「Twig(トゥイッグ)ベンチ」が 「グッドデザイン・ジャパン ファニチャー セレクション2014」に選ばれました
大和ハウスグループ4社は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2014年度グッドデザイン賞」に応募し、4部門6商品・プロジェクトが受賞しました。
なお、インテリアズが応募した「Twig(トゥイッグ) ベンチ」は、本年より新設された「グッドデザイン賞 ファニチャー部門」において、「グッドデザイン・ジャパン ファニチャー セレクション2014」(※1)に選ばれました。
※1.日本の優れた家具を国内外に向けてプロモーションするプロジェクト。
■2014年度グッドデザイン賞受賞商品
●受賞部門:ファニチャー
商品名 :「Twig(トゥイッグ)ベンチ」
※「グッドデザイン・ジャパン ファニチャー セレクション2014」に選出されました。
会社名 :インテリアズ
●受賞部門:住宅・住空間向けの工法
商品名 :鋼製デバイス「Σ(シグマ)形デバイス」
会社名 :大和ハウス工業
●受賞部門:住居に関するサービス・システム
商品名 :快適睡眠ルーム「寝GOO楽(ねぐ~ら)」
会社名 :大和ハウス工業
商品名 :中古マンションサイト「住まいのバトン」
会社名 :大和ホームズオンライン
商品名 :住替支援サービス「住みながら」買取りサービス
会社名 :コスモスイニシア
●受賞部門:住宅・住空間
商品名 :分譲マンション「オークプレイス月島」
会社名 :コスモスイニシア
大和ハウス工業
●グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されており、現在受賞件数は約40,000件に及び、今日では国内外の多くの企業や団体が参加しています。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
■グッドデザイン賞公式WEBサイト URL:http://www.g-mark.org/
1.ファニチャー部門受賞、「グッドデザイン・ジャパン ファニチャー セレクション2014」に選ばれました。
「Twig ベンチ」 株式会社インテリアズ
当商品は、インテリアズが開発企画・販売する現代的建築のロビーやエントランスホール用のベンチです。
空間を圧迫せずに、違和感なく溶け込むサイレント(落ち着いた)なデザインを用いており、シンプルかつ繊細なベンチとなっています。
細い脚とのジョイント部分や、張生地との収まりなどの繊細なディテール(素材)はアルミニウム製のハニカムパネル(※1)を使用。職人による高い技術で、丸みを帯びた温かみのあるデザインを実現しました。
※1.ミツバチの巣のような構造で正六角形や正六角柱を隙間なく並べた構造のパネル。強度に優れています。
サイズ :幅:2000mm 奥行:600mm 高さ:390mm
価格(税込):285,120~367,200円(革素材の場合:367,200円)
URL :http://www.interiors-inc.jp/products/index.php?globalnavi=21
●受賞評価コメント
効率性を追求するが余りに素材へのアプローチにおいて、希薄な状況も多々あるなか、アルミ無垢板をベースに素材と構造が見事に組み合わさっている。様々な場面で家具としての存在を堂々と表現していると思う。
2.住宅・住空間向けの工法部門受賞
「Σ形デバイス」 大和ハウス工業株式会社
「Σ形デバイス」は、大和ハウス工業の戸建住宅最上位商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」に標準搭載されているエネルギー収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」のコア技術として開発した、強さとしなやかさを兼ね備えた独自の断面形状をもつ鋼製デバイスです。揺れに あわせて「Σ形デバイス」が上下に動くことにより、地震エネルギーを繰り返し吸収し、初期性能を維持できます。
従来の「xevo(ジーヴォ)」と比較し、揺れ幅を最大で3 分の2 に軽減させ、建物全体の損傷も最小限に抑えることができます。
URL:http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/xevoSIGMA/concept.html?ad=pr
●受賞評価コメント
単発の地震だけでなく、余震などを含めて繰り返し働く建物への地震力を念頭に置き、建築本体への衝撃軽減性を考慮した接合部品の開発。小さな部品ながら住宅の耐久性を高めるその開発の意義は大きい。
3.住居に関するサービス・システム部門受賞
(1)「寝GOO楽」 大和ハウス工業株式会社
「寝GOO楽」は、大和ハウス工業と奈良県立医科大学が2006年より「住宅を維持・増進させる住宅」の実現に向け、共同研究を行ってきた成果の1つである快眠ルームです。
当商品は、アラームクロックにより制御され、お客さまごとの起床時刻にあわせ部屋の照明を徐々に明るくし、アラームの音とともにカーテンを自動で開くことができる機能が付いています。
太陽の光や太陽の色温度に近い照明を直に感じることで、体内リズムをリセットし、健康な身体を保つことができます。
URL:http://www.daiwahouse.co.jp/mansion/naturaleye/project01/index.html?ad=pr
●受賞評価コメント
人々の快眠への関心が高まる中、単品での快眠提供は様々あるが、寝室全体でより高度な快眠を提供している点を高く評価した。
(2)「住まいのバトン」 大和ホームズオンライン株式会社
「住まいのバトン」は、大和ホームズオンラインが、運営する、「不動産鑑定士の評価付き中古マンションサイト」です。
不動産取引における、価格の適正性・品質・仲介会社、それぞれに対する顧客の不安を払拭し、透明性の高い不動産取引を実現するため、開発されました。
当サイトでは第三者機関の不動産鑑定士・一級建築士による調査結果や査定価格、売主の売却 希望価格を見ながら、買主が 自己判断で希望額を入札できる「オープントレード方式」を不動産業界で初めて採用。公平で透明性の高い新たな流通システムを実現しました。
URL:https://www.sumainobaton.jp/
●受賞評価コメント
マンションストックの増加は深刻化していく社会問題であり、既存の住宅をより効率的に流通させる行為は、その解決策となる。しかし、いざ物件の売買となると「適正価格の不明」「中古住宅に対する品質不安」「仲介業者への不信や不満」という弊害が存在した。それらを解決するのが【住まいのバトン】である。
ウェブサイトの検索システムである【住まいのバトン】は首都圏内約8万棟/約350万戸の膨大なデータを活用し、相場価格を即座に算出できる。更に不動産鑑定士と一級建築士が現地調査を含む約200項目の調査を行うことで、精度の高い価格を算出する。その調査は査定書として情報開示されるため、品質や価格根拠も明確となる。また売主は「先着方式」「買取」「入札方式」の3つから選択し、インターネット上で取引することができる。
このソリューションは中古マンションの取引を活性化するだけでなく、不動産の評価方法や仲介業の存在理由に変化を与えるだろう。今後の不動産取引の透明性/多様性/利便性を提供するビジネスデザインとして高く評価した。
(3)『「住みながら」買取りサービス』 株式会社コスモスイニシア
『「住みながら」買取りサービス』は、お客さまのマンションを大和ハウスグループのコスモスイニシアが購入(※2)し、その後コスモスイニシアと賃貸借契約を締結し、毎月の賃料をお支払いいただくことで、「お住まいにそのまま住みつづけていただける」という住み替え支援サービスです。
売却後、最長2年間住み続けていただけるため、住み替え先をじっくり探すことができ、住み替えに伴う煩雑な手間も解消することができます。
※2.買取り対象となる物件は、間取り1LDK以上、専有面積40m2 以上等諸条件があります。
URL:http://sumikae.cosmos-direct.jp/contents/code/living_purchase
●受賞評価コメント
空き家率が過去最高の13.5%となり大きな社会問題となっている。中古住宅の有効活用を促すためにも流動性を高めるサービスが求められている。その中で「住みながら買取サービス」はユーザーニーズに細やかに対応している点が評価できる。また2年間という期間が心理的安心感を生み出し、ユーザーの決断を後押ししている点もすばらしい。
4.住宅・住空間部門受賞
「オークプレイス月島」 株式会社コスモスイニシア、大和ハウス工業株式会社
「オークプレイス月島」は、大和ハウス工業とコスモスイニシアが事業主を務めた総戸数77戸、鉄筋コンクリート10階建ての分譲マンションです。
当マンションは、近隣の月島居住者への意識調査から先進的でありながら、生活感が漂う月島の雰囲気を踏襲し、高層タワーマンションでは提案できないこの土地に馴染んだ建物デザインや間取りにしました。
外観は月島の街並みに調和するよう、多層格子状とし、間取りは引き戸や土間などを積極的に取り入れることで部屋間の「つながり」を演出しました。また、床材・照明計画・建具デザイン等もお客さまに自由に選んでいただけるため、多様なニーズに応えることができます。
●受賞評価コメント
現在でも、分譲マンションにおける60~70m2 台の3LDKの間取りはかなり画一的である。オークプレイス月島では、その間取りという根本的な課題に対して提案している点がまず評価できる。基本的には引き戸を多用し、室の連続性を居住者が調整可能なものとすることで、多様な住こなしを可能にしている。図面にあるDOMAと記された空間はエントランスと同じレベルである方がよりコンセプトが明快で多様な住みこなしを誘導するように思える。