保険・証券・クレジット・リースを含む金融業界全般における事業やサービスの高度化に貢献
当社は、2025年6月に策定した金融機関のデジタル変革を加速するビジネス戦略と、その実現に向けた「Uvance for Finance」について、このたび銀行のほか、保険・証券・クレジット・リース領域を含む金融業界全般に渡り強化し、新たに7つのオファリングに整理、体系化しました。
当社は、「Uvance for Finance」を、信頼性の高い勘定系・店舗ソリューションから成るコアソリューション、そこから得られるデータと生成AIなどのテクノロジーを活用したAI/データ利活用プラットフォーム、それらによって人々の生活を豊かにするカスタマーエクスペリエンスの向上とスマートソサエティの実現の3つの層で、7つのオファリングに体系化し、今後、順次オファリングを拡充していきます。
当社は、「Uvance for Finance」により、未来の金融サービスを実現するとともに、社会課題を起点とする事業モデル「Uvance」における、金融業界でのデータとAIの活用による事業やサービスの高度化を加速していきます。

図1:「Uvance for Finance」体系
「Uvance for Finance」体系
1.信頼性と柔軟性を兼ね備えた基幹システムを実現するコアソリューション
基幹システムの俊敏化と効率化を実現するオファリング体系Reliable Core Systemから成り、AIに対応するためのFit to Standardなクラウドサービスのラインナップを拡充しています。
「Fujitsu Core Banking xBank」は、機能開発への生成AI適用を2025年9月から開始し、安全性・確実性を担保しながらAIドリブン開発への段階的移行を推進中です。
このほか、保険業界向けには2025年11月より提供開始した「Fujitsu Cloud for Insurance Japan Edition」、リース業界向け「LEASING-1 Neo」に加え、クレジット業界向けにも基幹ソリューションを今後、提供開始する予定です。
2.金融業界全般におけるAI/データ利活用プラットフォーム
データ活用による経営・業務革新を実現するData Driven Finance、規制遵守とリスク管理の高度化をするRegTech & Compliance、ESG経営と持続可能な成長支援を行うSustainable Financeの3つのオファリング体系から成ります。
このうち、Data Driven Financeの体系内にある正確な信用スコアリングやデータ分析、意思決定支援で企業の収益最大化、リスク最小化および不正対策に貢献するFICO(注1)ソリューションは、銀行・証券、クレジット、保険、リースなどの金融業界全般を対象とした横断的なプラットフォームです。FICOソリューション群のうち、顧客とのコミュニケーションを最適化する「FICO(R) Customer Communication Services」を2025年7月より、最適化分析プラットフォーム「FICO Xpress(TM) Optimization」を2026年2月より提供開始しました。FICOのサービス群を統合的に提供する「FICO(R) Platform」は2026年度中に提供開始予定であり、これにより当社からすべてのFICOサービス群を提供できるようになります。
今後、当社のAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や大規模言語モデル「Takane」(注2)を活用したAIエージェントの適用を進め、お客様の業務効率化や自動化、パーソナライゼーションによる付加価値の高いサービス提供に貢献していく予定です。
3.カスタマーエクスペリエンスの向上・スマートソサエティの実現
一人ひとりのエンゲージメントを強化するPersonalized Experience、バックオフィス業務の自動化を行うFinance Automation、シームレスな金融サービスに一体化するEmbedded Financeの3つのオファリング体系から成ります。
このうち、Personalized Experienceの相続人確認業務課題を解決するサービス「FinSnaviCloud」は、24社の金融機関に採用されており(2026年2月現在)、新たに戸籍謄本から相続関係説明図を自動生成する機能の提供を開始し、金融機関における属人的な相続業務の課題解決を支援します。
また、Embedded Financeにある「オンライン診断書連携サービス」は、病院と保険会社をつなげることで給付金の支払い手続きができる新規開発サービスで、これまで被保険者・受取人が、病院から発行される診断書をもとに保険会社へ請求していた給付金の支払いを、オンラインにてワンストップで完結できるようになるものです。被保険者・受取人がオンラインで診断書を受領し、保険会社に提出できるため紙の手続きが不要になる業界初のサービスです。2026年5月からの提供を予定しています。
そのほか、Embedded Financeを実現するプラットフォームの検討を進めており、企業の事業活動に即したタイムリーな資金共有による、中堅・中小企業の成長とサプライチェーンの持続可能性を強力に支援します。

図2:「Uvance for Finance」のラインナップ
今後について
当社は、今後とも「Uvance for Finance」を通じて、金融機関へ貢献する製品、サービスのラインナップを拡大、金融機関におけるビジネスの高度化を具現化し、より豊かな社会の実現を前進させます。
今後、「Uvance for Finance」をベースとした機能強化や追加開発においてAIドリブン開発基盤AI-Driven Software Development Platform(注3)を適用し、AI活用によるスピード向上と自動化を強化していく予定です。
当社は、社会課題を解決する事業モデル「Uvance」の金融機関向けのビジネスについて、2030年度(当社の決算期は3月末日)に2,000億円の売上を目指します。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
注1 FICO:
Fair Issac Corpration、本社:米国モンタナ州ボーズマン、CEO:Will Lansing
注2 大規模言語モデル「Takane」:
当社がCohere Inc.と共同開発した大規模言語モデル。
注3 AIドリブン開発基盤 AI-Driven Software Development Platform:
ソフトウェアの要件定義から設計、実装、結合テストに渡る全工程をAIで自動化する開発基盤。
関連リンク
Uvance for Finance紹介サイト
FICO公式サイト
「大規模言語モデル「Takane」を活用し、ソフトウェアの要件定義から設計、実装、結合テストに渡る全工程をAIエージェントが協調し実行するAIドリブン開発基盤を開発し、運用開始」(2026年2月17日 プレスリリース)
当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs
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