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公益財団法人日本ユニセフ協会

【プレスリリース】中央アフリカ共和国・新たな戦闘発生 「忘れられた子どもたち」への支援を実施

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日本人スタッフ1名が活動中

※本信はユニセフ本部が発信した情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に
編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_76656.html でご覧いただけます

【2014年10月31日 バンギ(中央アフリカ)発】

中央アフリカでの戦闘悪化と人道支援関係者への攻撃の増加を受け、ユニセフは自宅を
離れ避難生活を送っている何千もの子どもたちへの支援物資の提供を急いでいます。

中央アフリカの北部ならびに西部では新たな戦闘が発生。南西部にある首都バンギでも
暴力が高まっており、治安がさらに悪化し、人道アクセスは危険にさらされています。

ユニセフ・中央アフリカ事務所副代表のジュディス・レヴェイレは「我々は、特に最も
到達困難な場所にいる子どもたちを守る仕事をやめるよう脅迫されましたが、断固拒否
しました。この国の子どもたちを支援するために、できる限りのことをせねばなりません。
子どもたちは絶望的に支援を必要としている上、世界から忘れさられる恐れがあります」
と述べました。

ユニセフは戦闘下にある子どもたちに支援を届けるため、あらゆることをしています。
以下はその一例です。

・ユニセフは今後2カ月、同国北西部のボサンゴアと同国西部のブアールで、水処理施設
を稼働させるのに必要な燃料と消毒用の塩素を届け、住民5万5,000人の水の供給を確保

・事態が悪化しうるという恐れの中、5つの現場事務所に、防水シートや家庭用の貯水容器、
毛布など、子どものための緊急支援物資の備蓄を強化

・10月29日、HIV治療薬や緊急トイレの建設資材、重度栄養不良の子どもの栄養物資などの
備蓄を積んだノルウェー・エアシャトルの特別機が首都バンギに到着

・ユニセフは、戦闘下のカガ・バンドロ、バタンガフォ、デコアを含め、避難生活を余儀
なくされている子どもおよそ1万5,600人のための仮設の学習スペースを新たに78カ所
設置

しかし、ユニセフとパートナー団体が、同国で人道支援活動を継続するには、困難が
増しています。

レヴェイレ副代表は「10月、人道支援関係者に対する攻撃は過去最悪となりました。
厳しい状況におかれている子どもたちとその家族に緊急支援を届けるには、安全で妨害
されない人道アクセスが必要です。紛争に関わるすべての勢力に対し、支援を必要とする
人たちへのアクセスを保証することを求めます」と述べました。

中央アフリカ共和国では、昨年12月首都バンギに激しい戦闘が迫って以降、230万人以上が
その影響を受け、100万人近い国民が自宅を離れて避難生活を強いられました。現在でも
50万人近くが避難生活をしており、最近バンギで起きた戦闘によって、3,000人が避難生活
を強いられています。

ユニセフは10月初旬にバンギで起きた8日間の激化した戦闘で、子ども6名が死亡、22名が
負傷したことを確認しています。殺害された子どものうち2名は、スパイ容疑をかけられた
後、残虐な方法で殺害されました。また、道路封鎖や攻撃対象とされることへの恐怖から、
負傷した子どもや妊産婦が病院に行くことができないとの報告も受けています。

■参考情報:
ユニセフは、首都バンギのほか、ボサンゴア、ブアール、ゼミオ、カガ・バンドロに
事務所を設置。人道支援が届いていない場所へ空路などで総合的な緊急支援を行う
即応メカニズム(Rapid Reposponse Mechanism:RRM)を主導しています。また、
欧州委員会人道援助局(ECHO)の支援を受け、バンギやボサンゴア、カルノ、ブアール
といった都市部の浄水処理センターが稼動できるよう、支援物資を届けています。

* * *

ユニセフ・中央アフリカ事務所では、子どもの保護専門官(在 首都バンギ)1名が
支援活動に従事しています。取材をご希望の際には、広報室までお問い合わせください。

* * *

報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『人道危機緊急募金』の告知に
ご協力いただけますよう、お願いいたします。

■□ 人道危機緊急募金 □■

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「人道危機」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。

■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)。
ご使用にあたっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
http://weshare.unicef.org/mediaresources
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室 TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036
Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Madeleine Logan, ユニセフ・中央アフリカ共和国事務所(在バンギ),
Tel: +23670738470, mlogan@unicef.org
Rose Foley, ユニセフ・ニューヨーク本部,
Tel: + 1 212 303 7987, rfoley@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

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