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STマイクロエレクトロニクス

モバイル・プラットフォームで利用可能な1.8V駆動のSTM32マイコンを発表

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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、低電圧駆動(1.8V)を特徴とするSTM32マイクロコントローラ(マイコン)の新製品を発表しました。この低電圧マイコンは、ホストと同じ1.8V電源に接続できる一方、内蔵ペリフェラルを3.3V等のより高い電圧で動作させることが可能で、低電圧電源に起因するパフォーマンス上のトレードオフを回避できるため、低電圧ホスト・プロセッサのコンパニオン・チップとして最適です。

低電圧コンパニオン・チップとして理想的なSTM32F038/48/58/78とSTM32F318/28/58/78は、柔軟なシステム設計に対応します。1.8Vのデジタル電源ドメインと独立したアナログ電源ドメインを組み合わせ、アナログの広いダイナミック・レンジが必要とされる場合や、直接USB機器に接続する場合に特に最適です。

・STM32F0x8のI/Oは、外付けレベル・シフタを使用せずに異なる電圧間をブリッジ
・STM32F3x8のADコンバータは、1.8Vまでの低電圧で完全に動作

これらの製品は、複数の処理と多様なメモリ設定が可能です。STM32F0x8は、ARM(R) Cortex(R)-M0コアをベースに、最大128KBの内蔵Flashメモリを搭載しています。一方、STM32F3x8は、DSP命令セットと浮動小数点ユニットを備えるARM Cortex-M4コアをベースとし、最大512KBの内蔵Flashメモリを搭載しています。この2種類の新しい低電圧マイコンは、ピン、ペリフェラル、ソフトウェアに大きな互換性があり、メインストリームのSTM32 F0 / STM32 F3シリーズと共に、これまでにない設計柔軟性と拡張性を実現します。

この低電圧マイコンでは、STM32F0 / STM32F3シリーズの他製品と同等の機能が利用でき、低電圧動作時でも処理性能の妥協や低下が不要です。またハードウェアへの実装がシンプルなため、コスト優位性を迅速に実現することができます。

新しい2種類のSTM32マイコンは、スマートフォン、携帯電話用アクセサリ、メディア機器といった携帯型コンスーマ機器に適しており、小型のCSP / UQFN / UFBGAパッケージや、TSSOP / LQFPパッケージで提供されます。また、20ピンから100ピンまでのパッケージが用意されています。

この新しい低電圧マイコンの単価は大量購入時に、STM32F038F6P6(内蔵Flashメモリ:32KB、TSSOPパッケージ:20ピン)が0.66ドル、STM32F318K8U6(内蔵Flashメモリ:64KB、UQFN32パッケージ)が0.92ドルです。

<STM32F0x8>
- ARM Cortex-M0(48MHz)
- 内蔵Flashメモリ:最大128KB
- SPI、 I2S、USART、CAN
- 12bit ADコンバータ、DAコンバータ(最小2.4V)
- USBクロック・リカバリ
- コンパレータ:最小2.0V
- RTCおよび最大12のタイマ
- タッチセンサ・コントローラおよび5V 耐圧I/O
- 動作温度:最大105℃
- パッケージ:WLCSP、UFQFPN、UFBGA、LQFP、TSSOP

<STM32F3x8>
- FPU・DSP搭載ARM Cortex-M4(72MHz)
- 内蔵Flashメモリ:最大512KB
- SPI、I2S、USART、CAN
- ADコンバータ(最大4個)
- DAコンバータ、PGA(最小2.4V)
- コンパレータ:最小1.65V
- RTCおよび最大17のタイマ
- タッチセンサ・コントローラおよび5V耐圧I/O
- 動作温度:最大105℃
- パッケージ:WLCSP、UFQFPN、UFBGA、LQFP

詳しい情報については、http://www.st.com/web/jp/catalog/mmc/FM141/SC1169をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
TEL: 03-5783-8240 FAX: 03-5783-8216

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