管理と会計処理の分断を解消する基幹システムとして「multibook」を導入し、業務効率化により経理業務に必要な工数(人員ベース)を約3分の1へ削減するとともに、会計業務の内製化を実現したことをお知らせします。
■日本ECOTS株式会社について
日本ECOTS株式会社は、ASEANを中心に拠点を展開する産業機械の専門商社です。電子機器関連装置を中心に、産業分野・産業機器分野における販売およびメンテナンス事業を展開しています。主に半導体および電子部品の製造ライン装置を取り扱い、日本国内のみならずアジア各国の製造現場を支えるビジネスを行っています。
また、グループとして2002年のタイ拠点設立以降、タイを含む東南アジア地域との取引を積み重ねており、海外取引における実務調整やトラブル対応のノウハウを蓄積しています。
■導入の狙い: “会計までつながる”基幹システムへ統合し、経営判断に使えるデータ基盤を作る
日本ECOTSでは、販売管理と会計処理を別々のスタンドアローンソフトで運用していたことにより、売上・仕入・入出金情報の二重入力や、数値の分散管理による確認・修正作業の増加が長年の課題となっていました。加えて、2023年10月のインボイス制度施行を見据え、対応要件を満たすシステムへの刷新が急務となっていました。
日本ECOTSがシステム刷新で重視したポイントは以下の通りです。
- 販売管理と会計を分断せず、一気通貫で管理できること
- 海外取引で必要な多通貨・外貨換算機能を標準装備していること
- 制度変更(インボイス制度)への対応要件を満たすこと
- 少人数(バックオフィス2名)でも運用が回るシンプルさと、実務に即した利用の仕方ができること
■multibookの選定理由:必須要件を“追加コストなしの標準機能”で満たせた
日本ECOTSが「multibook」を選定した主な理由は以下の通りです。
- 多通貨・外貨換算機能が標準機能として備わっており、海外取引が多い同社の必須要件を追加コストなく満たせた
- タイで現地認証を取得済みで、将来的な海外拠点展開を見据えて安心感があった
- 導入・運用コストが他社と比べて優位で、中長期のコストパフォーマンスに優れていた
- 大手企業向けERPに近い業務体験の考え方を持ちながら、中堅・中小企業でも扱いやすいシンプル設計だった
■導入プロセス:わずか3ヶ月、バックオフィス2名体制でも“止めずに進める”ためにやったこと
日本ECOTSでは、導入スケジュールと運用開始後サポートに不安がある中で、3ヶ月導入を実現しました。短期導入を成立させた実務上の工夫は次の通りです。
- 事前のデータクレンジング:不要なデータや科目コードを整理し、「最小限・シンプルなデータで移行する」方針を徹底
- 役割分担の明確化:プロジェクト内で担当を明確にし、科目コード共有化や内部ミーティングを継続
- 定例ミーティングで小さな“詰まり”も解消:毎週の定例で次アクションと課題を洗い出し、都度解決して大きな手戻りを防止
また、運用開始後の問い合わせ対応についても、メール中心のヘルプデスク運用に対してレスポンス速度などの懸念点がありましたが、実際にはタイムラグなしでほぼ毎日レスポンスを得ながら対処でき、立ち上げ期の不安を抑えられたといいます。
■導入後の効果:経理工数を「約3分の1」に削減。会計の内製化と管理報告の高速化を実現
日本ECOTSにおける導入効果は以下の通りです。
- バックオフィス2名体制、約3ヶ月での導入を実現
- 外注していた会計業務を内製化し、経理工数(人員ベース)を導入前比で約3分の1に削減
- 必要なデータをすぐに集計・出力でき、マネジメントへの報告資料作成がスムーズに
- 顧問税理士事務所とデータを相互共有できる体制が整い、危機対応面の安心感が向上
- 伝票フロー図により業務の流れが視覚化され、月次集計が容易になったほか、入力ミスの早期発見が可能に
さらにロジスティクス側では、受発注・入出庫・請求など伝票機能を中心に活用し、照会データを表計算ソフトへ出力して社内データベースと照合する運用が定着。会計側からもロジスティクス領域の伝票フローを参照できるため、数値の違和感発生時に原因特定がしやすくなったといいます。
■日本ECOTS株式会社 塩崎様(経理財務ご担当者様)コメント
「導入前は販売管理と会計が分断され、二重入力や確認・修正に時間を取られていました。インボイス制度への対応もあり、基幹システムとして統合できるERPを前提に刷新を検討しました。
正直、3ヶ月での導入は実現できるのか当初は不安もありましたが、毎週のミーティングで“次にやること”が明確になり、こちらもデータ整理と意思決定を前に進められました。導入後は、欲しいデータをすぐ集計でき、管理報告が格段に作りやすくなっています。会計の内製化にも踏み切れ、結果として経理業務に必要な工数(人員ベース)は導入前比で約3分の1になりました。」
■日本ECOTS株式会社 大須賀様(ロジスティクスご担当者様)コメント
「伝票フロー図で業務の流れが視覚的に把握できるのが助かっています。どこを触れば何ができるかが直感的に分かるため、新しいメンバーでも習得が早いと思います。
私はもともと営業出身で、経理・ロジの経験がない状態で担当になりましたが、質問した時に“使い方”だけでなく“なぜそうする必要があるか”まで丁寧に説明していただけたので、理解しやすく、同じミスを繰り返すこともなくなりました。ミスの早期発見ができるようになり、月次の集計も回しやすくなりました。」
■今後の展望:蓄積データを“経営の武器”に。ユーザー同士の知見共有にも期待
日本ECOTSでは、運用定着に加えて、未活用機能も含めた経営活用を今後のテーマとしています。販売単価・購入単価のデータベースを育て、取引先ごとの価格推移を経営判断に活かすほか、他社事例の共有やユーザー同士が知見を持ち寄れるコミュニティ形成にも期待しています。
■グローバルAI ERP 「multibook」概要
2027年4月1日以後に開始する事業年度から強制適用となる新リース会計基準に対応。
導入が速い、処理速度が速い、解決が早い、速さを追求するグローバルAI ERP。
12カ国語・多通貨・複数帳簿に対応し、全世界の拠点をシームレスに統合します。製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、40ヵ国・750社以上での導入実績があります。
主な機能:会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、新リース会計基準、立替経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット、外部連携(連結会計、倉庫管理等)機能
サービス名:「multibook」(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■日本ECOTS株式会社 会社概要
会社名:日本ECOTS株式会社
代表者:代表取締役社長 小田 浩正
所在地:大阪府池田市菅原町11-1 ガーデン叶3F
事業内容:産業機械の販売およびメンテナンス(半導体/電子部品製造ライン装置 等)
URL:https://ecotsjp.com/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役社長 渡部 学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・フィリピン
事業内容:グローバルクラウドERPサービス 「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/