ベストセラー小説『三千円の使いかた』の著者が贈る終活応援小説!
株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、この度2020年に刊行された原田ひ香/著『一橋桐子(76)の犯罪日記』(https://www.tokuma.jp/book/b609659.html)を文庫化、8月9日(火)に徳間文庫から発売いたします。

あらすじ
「刑務所に入りたい!」老後の不安を解消するために桐子が選んだのは、刑務所に入ることだった!
老親の面倒を見てきてた桐子は、気づけば結婚もせず、76歳になっていた。両親をおくり、わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らしているが、貯金はない。同居していた親友のトモは病気で先に逝ってしまった。唯一の家族であり親友だったのに……。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望を抱えながら過ごしていたある日、テレビで驚きの映像が目に入る。収容された高齢受刑者が、刑務所で介護されている姿を。これだ! 光明を見出した桐子は、「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。
原田ひ香さんコメント
テレビや雑誌で、凄惨な事件や驚愕の出来事などを見るのが苦手です。しばらく、そのことばかり考えて何も手につかなくなったり、眠れなくなったりします。そんな時は事件の当事者の、いったいどこに分岐点があったのか、どこでどうすれば事件に巻き込まれなかったのか答えが出るまで考えてしまいます。残念ながら、答えが見つからないこともしばしばです。桐子さんは小さな幸せから放り出されました。彼女が事件に巻き込まれないように一緒に考えてはくださいませんでしょうか。共に、はらはらしてくださったら幸いです。
担当編集より
まだ41歳の私ですが、76歳の桐子に激しく共感しました。この老後は決して他人事じゃない――。(編集長)
私も桐子さんと同じ、「人に迷惑をかけないで生きていきたい」と思っていました。でもこの本を読んで、「迷惑をかけて生きていてもいいのかもしれない」と考えが変わりました。人に迷惑をかけてこそ、生きている証なのだと!人とのつながりが疎遠になっている今この時代だからこそ、読んでもらいたい作品です! (担当編集者)
著者プロフィール

原田ひ香(はらだ・ひか)
1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に「東京ロンダリング」「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、『母親ウエスタン』『ミチルさん、今日も上機嫌』『ラジオ・ガガガ』『三千円の使いかた』『まずはこれ食べて』『古本食堂』など多数。
書誌情報

【タイトル】一橋桐子(76)の犯罪日記
【著者】原田ひ香
【定価】814円(税込)
【発売】2022年8月9日(火)
【仕様】徳間文庫、352ページ
【ISBN】978-4-19-894769-9
【出版社】徳間書店
【商品ページ】
https://www.tokuma.jp/book/b609659.html
https://www.amazon.co.jp/dp/product/4198947694
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