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公益財団法人日本ユニセフ協会

東日本大震災「10年後のふるさと」七郷小6年生制作 “未来のまち”の模型を展示

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 3月22日~4月15日 定禅寺Gallery(仙台市青葉区) 4月16日~4月28日 せんだい3.11メモリアル交流館(東西線荒井駅構内)

ユニセフ(国連児童基金)は、世界150以上の国と地域で展開する支援活動の中で、子どもたちが支援を受ける側としてだけではなく、様々な活動のプロセスにも参加し、支援や施策そのものにも子どもたちの声が取り入れられる機会づくりに力をいれています。ユニセフ本部の支援を受け東日本大震災発生直後に被災地支援を始めた日本ユニセフ協会(東京都港区・赤松良子会長)も、この考え方に基づき、2011年後半より、「まちづくり学習」「子どものまち」「冒険遊び場」の3つを柱とする「子どもにやさしい復興計画」支援を展開。都市計画・まちづくり学習の専門家である山形大学の佐藤教授や子ども環境学会「東日本大震災復興プラン国際提案競技」コンペで最優秀賞を受賞した竹中工務店と協働し、子どもたちの声やアイディアを地元行政と共有する活動を続けています。

「まちづくり学習」では、被災した公立小中学校を統合した小中一貫校づくりを進める岩手県大槌町の要請を受け、2012年に「未来の教室を考えよう」ワークショップを実施。子どもたちのアイディアも生かされた新校舎が、2016年秋に完成する予定です。また昨年5月より、津波に加え大きな火災により甚大な被害を受け、大規模な区画整理事業が進む宮城県石巻市の門脇地区で整備される3つの都市公園づくりに地元の子どもたちが参加する『子どもたちが描くみんなの公園づくり』ワークショップを実施しています。

今回ご案内する市立七郷小学校の子どもたちを対象にした「未来の七郷まちづくり」ワークショップは、2012年にスタート。仙台市内で最も大きな津波被害を受けた若林区で、大きな被災は免れながらも、復興住宅の整備や地下鉄の新路線の建設などで周辺のまちの姿が大きく変わりつつある中、子どもたちに、未来のまちや社会に対する愛着や夢、希望を持つ機会を創りたいとする学校関係者の思いに応え、毎年この取り組みを続け、昨年3月の『国連防災世界会議』会場でも、子どもたちがその成果の一部を発表する機会を作りました。

昨年11月2日から本年2月2日掛けて実施した2015年度の取り組みで、子どもたちは、「まちづくり」に関する基本的な考え方等に関する授業を受け、実際にまちの中を見学。地域住民などへの聞き取りや資料、インターネット等を通じまちに関する様々な情報を調査・収集し、「市長」や「区長」などを選出して、グループ毎に「未来の荒井」のアイディアを模型の形でまとめ、保護者や教員はもちろん、まちづくりに取り組まれている地域の方々や行政、工事関係の方々に発表しました。

3月22日から4月28日まで、定禅寺Gallery(仙台市青葉区)とせんだい3.11メモリアル交流館(東西線荒井駅構内)で開催される展示会では、子どもたちがカラフルな発砲スチロールなどを使って制作した縮尺100分の1(2.4m四方)の「未来の荒井南地区」と「未来の荒井東地区」が紹介されます(スペースの都合上、両会場とも途中で展示物の入れ替えを行います)。

報道機関のみなさまにおかれましては、本ワークショップのご取材を通じ、復興やまちづくりのプロセスへの“子どもの参加”に対する社会的な理解と支持の醸成に、ぜひお力添えください。

■□■「復興を担う子どもたちが考えた、未来のまち、七郷2016」企画展■□■
主催: 株式会社竹中工務店
協力: 公益財団法人日本ユニセフ協会、山形大学佐藤慎也研究室、仙台市立七郷小学校
会場: 定禅寺Gallery 仙台市青葉区国分町3丁目4-33 仙台定禅寺ビル1階(地下鉄南北線勾当台駅下車徒歩約5分)
展示スケジュール:  3月22日(火)~4月1日(金) 6年1組、2組、5組の模型
           4月4日(月)~4月15日(金) 6年3組、4組、5組の模型
開館時間: 平日8:30~18:00(土日祝日休館)※4月1日と15日は13時終了(入場無料)

■□■「ふるさと七郷の復興と未来展」■□■
主催: 仙台市立七郷小学校
協力: 東北工業大学近藤祐一郎研究室、山形大学佐藤慎也研究室、仙台市荒井東土地区画整理組合、仙台市荒井南土地区画整理組合、公益財団法人日本ユニセフ協会、株式会社竹中工務店、せんだい3.11メモリアル交流館
会場: せんだい3.11メモリアル交流館(地下鉄東西線荒井駅構内1F)
展示スケジュール:  4月16日(土)~4月22日(金) 6年1組、2組、5組の模型
4月23日(土)~4月28日(木) 6年3組、4組、5組の模型
開館時間: 10:00~17:00(入場無料)

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間としてユニセフ(国連児童基金)を代表する唯一の組織として、ユニセフ活動の広報、政策提言(アドボカシー)、募金活動を担っています。
ホームページ:www.unicef.or.jp

■日本ユニセフ協会による東日本大震災支援活動について
日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部や被災地の団体や自治体、企業などの協力を得て、震災発生直後から支援活動を展開。学校や保健サービスの再開などの緊急支援活動や児童福祉施設再建支援などを実施しました。現在は、「心理社会的ケア支援(心のケア)」、「子どもの保護支援」、および「子ども参画による復興計画づくり支援」の3分野を中心に活動を継続しています。

日本ユニセフ協会東日本大震災緊急・復興支援特設ウェブサイト
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011.htm

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