関東大震災の復興のため設立された同潤会が創り出した鉄筋コンクリート造の「同潤会アパート」は、堅牢で電気・ガス・上下水道が完備された、日本の先駆けとなる画期的な集合住宅でした。アパートは人々の暮らし方も大きく変え、震災禍を乗り越えて立ちあがろうとする都市の人々の憧れの的となりました。本展では、建設当時の同潤会アパートに住む人々のモダンな暮らしの空間と風景を、当館収蔵の当時の写真や、実際の建物で使われていたガス機器などの貴重な設備の現物とともにご紹介します。


開催概要
■会期:2023年7月15日(土) ~ 9 月18日(月・祝)
■休館日:月曜日
但し、7月17日(月・祝) ・ 9月18日(月・祝)は開館、 7月18日(火)は休館
■開館時間:午前10時~午後5時
■会場:ガスミュージアム ガス灯館2階 ギャラリー
■入場:無 料
■ホームページ:https://www.gasmuseum.jp/
展示作品のご紹介
【関東大震災の被害と避難】


【新しい住宅空間】





ガスミュージアムについて

ガスミュージアムは、日本のガス事業に関する貴重な資料を展示・収蔵するために、1967(昭和42)年に東京都小平市に開設されました。
明治の初めにガス灯が灯って以来、台所やお風呂・暖房などいつも私たちのくらしと共にあったガスの歴史を赤レンガの洋館の中でゆっくりお楽しみいただけます。

食文化への学びや体験の提供に取り組む博物館であることが評価され、2022(令和4)年3月に文化庁から「食文化ミュージアム」として認定されました。
また、2022(令和4)年4月、日本の都市ガス事業を牽引した明治時代を代表する実業家である渋沢栄一を紹介するギャラリーも完成しました。新しい一万円札の顔に決まった渋沢栄一が日本の近代化に果たした役割の一端をご覧いただけます。
■アクセス

西武新宿線 花小金井駅北口「花小金井駅入口」バス停より または、JR中央線 武蔵小金井駅北口より
[武21] 錦城高校前経由…東久留米駅西口行き西武バス「ガスミュージアム入口」バス停下車徒歩約3分
西武池袋線 東久留米駅西口より
[武21]錦城高校前経由…武蔵小金井駅行き西武バス 「ガスミュージアム入口」バス停下車徒歩約3分
西武新宿線 小平駅より徒歩約20分(2km)新青梅街道 滝山南交差点角
※駐車場無料